ついに発売されたiPhoneの10周年記念モデル「iPhone 8 / 8 plus」、そして最上位モデルである「iPhone X」をどのキャリアで買えばいいか、どこで買うのがお得かを比較してみます。
2017年 新型iPhoneの基本
iPhone 8/8 plus
iPhone 8/8Plusは従来のiPhone7/7Plusの正当進化版になります。
- 8 /8 plusの主な変更点
- ワイヤレス充電に対応(充電器は別売)
- 4K/60fps動画の撮影に対応
- 容量が64GB、256GBの2種類に
- ピンク、ジェットブラックモデルがなくなり、スペースグレイが復活
その他、CPUやディスプレイの基本性能が向上しています。防水性能やFelicaによる電子マネー機能ももちろん搭載。
iPhone X
10周年記念として、上位モデル「iPhone X(テン)」が登場。
iPhone X | iPhone 8 plus | |
---|---|---|
ボディサイズ | 143.6×70.9×7.1mm | 158.4×78.1×7.5mm |
ディスプレイサイズ | 5.8インチ | 5.5インチ |
ディスプレイ | 有機EL | LCD |
解像度 | 2436×1125 | 1920×1080 |
ホームボタン | なし | あり |
認証 | 顔認証 | 指紋認証 |
望遠レンズの手ぶれ補正 | あり | なし |
インカメラのポートレートモード | ◯ | × |
Apple Storeの価格 | 112800円〜 | 89800円〜 |
一番のポイントは、物理ホームボタンが廃止され余白のない全面ディスプレイが採用されている点。iPhone Xは8 plusより一回り小さく重量も軽いですが、ベゼルレスなのでディスプレイサイズ(対角線の長さ)は8 Plusより大きくなっています。
またiPhone Xの望遠レンズはiPhone 8 PlusのものよりF値が小さく、手ぶれ補正も搭載。インカメラでもポートレートモード(背景ボケを再現するエフェクト)が利用でき、自撮りでの表現の幅が広がります。
関連:iPhone XとiPhone 8どちらがいいか?顔認証(Face ID)には不安も
日本向けのiPhoneはすべて同じ型番
総務省の指示によってsimロック解除が義務付けられたこともあり、6s以降の日本向けiPhoneは3キャリア、Apple Storeのsimフリーいずれも同じ型番で統一されています。
最新型のiPhoneについてもキャリアごとの型番(モデル番号)は同じです。
- 公式:iPhone 8/8 Plusの仕様 – Apple
- iPhone 8 (A1906)
- iPhone 8 Plus (A1898)
- 公式:iPhone Xの仕様 – Apple
- iPhone X (A1902)
つまり、どこのキャリアで買っても、simロックさえ解除すればApple Storeで売っているsimフリー機と全く同じものになります。
2017年12月1日より、一括で購入したiPhoneはその場でsimロックの解除が可能(3キャリアすべて)になりました。
分割購入したiPhoneのsimロックの解除は、契約から101日経過後に申請することができます。
3キャリアの維持費の最安値
iPhoneを24分割で購入した時の最低維持費(税込、機種代割引以外の値引きを除く)を比較してみます。
- 各キャリアの最安プラン
- ドコモ:カケホライト+2GBのデータ通信
- au:ピタットプラン シンプル(データは1GBまで、通話は従量制)※
- ソフトバンク:スマ放題+2GBのデータ通信※
※ au、ソフトバンクの「通話が5分かけ放題+1GBプラン」は機種代金の割引がなく、料金がかなり高くなるので絶対に選択してはいけません。
iPhone 8の維持費
機種変更
docomo | au | softbank | |
---|---|---|---|
基本料金 | 1836円 | ピタットプラン | 2916円 |
インターネット接続料 | 324円 | 324円 | |
データパック | 3780円(2GB) | 3218円(1GBまで) | 3780円(2GB) |
iPhone 8 (64GB) | 3699円 | 3810円 | 3930円 |
機種代金相当の割引 | ▼2376円 | 0 | ▼2810円 |
合計 | 7163円 | 7028円(※5948円) | 8140円 |
※ auは新規と機種変更が同じ価格になります。またピタットプラン、フラットプランで契約するとキャンペーンにより最初の1年は1080円引き。
新規、MNP
docomo | au | softbank | |
---|---|---|---|
基本料金 | 1836円 | ピタットプラン | 2916円 |
インターネット接続料 | 324円 | 324円 | |
データパック | 3780円(2GB) | 3218円(1GBまで) | 3780円(2GB) |
iPhone 8 (64GB) | 3699円 | 3810円 | 3930円 |
機種代金相当の割引 | ▼2376円 | 0 | ▼3210円 |
合計 | 7163円 | 7028円(※5948円) | 7740円 |
iPhone 8 Plusの維持費
機種変更
docomo | au | softbank | |
---|---|---|---|
基本料金 | 1836円 | ピタットプラン | 2916円 |
インターネット接続料 | 324円 | 324円 | |
データパック | 3780円(2GB) | 3218円(1GBまで) | 3780円(2GB) |
iPhone 8 plus (64GB) | 4185円 | 4300円 | 4420円 |
機種代金相当の割引 | ▼2367円 | 0 | ▼2810円 |
合計 | 7758円 | 7518円(6510円※) | 8630円 |
新規、MNP
docomo | au | softbank | |
---|---|---|---|
基本料金 | 1836円 | ピタットプラン | 2916円 |
インターネット接続料 | 324円 | 324円 | |
データパック | 3780円(2GB) | 3218円(1GBまで) | 3780円(2GB) |
iPhone 8 plus (64GB) | 4185円 | 4300円 | 4420円 |
機種代金相当の割引 | ▼2367円 | 0 | ▼3210円 |
合計 | 7758円 | 7518円(6510円※) | 8230円 |
iPhone Xの維持費
機種変更
docomo | au | softbank | |
---|---|---|---|
基本料金 | 1836円 | ピタットプラン | 2916円 |
インターネット接続料 | 324円 | 324円 | |
データパック | 3780円(2GB) | 3218円(1GBまで) | 3780円(2GB) |
iPhone X(64GB) | 5211円 | 5340円 | 5460円 |
機種代金相当の割引 | ▼2358円 | 0円 | ▼2810円 |
合計 | 8793円 | 8558円(7478円) | 9670円 |
新規、MNP
docomo | au | softbank | |
---|---|---|---|
基本料金 | 1836円 | ピタットプラン | 2916円 |
インターネット接続料 | 324円 | 324円 | |
データパック | 3780円(2GB) | 3218円(1GBまで) | 3780円(2GB) |
iPhone X(64GB) | 5211円 | 5340円 | 5460円 |
機種代金相当の割引 | ▼2358円 | 0円 | ▼3210円 |
合計 | 8793円 | 8558円(7478円) | 9270円 |
素の維持費の総評
ソフトバンクは基本料の安いスマ放題ライトとデータ通信量2GBプランの組み合わせが不可能なので、ライトユーザーの最低維持費は高くなります。
しかし、2年間使い続けた場合のiPhoneの実質価格はソフトバンクが一番安いので、5GB以上のプランで2年間使い続ける場合はソフトバンクが一番安く利用できます。
またソフトバンクでは今回から50GBの大容量プランが税込1万ちょっとで利用できるようになったので、最安よりもデータ通信の大きいプランが欲しい人はソフトバンクを検討する価値があります。
auはピタットプランがiPhoneでも契約可能になったので、毎月1GB以内の通信量ならば3キャリアで一番安く利用できます。しかしこのプランは機種代金の割引がなく、通信量を使った分だけ課金されるのであまりオススメはできません。くわしくはこちらの項目を参照。
ドコモはソフトバンクと違いカケホライトと2GBのプランの組み合わせもOKなので、去年よりも最低維持費が下がりました。
ただドコモはMNP、機種変更、新規の端末代がすべて同じであり、他社からの乗り換えよりも既存のドコモユーザーを意識した料金プランとなっています。
ドコモ オンラインショップ
- auオンラインショップ
ソフトバンク オンラインショップ
3キャリアの公式オンラインストア
以下では、3キャリア独自のオプションやプランの特徴を解説、比較していきます。
Docomo
家族でシェアするとさらに安くなる
ドコモは2017年5月よりシンプルプランという新しい家族向けの料金プランを発表しました。
これは、家族でシェアするプランを契約すると、2人目以降の機種代を除いた料金が月額1780円(税抜き)から使える、というプランです。
夫 | 妻 | |
---|---|---|
基本料 | 1836円(カケホライト) | 1058円(シンプルプラン) |
SPモード | 324円 | 324円 |
シェアパック5 | 7020円 | 0円 |
シェアオプション | 0円 | 540円 |
合計 | 9180円 | 1922円 |
格安simに興味がないけれど料金は少しでも節約したい、という家庭は家族全員でドコモを利用することを検討するといいでしょう。
3日で3GB制限がない
ドコモには3日で3GB制限がないので、旅行先などで一時的に通信量が増大した場合でも安心です。(au、softbankもカケホプランはこの制限がありません)
dカードでポイントが貯まる
ドコモユーザーはドコモが発行しているクレジットカード「dカード(旧DCMX)」を所有しているだけで携帯料金やドコモ光に1%のポイントがつきます(携帯料金の支払いではポイントは付かないので注意)。さらに支払いを別のクレジットカードにすると、ドコモ関連の料金のポイントを二重取りできます。
溜まったポイントはそのまま携帯料金に充当できるため無駄がありません。年に1回の利用で年会費も無料ですし、カード発行時にはキャッシュバックもあります。普通に使っても還元率1%のお得なカードなので持っていて損はないでしょう。Apple Payにも対応。
dカードの詳細はこちら:CMでもおなじみ!docomoのクレジット「dカード」を徹底解説!
DAZN(ダ・ゾーン)が安く利用できる
DAZN(ダ・ゾーン)はスポーツに特化した動画ストリーミングサービスで、Jリーグやドイツ ブンデスリーガ、MLB、広島カープやベイスターズの一部試合などをリアルタイムで見ることができます。
会費は毎月1750円ですが、ドコモユーザーは980円で利用することができます。特にJリーグはスカパーとの契約が終了してDAZN以外で見られない試合が増えたので、Jリーグのサポーターはドコモを検討するといいでしょう。
僻地に強い
LTEに関してはauやsoftbankに遅れをとっているエリアもありますが、山や島など3Gしか届かないエリアの電波はドコモが圧倒的に強いです。登山、釣りなどアウトドア趣味の人はやはりドコモを持っていると安心です。
光回線とのセット割が渋い
3キャリアとも電話、WIFIの固定回線とのセット割プランがありますが、ドコモは割引額が小さくau、ソフトバンクに比べてお得感がありません。
スマホのキャリアと家の固定回線を揃えるのであれば、auやソフトバンクの方が安くなることが多いです。
公式Link:ドコモ オンラインショップ
au
au WALLETが便利
au WALLETのプリペイドカードはAmazonプライムなど普通はクレジットカードでしか登録できないサービスを利用できるため、クレカを所有していない人の強い味方です。
溜まったポイントはauの携帯料金にあてることができるため無駄になりません。
公式Link:au WALLET
ピタットプラン+ビッグニュースキャンペーン
auではiPhone 8/Xでもピタットプランが選択できるようになりました。ピタットプランは機種代金相当の割引がつきませんが元々の基本料と通信量が安いので、トータルではauのプランの中で一番安く運用できます。
さらに、12/31までにピタットプランとフラットプランで契約すると、ビッグニュースキャンペーンにより12ヶ月間1000円(税抜)が割り引かれます。
ただし、ピタットプランはデータ通信を使った分だけ課金されるので、通信量が増えると料金が最安にならない可能性があります。
- 料金比較条件
- iPhone 8 64GB新規
- ピタットプラン、フラットプランはビッグニュースキャンペーンの割引込み
- ピタットプラン、フラットプランは通話定額がないシンプルを選択
- 24ヶ月間の合計額
1GB | 2GB | 3GB | 5GB | 20GB | |
---|---|---|---|---|---|
ピタットプラン | 15万5712 | 18万1632 | 20万7552 | 23万3472 | 25万9362 |
フラットプラン | 23万4000 | ||||
スーパーカケホ | 21万8448 | 18万8064 | 20万8800 | 23万4720 |
毎月の通信量が2GBまではピタットプラン、2〜5GBならばスーパーカケホ+データ定額、5GB〜20GBならばフラットプランが一番安い、ということになります(2年間の合計金額)。
絶対に通信量が2GBを超えることがない、という人以外は従来のスーパーカケホ+データ定額(3GB以上)の方がおすすめです。
東海道新幹線でau wifiが使えない
東海道新幹線ではdocomoとsoftbankのwifiは使えますが、auの無料wifiはありません。ただし旧プランであるLTEフラットで契約している場合のみ、「Wi2 300 for auマルチデバイスサービス(要登録)」を通じてWIFIが無料で利用できます。
公式Link:Wi2 300 for auマルチデバイスサービス
auのiPhoneは3G回線が使えない
auはiPhone 8/8 Plus、Xに3G回線を提供しないことを発表しています(iPhoneの対応バンド自体にはauの3Gも含まれている)。
参考:auのiPhone X/8/8Plusは3G非対応 なぜ? – ITmedia
とはいえ、近年発売されたauのandroid機ではすでに3Gが利用できなくなっているものも多く、またau系の格安simでも3Gは利用できないため、さほど心配はいらないでしょう。
ただし、現在auを利用していて、生活エリア内でアンテナ表示が3Gに切り替わる場面がある人はドコモやソフトバンクへの乗り換えを検討したほうがいいです。
公式Link:auオンラインショップ
softbank
アメリカ放題
ソフトバンクでiPhone6以降のモデルを使っている人は、簡単な設定を行えばアメリカ本土及びハワイでsimを差し替えずに日本とほぼ同じ感覚で利用できます。
アメリカに短期留学、旅行する人や、年末年始はハワイで、という芸能人のような生活をしている人には重宝するでしょう。
参考:アメリカ放題をハワイで1ヶ月間使ってみました!設定・LINE・使い方・機内モード・注意点など – お金がなくてもハワイに行きたい
Tポイントが使える
普及率の高いTポイントを通信料、端末代金に充当できます。1ポイント1円ですから、ポイントの使い道に困っている人にはいいでしょう。
1人でも50GBプランが使える
ソフトバンクは、今回よりウルトラギガモンスター(1人の契約で50GBのデータ通信が利用できるプラン)を追加しました。
iPhone 8 | iPhone 8 Plus | iPhone X | |
---|---|---|---|
基本料 | 1836円 | 1836円 | 1836円 |
インターネット接続料 | 324円 | 324円 | 324円 |
データパック(50GB) | 7560円 | 7560円 | 7560円 |
端末代(24分割) | 3930円 | 4420円 | 5460円 |
機種代相当の割引 | ▼3210円 | ▼3210円 | ▼3210円 |
合計 | 10440円 | 10930円 | 11970円 |
iPhone(64GBモデル、新規かMNPの場合)の料金を含めても税込み1万円ちょっとで50GBのデータ通信が利用できます。
一人暮らしで家にWIFIがない人などは、一旦このプランを試してみてから光回線を契約するかどうかを判断してみるといいかもしれません。
端末の実質価格が一番安い
ソフトバンクのiPhoneは一括価格が一番高額ですが、割引額も大きいので2年間契約した場合の実質価格は一番安くなっています。
5GB以上のプランで契約するのであれば、ソフトバンクの維持費が一番安いということになります。
2年使わずに途中で解約すると割引が消滅するので機種代金の負担が大きくなる点は注意しておく必要があります。
WIFIが使える場所が多い
日本でもフリーWIFIが使える場所が増えてきたものの、ビジネスホテルなどではソフトバンクのWIFIしか使えない、という所が結構あります。出張や旅行でビジホに泊まることが多い人は、softbankのスマホを持っていればwifiが使える可能性が高くなります。
公式Link:ソフトバンク オンラインショップ
キャリアのiPhoneはどこで買う?
Appleは厳格な価格統制を敷いているため、発売からしばらくの間はどこで買っても同じ価格になります(正規ルートの場合。もちろんキャリアごとの料金は変わります)。
唯一差が出るのはポイントや手数料になります。
一番のおすすめはキャリア公式のオンラインショップ
iPhoneを購入する際に街中のキャリアショップへ足を運んでいる方も多いと思いますが、キャリアショップで買うより公式のオンラインストアを利用した方が時間や料金の面でお得です。
- オンラインストアのメリット
- 頭金が不要
- 機種変の場合は手数料(2000円)が無料(ドコモのみ)
- キャリアショップでの待ち時間がない
- 店頭のセールストークで余計なオプションを契約させられる心配がない
- 万が一分割購入の審査落ちをしても恥ずかしくない
キャリアショップの店頭購入では手数料とは別に頭金(3000円ほど)を請求されることがありますが、オンラインストアではその心配がありません。
キャリアショップは常に混み合っており待ち時間も長く、仕事や学校終わりに駆け込んでも当日受付が終了している場合があるので、新規やMNPの場合でもオンラインショップを利用したほうが快適。
近年は、携帯料金の支払い遅れなどを理由に分割払いの審査落ちをする人も相次いでいます。店頭で店員さんに審査落ちを告げられるのは恥ずかしいので、審査に不安のある人もオンラインストアの方が安心。
今使っている機種を下取りにだす場合は郵送になる(送料は無料)ので少し手間がかかりますが、下取り分のポイントはそのまま携帯料金に充填できるため店頭で下取りに出した場合と違いがでることはありません。
オンラインショップで購入したiPhoneを店舗受け取りすることも可能なので、購入手続きはオンラインで済ませておくのが確実です。
ドコモ オンラインショップ
- auオンラインショップ
ソフトバンク オンラインショップ
3キャリアの公式オンラインストア
一括購入なら家電量販店
キャリアのiPhoneを一括で購入する人は、ヨドバシカメラなど家電量販店で一括購入するとお得になる可能性があります。
分割だと家電量販店のポイントはつきませんが、一括で購入すれば5%のポイントをつけてくれることが多いです。
iPhoneは高額のため、5%でも3000〜5000円くらいのポイントがもらえます。ケースやフィルムの購入資金にするのにちょうど良いですね。。
加えて、家電量販店での一括購入であれば、そのお店のポイントを値引きに使うことも可能。
ただしキャンペーンなどですでに端末代が割り引かれている場合はポイントがつかなかったり、保有ポイントを使えなかったりすることもあります。
また上記の通り店頭購入による頭金が請求されるとトータルではオンラインストアの方が安くなることもあるので、契約前に店員さんに確認をしておいた方がいいでしょう。
アップルストアでキャリアのiPhoneを購入
アップルストアでは、simフリーだけでなくキャリアのiPhone(機種変更、新規、MNP)も購入可能。
Apple Storeでは店員さんとマンツーマンで3キャリアの料金などを比較しながら選ぶことができ、家電量販店やキャリアショップで購入する場合とは雰囲気が違います。
参考:Apple Storeでキャリア版iPhoneの購入、独自の魅力とは – ケータイwatch
おそらく、現在Apple StoreのiPhone在庫はすべてsimフリーであり、キャリアの手続きとセットで契約した時に限りその場でsimロックをかけている※のだと思います。
キャリアの回線で契約した場合、もちろん料金はキャリアのものに準じます。キャリアショップ同様、24分割の割賦で購入、今使っているiPhoneの下取りも可能。
※ simフリーに機種変更、またはMNPという手続きはできません。キャリアの契約を伴う場合は必ずsimロックがかかります。
どのキャリアがいいか自分では決めきれない、という場合はApple Storeで相談しながら購入するのもありでしょう。また簡単なレクチャーも行ってくれるので、初めてiPhoneを購入する人にもオススメ。
simフリー
simフリーのiPhoneはApple Storeでのみ購入可能
simフリーのiPhoneはApple Storeでしか購入できません。近所にApple Storeがなくてもオンラインで購入可能。
公式Link:iPhone 8/8 Plusを購入 – Apple
正規ルート以外で入手したiPhoneでも保証は受けられますが、海外モデルのiPhoneには技適マークがついていない可能性が高く、外国からの観光客以外の人が日本で使用すると法律違反になることもあります。
キャリアの回線で利用する場合、simフリーのiPhoneを購入する意味はない
Apple Storeで購入したsimフリーを使うには、
- キャリアに持ち込んで回線だけ契約する
- 今使っているスマホのsimカードをそのままiPhoneに差し替える(機種によってはsimサイズの変更が必要、auは店頭でsimの交換が必須)
- 格安simを契約する
の3通りが考えられます。
上記の通り、どこのキャリアで購入してもsimロックさえ解除すればsimフリーになるので、docomo、au、softbankの回線でiPhoneを利用するのであればsimフリー機を購入する意味はありません。
むしろ、simフリー機だけを別で購入すると、毎月の割引がつかないので維持費が高くなります。
simフリー+docomo | 参考:docomo新規 | |
---|---|---|
基本料金 | 1836円 | 1836円 |
インターネット接続料 | 324円 | 324円 |
データパック | 3780円(2GB) | 3780円(2GB) |
iPhone 8 (64GB) | 3546円(24分割) | 3699円 |
機種代金相当の割引 | 0円 | ▼2376円 |
合計 | 9486円 | 7163円 |
格安simでiPhoneを利用したい人以外がわざわざsimフリー機を購入する意味はありません。
まとめ
電波に関しては生活エリアなどによってかなり差があるので今回の比較では除外しておきました。ブラウザ、SNS、動画再生、ゲームといった日常的な利用であれば、10Mbpsでも100Mbpsでもほとんど体感の差は感じられないはず。
維持費については、光とのセット割、下取り端末の有無、毎月の通話時間、各社のキャンペーン、さらには次回機種変までの積み立てプランなどあらゆる点を考慮しなくてはならず、自分にとって最適なプランを選択するのは困難を極めます。
こだわりすぎるとキリがありませんが、自宅の光回線とのセット割りが使えるか、将来的に格安simへの移行を考えているのか、の2点だけは絶対に念頭に置いておきましょう。
ドコモ オンラインショップ
- auオンラインショップ
ソフトバンク オンラインショップ
3キャリアの公式オンラインストア