iPhone XとiPhone 8どちらがいいか?顔認証(Face ID)には不安も

iphone xの外観

2017年モデルの最新型「iPhone 8 / 8 Plus」と「iPhone X」、そして旧モデルの「iPhone 7」を比較しながら、どのiPhoneを購入するべきかを個人の感想をふまえながら検討してみます。

細かいスペックの比較はApple 公式の表が見やすいので、この記事では重要な機能に絞って見ていきます。

旧モデル iPhone 7とiPhone 8の違い

大きな変更点のまとめ

CPU、ディスプレイが進化

CPUが最新のA11チップになり、またディスプレイがiPad Proにも搭載されているTrue Toneディスプレイに代わりました。

True Toneディスプレイは周囲の明るさに応じてホワイトバランスを自動調整してくれる機能がついています。

基本性能に関してはiPhone 7を利用していて動作のもたつきを感じたりすることもなく、またスマホサイズの画面ではディスプレイが進化したことをはっきりと体感できるとは思えないので、高グラフィックのゲームが好きな人以外はあまり気にする必要がない変更点といえるでしょう。

無線充電に対応

iPhone7からの大きな変更点は、やはり無線充電に対応したこと。Appleも無線充電用のパッドを2018年に発売する予定ですが、「Qi(チー)」という標準規格の充電器であれば既に発売されているものでもiPhone 8/Xの充電が可能。

しかし、無線充電中はパッドとiPhoneを接触させたままにしなければいけないので、無線充電しながらiPhoneをいじったりするには不便で結局ライトニングケーブル経由の充電をするはめになることもあるでしょう。

寝ている間に愛犬や愛猫にiPhoneを蹴っ飛ばされ、朝起きたら充電されてなかった、といったことも起こりえます。

Apple Watch 3、Air Podなど、他にも無線充電対応の機器を利用している人は複数の機器をケーブルレスで同時に充電できて便利かもしれませんが、iPhone一台だけならば別売りの充電器を買ってまで使いたい機能ではありません。

今後はワイヤレス充電機器をテーブル上に設置したカフェなどが増えていくと思うので、自宅というよりは店先などでスマホが無線充電できるようになれば利便性を感じられそうです。

動画撮影が 4K/60fps に対応

iPhone 7でも4K動画の撮影は可能でしたが、fps(フレームレート※)は30fpsでした。iPhone 8/Xでは60fpsの4K動画撮影に対応したので、より滑らかでヌルヌル動く動画を撮れるようになりました。

ただし4K動画はファイルサイズがとても大きいので、大容量モデルのiPhoneでも多用は禁物です。

海外版のiPhoneでも日本でApple Payが利用できるかも?

iPhone 7から搭載されたFelicaですが、日本でApple Payを利用できるのは日本向けに発売されたモデルのみでした。

未確定ではありますが、iPhone 8は海外モデルでも日本のApple Payが利用できるという情報があります。

どのみち海外版のiPhoneには技適マークがないと思われるので日本在住の人にはあまり関係がありませんが、海外在住だが定期的に日本を訪れている、という人には朗報かもしれません。

iPhone 7との違いのまとめ

iPhone 8はiPhone 7の基本性能を向上させた順当なマイナーアップデートという印象で、現在iPhone 7を利用している人が買い換える必要性は感じません。

iPhone 6s以前のモデルからの買い替えがメインとなるでしょう。

iPhone XとiPhone 8 Plusの違い

チェックしておくべき違い

iPhone Xと8plusの違い
iPhone XiPhone 8 plus
ボディサイズ143.6×70.9×7.1mm158.4×78.1×7.5mm
ディスプレイサイズ5.8インチ5.5インチ
ディスプレイ有機ELLCD
解像度2436×11251920×1080
望遠レンズのF値F2.4F2.8
望遠レンズの光学手ぶれ補正ありなし
インカメラのポートレートモードありなし
ホームボタンなしあり
認証顔認証(Face ID)指紋認証(Touch ID)
Apple Storeの価格112800円〜89800円〜

iPhone Xの方が小さいがディスプレイは大きい

iPhone Xの一番の特徴は、余白のない全画面有機ELディスプレイを採用している点です。

このおかげで画面サイズ(対角線の長さ)は8 Plusより大きいですが、端末のサイズは一回り小さく重量も30gほど軽くなっています。

Plusモデルは大きすぎると感じている人は多いと思うので、このサイズの違いは重要なポイント。

有機ELディスプレイにより解像度も遥かに優れていますが、iPadならまだしもスマホサイズで感動するほどの違いが味わえるかというと?

カメラの性能はiPhone Xの方が優れている

iPhone Xの望遠レンズは8 PlusのものよりF値が小さく光学手ブレ補正も搭載されており、より高性能になっています。

またiPhone Xのみインカメラもポートレートモード(背景ボケを再現するエフェクト)に対応しているので、インスタにセルフィーをアップしている女性などは表現の幅が広がります。

紫のチューリップ

iPhone 7/Plusのポートレートモードで撮影したチューリップ

個人的には、ディスプレイよりカメラ性能の違いがどちらの機種を選ぶかの大きな基準になると思います。

顔認証(Face ID)に対する懸念

全画面有機ELディスプレイの採用とホームボタンの廃止に伴い、iPhone Xでは従来の指紋認証ではなく新たな顔認証技術(Face ID)が搭載されています。

顔認証に対する疑問についてのApple公式の見解

Q1. 写真を使って他人にロック解除されるのでは?暗闇ではどうなる?

Q2. 寝顔にiPhoneを向けてロック解除されるのでは?

Q3. 髪型、ヒゲ、メガネ、帽子などはどうなる?

マスクやサングラスはどうなる?

外見の変化に関しては上記の通り機械学習により対応できるというのがAppleの見解ですが、サングラスやマスクのように顔の一部を覆い隠してしまうアクセサリーを身に着けている場合にどうなるかはまだわかりません。

日本は世界でも有数のマスク大国であり、花粉症の季節や空気が乾燥している冬場にマスクを着用している人は非常に多いです。

顔認証でロックを解除するためにいちいちマスクをずらさなければいけないとしたら、それは指紋認証と比較して大きな欠点になりうるでしょう。

顔認証(Face ID)の精度については実機レビューがでるまで未知数なところが多いです。

Apple Payの支払いがスマートではない?

apple payのヘルプモード

iPhone XでApple Payを利用する場合、端末をかざす前にFace IDによる認証を通さなければなりません※。

現在の指紋認証の場合、端末をお店のリーダーにかざしながら指をホームボタンに当てるだけでいいので自然な動作で認証を済ませることができます。

しかし顔認証の場合、端末をかざす前にiPhoneのディスプレイを覗き込まなければいけないとなるとそれは決してスマートではありません。

万が一Face IDがうまく反応しなかった場合、店員さんや後ろのお客さんから「スマホ見てないでお金払えよ」という視線を送られる可能性もあります。

テーブルの上でiPhoneをいじるのが不便?

空き時間などにiPhoneをテーブルの上に置きっぱなしにしてポチポチいじっている人は結構いると思うのですが、顔認証の場合はiPhoneを一度持ち上げて目を合わせないとロックが解除できません(もちろんパスコード入力ならば解除できる)。

細かいことですが、こういった日常的なところで指紋認証より不便だと感じることが増えそうな気もします。

iPhone Xは年内に入手できるか?

iPhone Xの発売日は8/8 plusより一ヶ月以上遅い11月2日となっています。

昨年のiPhone 7 ジェットブラックモデルのように品薄が続いた場合、予約開始日の争奪戦に敗れるとiPhone Xを手にできるのは年末年始まで遅れる可能性もあります。

まとめ

iPhone Xは操作方法もガラッとかわるため使用感はまだ未知数であり、実際に手にできる時期が読めない点や価格差も考慮するとiPhone 8 / 8 Plusの方が無難な選択かなあという印象です。

新しいもの好きでiPhone 7から買い換えるならXを待つべきだと思いますが、iPhone 6s以前のモデルから買い換えるなら8 / 8Plusの方を検討するのが懸命でしょう。

ちなみにドコモ、au、ソフトバンクでiPhoneを予約、購入するなら公式のオンラインストアが一番おすすめ。一部店舗で請求される頭金(3000円〜)が不要、さらにドコモは機種変の手数料も無料になる上、待ち時間もありません。購入手続きのみオンラインですませて店舗で受け取ることも可能です。

iPhone 6s以前のモデルからの買い替えならば、iPhoneが届くまでの間にApple PayのモバイルSuica用にビックカメラSuicaカードを申し込んでおくといいでしょう。

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ビックカメラsuicaカード

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