あなたがiPhone購入の審査に落ちる理由

いよいよiPhone 7が発売されるわけですが、iPhone 6sの頃より頻発しているのが割賦販売の審査落ち。数年前に比べて端末価格が上昇したこともあり、購入できなかった方の悲痛な叫びが各所から聞こえてきます。

今回は携帯の審査に落ちる理由を簡単に解説します。審査に落ちる理由としては大きく分けて3つ、キャリアの都合でお断りされる場合(通称回線ブラック)、CICの信用情報に問題がある場合、与信枠が圧迫されている場合です。

いずれにせよ、根本的な原因はシンプルで

のどれか、ということになります。

回線ブラックの場合

正式な名称ではありませんが、ネット上ではよく目にする用語なので回線ブラックという言葉を使わせていただきます。

回線ブラックというのは、ドコモ、au、softbankといったキャリア独自の審査に引っかかる状態のことを指します。新規やMNPの場合、端末の分割払い以前に回線の契約すら断られる場合もあり、CICの信用情報よりもまずこちらが優先されていると思われます。

携帯料金の未納がある

現時点で携帯料金を滞納している場合、100%割賦審査には通りません。その場で未納分を全て支払ったうえで、もう一度審査に挑む必要があります。

過去に強制解約させられたことがある

支払いを延滞し続け、携帯を強制的に解約させられたことがあるキャリアでは、端末はおろか普通の新規回線契約すらさせてもらえない可能性が高いです。自業自得としか言えませんが、とりあえず他のキャリアをあたってみるしかないでしょう。

支払い遅れを繰り返している

各キャリアで定められた支払日までに携帯料金を払わないと、はがきで催促状が来ますね。これは割と経験したことがある人が多いかもしれません。数回程度ならあまり問題がないことが多いようですが、常にはがきが来てから携帯料金を支払っていたり、あるいは直近数ヶ月で支払い遅れを経験している場合などは審査に通らないことがあるようです。

この項目に関しては、下記のCICの信用情報にも関連します。

短期解約を繰り返したことがある

普通の人は当てはまらないと思いますが、過去にMNPこ◯きと言われるような行為をして短期解約を繰り返していた場合、キャリアの契約を断られることがあります。

CICの信用情報に問題がある

CICというのは大雑把に言えば、あなたがお金にルーズかどうかを記録している機関です。ローンを組んだり、クレジットカードを申し込んだりするとき、CICにあなたの情報を渡しますよ、という規約が必ず書いてあります。

クレヒス

クレジットやローンの支払いを期日通りに行っていれば、CICに良い評価が蓄積されていきます(俗にいうクレジットヒストリーというもの)。携帯の端末代もローンに含まれるので、毎月の支払いをしっかり行っていれば少しずつ評価が上がっていきます。

端末代金の支払い遅延

最近では高額なスマートフォンを24分割で購入している人がほとんどなので、携帯料金には端末代が含まれています。分割購入の端末代はローン扱いになるので、携帯料金の支払い遅れ=借金の返済遅れ、ということになり、たった数日の支払い遅れでも信用情報に傷がつく可能性があります。

ブラック

数回の支払遅延程度ならば見過ごしてもらえることもありますが、毎月支払いが遅れていたり、数ヶ月に渡り支払いを滞らせたりすると、支払い能力のないカネを貸すべきでない人物であるとCICに記録され、クレジットカードの契約やローンを組んだりすることができなくなります。この記録は5年間残ります。

携帯料金の支払いに問題がなくても割賦審査に落ちる場合、CICに悪い情報が記載されている可能性が高いです。信用情報は開示できるため、特に思い当たるフシがないのに審査に落ちる場合は一度開示請求をしてみるといいかもしれません。

ちなみにCICは主に民間の金融機関が情報を共有するためのものなので、年金、国保、住民税、公共料金といったものの遅延、未払いは記載されておらず、そちらは審査には影響しません。

巻き添えブラックに要注意

注意しなければいけないのは、学生や、家族分をまとめて支払っているような場合です。

お金を借りる審査においては、収入額よりも継続的な安定収入があるかどうかが重要になります。この点において、収入のない学生(学生のバイトは安定収入とはいえない)のローン審査というのはすこし特殊です。

学生の場合、間接的に親の信用情報をかりている、というのが一般的な見方なので、親がお金にルーズだったり携帯料金の支払い遅延を繰り返していたりすると、巻き添えで審査に通らないこともあります。(ただしその場合でも、直接自分以外のCICをチェックされたり、自分のCICに傷がついたりすることはない)

家族の場合でも同様で、同じキャリアで契約していて、まとめて支払う役になっている妻や夫がいつも遅れて料金を支払っている、なんて場合にはその巻き添えを食らう可能性があります。

与信枠が圧迫されている場合

別のローンが残っている

携帯キャリアの2年縛りと端末の24分割を混同している人が多いですが、両者は全く別ものです。いわゆる違約金のかかる縛りは携帯のプランについているので、機種変更自体はいつでも行うことができます。例えば、手数料だけ支払うことでiPhone 7を購入した次の日にiPhone 7 plusに機種変更することも可能です。

このように、前の機種の24分割料金を払い終える前に機種変更やMNP転出などをした場合、当然毎月の端末代の支払いは2台分になります。キャリアでは1つの電話番号につき2台まで分割払いのローンを組むことができるのですが、2台分支払うだけの信用がないと判断された場合は新しい機種の割賦販売を断られる可能性があります。

新しい機種を購入するときは、できる限り前の機種の残債を払い終えてからにした方がいいでしょう。機種変更する際などに一括で返済することもできます。

ちなみに住宅ローンや自動車ローンが残っている、という場合は、逆にそれだけのお金を貸してもらえるだけの信用が既にあるということなので、期日どおりに支払いを行なっていれば審査にはむしろプラスに働くはずです。

以前使っていた機種代金の支払い忘れ

知らないうちに自分の信用情報に傷がついているケースとして、前に使っていた機種代金の払い忘れがよく挙げられます。特に、24分割の端末代を払い終える前に別の携帯キャリアへ移ってしまった場合などは要注意です。

普通であれば支払いを催促するハガキなどが届くはずですが、引越しをして郵便の転送届けを出していなかったときなどは延々とローンの支払いを延滞してしまっている可能性があります。上記のCICの信用情報に思い当たるフシがない支払い遅れなどが記載されている場合は、このパターンを今すぐにチェックした方がいいです。

単純に収入が足りない?

10万円以上の商品を分割で買う場合、その審査はより厳格になります。そもそも収入が低すぎる場合、ローンの審査に落ちるのは当然の流れです。じゃあどれくらいの収入があればいいか、というのは、雇用形態、雇用年数、配偶者の有無、持ち家の有無などその他の要素も加味されるのでなかなか難しいところですが…

車や家とは桁が違いますから、学生やフリーターだから審査に通らない、といったことはありえません。収入があるのに審査に弾かれる場合は、やはり今までの支払い状況になんらかの問題があると考えられます。

そもそも他人の年収を正確に把握する、というのは税務署や役所以外には不可能なので、無職でない限りは年収が直接的な原因となって審査落ちするケースはないと思います。

審査に落ちた場合はどうすればいいか?

これは審査落ちの理由によって対応が変わります。ただ審査落ちの理由は教えてもらえないため、自分で推測する必要があります。もちろん一括で買えるならそれが一番の解決法になります。

審査落ちの理由を探るには、上記の通りCICに自分の信用情報を開示してみる、というのが一つ。あるいは楽天カードなど審査の甘いクレジットカードを申し込んでみて、カードを発行してもらえなければCICの信用情報に問題があると推定できます。後述のようにクレジットカードを持っていればいくつか解決策が見つかるため、この確認方法はオススメです。

CICに問題がなくキャリアの審査に引っかかっている場合であれば、別のキャリアに移動することで審査を通過できる可能性があります。CICの信用情報が問題となっている場合は、どこのキャリアでも分割購入することはできないと思っておいたほうがいいでしょう。

毎月の携帯料金の支払いをクレジットカード払いにする

クレジットカードを持っているということはそれだけである程度の信用が得られる上、キャリアからすれば万一携帯料金を踏み倒されてもカード会社に請求できるため、審査には有利に働きます。

クレジットカード払いでの携帯料金の支払い実績を作った上で機種変更を申し出てみるといいでしょう。

クレジットカードの分割払いを使う

iPhoneをクレジットカード一括払いで購入した後で分割払いに変更すれば、金利はつくもののiPhoneを分割料金で購入することが可能です。カード会社の分割払いは金利が高く、24分割にすると最終的な支払い総額で1万円以上は高くなるためこれは最終手段といえるでしょう。

雑記

結論として、日頃のお金の支払は期日通りにする、という当たり前のことが出来ていないと後でしっぺ返しをくらうことになる、ということです。基本的に審査落ちの理由は教えてもらえませんし、そもそもキャリアショップの店員さんにも詳細が伝わっていないことが多いので、店員さんに八つ当たりするのは絶対にやめましょう。

思い当たるフシがないなら、まず自分の信用情報の開示、そして親や配偶者がずさんな支払い延滞を繰り返していないか問い詰めてみるしかありません。

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