i文庫HDには標準で辞書検索機能、Google、Wikipedia検索機能がついているのでそれだけで十分な人も多いと思いますが、アプリケーション連携機能を使うと更に便利になります。公式のマニュアルだけでは分かりづらいので、簡単な登録法をご紹介します。
Appstoreでアプリをダウンロード:i文庫HD – DWANGO Co., Ltd.
i文庫HDにWeb検索サービスを追加
eurecaを使ってWebサービスのURLスキームを取得する
登録したいWebサービスのURLスキーム(公式マニュアルでは連携URLと呼ばれています)を取得するために、eurecaというアプリを使います。
ここでは例として、読書中にでてきたワードでAmazon検索ができるようにしてみます。下のスクリーンショットはiPhoneのものですが、iPadでも同様の手順でできます。
まずeurecaを起動して右下のアイコンを選択します。
左上の+を選択します。
サイト内検索を追加、を選択します。
Google検索の画面が表示されるので、追加したいWebサイトを開きます。
ページが表示されたら、検索窓に「追加」とだけ書いて検索します。
すると勝手にURL登録画面が立ち上がるので、ここからURLをコピーします。
i文庫HDにURLを登録
i文庫HDのアプリケーション連携画面に移動し、URLを貼り付けます。いつでもデフォルトに戻せるため、元から入力してあるものは消してしまって構いません。
貼り付けたURLの内、 _Q_ を @s に書き換えます。
この検索機能の名前をつけて、使用をオンにします。
実際に使ってみます
文章から調べたいワードを選択、その他をタップします。
するとさっき登録した検索機能が表示されるので、これをタップします。
i文庫HD上でブラウザが開き、検索結果が表示されます。
同じ要領で、インターネット上に存在するあらゆる検索機能をi文庫HDから直接利用できます。Yahoo辞書、goo辞書、ヨドバシカメラ、Google画像検索、楽天市場etc.. 自分にとって必要な機能をドンドン追加してi文庫HDをカスタマイズしましょう。
普段使っているブラウザで検索結果を表示
ちなみに検索結果を他のブラウザで開きたい場合、取得したURLスキームの http の部分を使いたいブラウザのURLスキームに変更します。例えば、Chromeで上のAmazon検索の結果を表示するならば、httpをgooglechromeに置き換えます。
これで先程と同様に検索をかけるとChromeが立ち上がり、結果が表示されます。iOS9からは左上に前のアプリに戻るボタンが追加されたので、ワンタップでi文庫に戻れます。
主要なブラウザのURLスキームは検索すればすぐに見つかりますよ。
他のアプリに検索ワードを渡す
同じ要領で、読書中に気になったワードを他のアプリで検索する方法をご紹介します。この機能を使うには、連携アプリにURLスキームが設定されている必要があります。このURLスキームは、公開してくださっている方のブログなどから収集してこなければなりません。
例として、google mapsを挙げてみます
google mapsで場所検索をするURLスキームは comgooglemaps://?q=場所 です。先程と同じく、場所を@sに代えて、連携アプリケーションの欄に貼り付けます。
これで検索をかければ、google mapsアプリが立ち上がり、検索結果が表示されます。
多くの本格的な辞書アプリをリリースしている物書堂は自社アプリのURLスキームの作り方を詳しく書いてくれていますので、利用中の方は参考にしてみてください。
雑記
ものすごく簡単に説明すると、i文庫HDのテキストを渡すパラメータが @s だというだけのことです。すでにURLスキームを利用したランチャーアプリを使用している人は、そのアプリの文字を渡すパラメータ(seeq+ならば _Q_)を @s に変更すればそのまま使えるはずです。