自炊の電子書籍を活用し始めて分かった長所と短所を解説する

電子書籍を開く

自炊の電子書籍で読書を初めて一年ほど経ったので、その長所や短所、これから自炊電子書籍生活を始めようと考えている方が知っておくべきことをまとめてみました。利用しているPDFリーダーはiPadになります。

自炊電子書籍のメリット

何冊でも持ち運ぶことが出来る

積読

photo by wetwebwork

デジタル音楽プレーヤーと同様、端末の容量が許す限りの本を持ち運ぶことができます。好きなときに好きな本を読めるので、出かける際に持って行く本を選ぶ必要もありません。最近ではiPadも128GBモデルがありますし、それでも入りきらなければクラウドドライブに置いておくこともできます。

本棚のスペースが空く

本棚のスペースがいらなくなるので部屋に余裕が生まれますし、何より引っ越しが楽です。既に今年に入って二回目の引っ越し中なのですが、本の荷造りがないだけで労力が大分軽減されています。本がずらりと並んだ本棚というのもオシャレでかっこいいインテリアではありますけども…

ページを開いたままにしておける

分厚い本と文鎮

分厚い問題集やレファレンス本を開いたままにしておくとき、文鎮などを用いる必要がありません。これが思ったより便利です。

分厚い本でも寝転がって読める

ごろ寝状態で本を読む

photo by Grant

辞書のように分厚い専門書などでも、電子書籍ならばごろ寝状態で読むことができます。iPadの場合、Smartcoverを取っ手代わりにすると安定します。

ipadとスマートカバー

本への書き込みに躊躇しなくなる

pdfにアノテーションをつける

読書効率を上げるためには、アノテーションを付けるのが必須というのはよく言われていることですが、それでも本にペンで手書きの書き込みを入れるのに抵抗がある人は多いと思います。

自炊のPDFファイルであればオリジナルファイルを複製して保存しておけるので、細かいことは気にせずにどんどん書き込んでいくことができます。

自炊電子書籍のデメリット

自炊にかかるコスト

自分でやるにせよ、業者に任せるにせよ、実物の本を電子書籍化するにはお金と時間がかかります。それでも電子書籍ストアの品揃えや出来栄え(Kindleで売っている技術書などはOCR処理すらされていないものもある)の問題もあり、自炊電子書籍を作らざるをえないのが現状です。

最近のタブレットやスマートフォンであれば、初代iPadが登場した頃と比べて格段に処理能力が向上しているため、表示スピードを上げるために自炊したPDFを圧縮したりする必要もなく、多少手間は軽減されていますが…

厚さの感覚がない

本の厚さ

紙の本だと、自分が今どのあたりを読んでいるのか、今読んでいる章はあと何ページくらいで終わるのか、といったことが直感的にわかります。電子書籍の場合でも、サムネイル表示やスライダーがありますが、やはり紙の感覚とは違うものです。

同時に複数の本を開いておくことができない

レファレンス本など複数の本を同時に開いておく、ということができません。一応PDFリーダーアプリによってはタブで同時に開いておくことが出来るものもありますが、やはり広い机に何冊もの本を広げている感覚とは違います。

タブで複数のファイルを開く

iOS9から、iPad Air 2のみ画面分割機能に対応しますが、10インチの二分割では自炊PDFを読む用途にはツライと思います。

ネットショップは実際の本屋とは違う

本屋をうろついて本を物色するあの感覚は、ネットストアを漁っているだけでは決して味わえないものです。本屋に行かなければ決して手に取ることのない本との出会いが待っているのです。

まとめ

自炊電子書籍には紙とは違う長所、短所があり万人に勧められるものではありませんが、人によっては読書や勉強スタイルを劇的に変える可能性を秘めています。特に書き込みながら読みたい分厚い専門書や、料理のレシピ本などは電子書籍との相性がとてもいいです。

料理本のpdf

今後12インチの巨大タブレットが各OSで出揃うと予想されているので、それが実現すればまた一つ自炊電子書籍ライフが捗りそうな気がします。

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