【2017】docomo,au,softbankの学割プランを徹底解説

iphone7 plusジェットブラック

携帯の大手3キャリアが2017年の入学シーズンへ向けて、主に中高生をターゲットとした学割プランを発表しました。大分普及が進んできた格安simの料金に対抗するプランであるとauの田中社長も認めていますが、本当に安くなるのでしょうか?

この記事ではキャリアの新しい学割の仕組みや問題点について解説していきます。特にこの春子供に初めてのスマホを買い与える予定の親御さんに参考にしていただければ幸いです。

auとSoftbank

auとsoftbankのU18学割はほぼ同じ料金体系(20GBのみ後出しのソフトバンクの方が安い)です。従量制のU18専用プラン、家族割、光回線とのセット割がポイントになります。

U18学割の申し込み条件

U18学割の料金プラン

auとソフトバンクのU18学割の特徴は、新設された18歳以下向けの従量制プラン(使用量に応じて料金が変動)になります。以下の料金はすべて税抜き。

U18学割学割なしの場合
3GBまで3390円4200円
4GBまで4200円×
5GBまで4900円5000円
20GBまで5500円(SB:5390円)6000円

上記に加えて、基本料 1700円+インターネット接続料 300円が加わるため、端末代を抜いた合計金額は以下のようになります。

U18学割学割なしの場合
3GBまで5390円6200円
4GBまで6200円×
5GBまで6900円7000円
20GBまで7500円(SB:7390円)8000円

家族割+光回線のセット割を組み合わせると更に安くなる

家族割の適用条件:U18学割契約者の家族が指定プランで新規契約、またはMNP。ガラホなど家族割対象外のプランもあり、また複数のU18学割契約者のみの場合(兄弟など)も家族割の適用外となります。

光セット割の適用条件:「ソフトバンク光」、「auひかり」など各キャリア割引対象の固定通信サービスを契約していること。

家族割と光回線のセット割を組み合わせると、毎月最大2410円割引となり、U18学割プランの月額は以下のようになります。

3GBまで2980円
4GBまで3790円
5GBまで4490円
20GBまで5090円(SB:4980円)

U18学割は19歳の誕生月まで有効

U18の学割プランは19歳の誕生月まで契約が可能であり、その後は自動で通常の20GBプランへ移行します。

au、ソフトバンクともに25歳まではU25割で毎月500円が割り引かれるため、毎月の料金は 7500円となります。早生まれの人ほどより長く学割のメリットを享受できます

家族の新規契約も必要なのが×

キャリアの携帯回線が3000円以下で使える、という謳い文句には魅力がありますが、実際には安さの秘密は学割よりも家族割と光回線とのセット割(合わせると最大で2410円割引)の方にあります。

特に家族割の適用条件は厳しく、子供に加えて家族の新規契約(またはMNP)が必要になる点は要注意。普通、子供にスマホを買い与える際は親が契約しているキャリアを第一に検討するはずですが、両親がすでにauまたはソフトバンクの場合、毎月1000円分の家族割が適用されなくなってしまいます。

auとソフトバンクの今回の施策は囲い込みを意識しすぎて少々トンチンカンな内容になっていると言わざるを得ません。

「従量制プラン」の落とし穴

上記の通り、U18学割のプランは従量制プランを採用しており、毎月利用したデータ通信量に応じて料金が決まるようになっています。

子供が3GBまでしか使わないのであれば確かに安くなりますが、データ通信量を使いすぎてしまうと通常のプランとの差額が小さくなる仕組みになっており、しかも5GBを超えた時点で上限の20GBと同じ料金を請求されてしまいます。

U18学割U25割(20GBプランのみ適用)差額
3GBまで5390円6200円-810円
4GBまで6200円××
5GBまで6900円7000円-100円
20GBまで7500円(SB:7390円)7500円0円(SB:-110円)

子供が親の言いつけを守って3GBまでという通信量を厳格に守らない限り、通常のプランと大差ないどころか、想定より高くつく可能性もあります。

auとソフトバンクのU18学割プランは、3GBで契約したつもりの人から20GB分の料金を搾り取ることを念頭に置いたキャリアらしい狡猾さも感じさせるプランだといえるでしょう。

ドコモの学割

ドコモの学割はau、ソフトバンクに比べてシンプルな仕組みになっています。

ドコモの学割の内容

25歳以下であれば、1年間毎月1000円引、その後も26歳までは毎月500円引※、ということになります。

既にカケホを契約している人は少し内容が異なる

既にカケホを契約している人が学割を受ける際には、2つ注意点があります。

新規やMNPの場合は小容量のデータSパック(2GB)でも学割が適用されますが、既にカケホプランで契約している人が学割を受けるためには大容量プランを選択しなければなりません。

最低維持費の違い

新規契約既にカケホプランで契約
基本料1700円1700円
ネット接続料300円300円
データパック3500円(2+1GB)6000円(20+1GB)
学割(1年間)▼1000円▼1000円(ポイント還元)
月額合計(1年目)4500円7000円
月額合計(2年目)5500円8000円

最低維持費だけ考えれば、すでにカケホを契約している人は学割を使わないほうが安くすることができます。とはいえ、小容量のデータプランは1GBあたりの単価が非常に高いため、通信量を鑑みればそこまで割安感はありません。

家族がドコモであればシェアパックで安くなる

家族内にドコモのカケホプラン(またはカケホライトプラン)を利用している人がいれば、シェアパックを利用することで家族全体のスマホ料金をさらに下げることができます。

具体例として、両親と子供で10GBをわけあう(1人あたり3GB)プランで計算してみます。

トータル
基本料1700円1700円1700円
ネット接続料300円300円300円
シェアパック109500円
シェアオプション500円500円
学割(1年間)▼1000円
月額合計(1年目)11500円2500円1500円15500円
月額合計(2年目)11500円2500円2500円16500円

1人あたり5500円ほどで使える計算になります。親が長年ドコモを使っていれば長期割がききますし、家の固定回線がドコモ光割引の対象であれば更に安くなります。

結局どのキャリアがいいのか?

iPhone 7を購入する際の料金比較

10代(特に女の子)の間ではiPhone人気が圧倒的ということで、以下ではiPhone7を使う際の料金で考えてみます。

iPhoneは端末代だけでみると高額ですが、キャリアの回線で使う場合は月々450〜1000円ほどで購入できる(32GBモデル)ため実質価格はかなり安くなります。

iPhoneは数年に渡り下取り価格が安定している上、simロックを解除すると完全なsimフリーになる(国内向けのandroid機はsimフリー化しても他のキャリアで使えないものがある)という大きなメリットがあり、最終的には格安のマイナー機種を購入するより得になる可能性が高いです。

子供がどうしても欲しいというandroid機がある場合を除けば、iPhoneを買っておいて損はしません。

1/27訂正:ドコモの機種代割引の額が間違っていたので訂正しました。

docomo※ausoftbank
3GBのプラン(学割)4860円(5940円)5821円5821円
iPhone 7(24分割)3429円3300円3670円
毎月の割引▼1890円▼2850円▼3220円
月額合計6399円(7479円)6271円6271円
2年総額166536円150504円150504円

学割だけ適用した基本料(3GBプラン)で比較すると総額はドコモのほうが安くなりますが、ドコモはiPhoneの割引額が小さくiPhone7の代金を含めるとドコモが一番高くなります。

家族2人分で計算

今回の学割では、ドコモはドコモユーザーの家庭が子供に同じキャリアでスマホをを買い足すことを想定しており、auとソフトバンクは親と子供を他社から引き抜くことを主眼においています。

キャリアの思惑通りに契約した場合の料金を比較してみます。

docomo※1au※2softbank※2
子供の学割プラン1620円(2700円)5821円5821円
親のプラン9180円(3GB)6696円(3GB)7489円(7GB)
家族割0円▼1080円▼1080円
月額合計10800円(11880円)11437円12230円
事務手数料3240円3240円×23240円×2
2年合計275400円280968円300000円
光回線セット割▼864円×24▼1522円×2×24▼1522円×2×24
2年合計(光割引こみ)254664円207912円226944円

光回線とのセット割引、機種代金なしで考えると安いのはドコモです。auやソフトバンクは、親がMNPする場合さらに転出手数料 3000円(+解約違約金9500円)が加算される可能性もあります。

ただし上記の通りドコモはiPhone 7の割引額が小さいため、機種代を含めると差額は小さくなる(あるいは逆転する)場合もあります。また光回線とのセット割を考慮すると、ドコモは他社に比べてかなり割高になる点は注意が必要です。

家族でキャリア携帯を使うなら光回線とのセット割が必須

上記の表の通り、光回線とのセット割は割引額が大きく、しかもauとソフトバンクは人数が増えるほどお得になります。

まんまとキャリアの施策にのせられているようですが、格安simに一切の興味が無いのであれば、違約金を払ってでも家族全員を同じキャリア+割引の適用される光回線に統一したほうが高い節約効果があるのは間違いありません。

光回線とのセット割は血縁者であればOKなので、子供が大学生になって下宿を始めた後でも適用し続けることが可能です。

ドコモは光回線とのセット割の割引額が渋く、この割引を含めた条件だと他社より大分割高になります。どうしてもドコモにこだわる場合は、ドコモ関連の料金が10%還元になるdカード ゴールドの利用は必須。年会費が1万円かかるカードですが、家族2人以上ドコモ+ドコモ光であれば毎年2万円以上のポイント還元が受けられるので十分元はとれます。

キャリアの契約はできれば3月が良い

携帯キャリアの書き入れ時は、新生活が始まる前の3月です。この時期は各社が契約者の争奪戦を行うため、各ショップ特有の大幅割引キャンペーンなどが展開されます。

規制により以前ほどの大幅キャッシュバックは影を潜めていますが、それでも普通に契約するより有利な条件を提示されることが多いので、子供の携帯の契約はできれば3月まで待ったほうがオトクになる可能性が高いです。

また年度末は光回線の工事も混み合うため、早いうちに光回線を契約しておき、3月に子供の携帯を契約するようにすれば初月からセット割の料金が適用されるのでお得です。

iPhone 7を格安simで使っても月額5000円程度にはなる

iphone7 plusジェットブラック

10代の間ではiPhoneの人気が圧倒的なので、以下では最新のiPhone 7を購入する前提で格安sim「LINEモバイル」の料金を計算してみます。

Apple Storeで購入できるsimフリーのiPhone 7 32GBモデル 税込 78624円を24分割で考えると月額3276円になります。こちらを格安simで使うと仮定。

LINEモバイル+simフリー
3GBのプラン1825円
iPhone7(24分割)3276円
月額換算5101円

格安simの場合、端末代込みでも5000円程度にはなるため、光回線とのセット割や家族割を組み合わせることが出来ないのであれば、高額なiPhoneを利用する場合でもキャリアより安くなるケースが多いです。

LINEモバイルはLINEの年齢認証が可能、各種SNSの通信量はノーカウントなど学生にピッタリの格安simなので、家計の節約を考えるならこちらも選択肢にいれておくといいでしょう。

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