iPadで電子書籍を読む!自炊PDFリーダーを比較!

kinoppyのアイコン

自炊した電子書籍で読書を始めたので、僕が試したiPad用のPDFリーダーアプリの感想を書きます。日本語は縦書き、右開きの文化があるため海外産のアプリで不自由することが多く、かといって日本産のアプリが完璧というわけでもないためリーダーの選択は難しいです。

i文庫HD

iPadの自炊PDFリーダーの老舗。日本産のため、右開き、縦書きのOCR認識、辞書検索にも対応。しおりという形で文章にハイライトをつけたり、Evernoteに送ったりすることもできます。汎用のPDFソフトでつけたメモやアノテーションも表示されます。

i文庫HDのスクリーンショット

i文庫HDは漫画、小説、文庫本などを含め、あらゆる本を読むのに使えます。Dropbox、Google Drive、Onedrive、Boxなど著名なクラウドドライブにも標準対応しており、手書きの注釈機能がいらないのであればこのアプリだけで十分といえる完成度です。欠点はiPhoneで使えるユニバーサルアプリではないので、iPhone用にi文庫Sという別アプリを購入する必要があることです。

PDF Expert 5(Documents 5)

PDFに手書きでアノテーションを加えたいのであれば、このPDF Expert 5でしょう。4本のペンの色、太さ、透明度をそれぞれ設定してワンタップで切り替えることができます。最近Apple Pencilにも対応しました。

もちろん文字のハイライトやページジャンプ、辞書検索も可能。PDFファイルに目次を埋め込む、メモや新しいページの追加など、PDFに総合的に手を加えることができるアプリです。

クラウドドライブのフォルダをダウンロードして双方向同期できるため、クラウドにPDFファイルを保管している人には非常に便利です。

PDF Expert 5のスクリーンショット

反面、読書専用ではないため見開き表示ができない、海外産のため、右開き、縦書き文字の選択ができない、といった短所もあります。よって小説、文庫、マンガには向きませんが、専門書、論文を読み進めながら手書きで注釈を加えたい、という人にはこのアプリが最適です。

このアプリは無料のファイラーアプリDocuments 5のアドオンとしても使えます。Documents 5単体でも手書き以外の機能は使えるため、まずこちらで使い勝手を確かめてみるのもいいと思います。

Kinoppy

紀伊國屋の電子書籍サービスKinoppyのアプリです。このアプリは、紀伊國屋で購入した書籍だけでなく、自炊PDFを本棚に登録することができます。iOS、AndroidだけでなくWindowsタブレット用のアプリまで用意しているあたり、紀伊國屋の本気を感じさせます。

kinoppyのスクリーンショット

日本産なので右開きに対応、縦書きの文字も検索することができます。もちろんしおりの挿入や見開き表示も可能。
僕はKinoppyで漫画を購入しているのでこのアプリにも期待しているのですが、自炊PDFリーダーとしては致命的な点が一つ。

kinoppyの画質劣化

取り込んだPDFの画質が劣化して文字がかすれてしまいます。画質を設定する項目はないので、今のところどうしようもないです。

Kindle

AmazonのKindleアプリも、自炊PDFのリーダーとして使えます。ただし見開き表示はできない上、ページの右開きにも対応していない(Kindleで購入したものは右開きができます)ので自炊PDFリーダーとしては使いにくいでしょう。

kindleのスクリーンショット

ちなみにこのKindleでは、取り込んだPDFに付加されていたアノテーションは綺麗に消された状態で表示されます。

iBooks

Appleの電子書籍アプリです。PDFの読み込みに対応していますが、右開き、見開き表示は不可、でも縦書きのOCRは認識可能となんとも中途半端な出来。加えて、手書きのアノテーションだけはなぜか表示されません。

iBooksのスクリーンショット

MetaMoji Note

metamojinoteのスクリーンショット

こちらは電子書籍リーダーというより電子ノートアプリですね。非常に細かくペンの設定ができ、PDFに手書きで書き込む用途に使えます。ただし見開き表示ができない、ページの読み込みに一瞬ラグがある(下の画像)、OCR認識されていても文章が検索に引っかからないなど、読書用としては欠点が多いです。

metamojinoteの読み込みラグ

無料でもある程度は使えるので、本ではなくページ数の少ない書類に書き込みをしたい、という事務的な用途であればPDF Expert 5ではなくこちらを使ってみるのもいいかもしれません。

onenote

Surfaceの登場で脚光を浴びつつあるMicrosoftのアプリです。一応PDFを読み込むことができますが、MetaMojiと同様、文章内検索ができないので読書用で使うにはつらいでしょう。こちらとMetaMojiは、読書よりも電子ノートとして活用方法を探したほうが良さそうです。

まとめ

僕が試した範囲では、万能なリーダーとしてi文庫HD、手書き注釈が必要ならばPDF Expert 5をオススメします。どちらも比較的高価な有料アプリなので少し勇気がいるかもしれませんが、自炊PDFを本気で活用していきたい、という人は後悔しないはずです。

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