新潟市美術館で浮世絵展「広重ビビッド」を観覧してきた!

新潟市美術館の外観

歌川広重の貴重な浮世絵作品が見られる「広重ビビッド※」を観覧するべく、新潟市美術館へ行ってきました。

広重ビビッドの入場券

閑静な住宅街にある非常に落ち着いた雰囲気の美術館で、さらにフリーWIFIを完備し飲食持ち込み可能な無料のラウンジもあり、観光だけでなく地元の人が静かに作業をするスペースとしてもおすすめです。

新潟市美術館のアクセス

新潟市美術館は旧齋藤家別邸などが残る閑静な住宅街の中にあり、少々アクセスが悪いです。

白山の住宅街

新潟駅、または白山駅から徒歩で30分以上かかるため、遠方から訪れる場合は車、地元の人は自転車を活用したほうがいいでしょう。

駐車場は美術館の入口前にあり、料金は無料。あまり広くありませんが、人気の展覧会が開催されている期間はとなりの法務合同庁舎が臨時駐車場として開放されます。

新潟市美術館の駐車場

新潟市美術館の概要

新潟市美術館の建物は新潟出身の近代建築家 前川國男氏がデザインしたもので、2015年にデザイナー 服部一成氏監修の元大規模なリニューアルが行われたため非常に綺麗な施設です。

新潟市美術館の館内

美術館にはベーグルカフェが設置されており、こちらだけを利用することも可能。

ベーグルカフェ

美術館の道路を挟んで向かい側は広い公園になっています。

美術館の向かい側の公園

飲食OK、WIFI利用が可能なラウンジスペース

新潟市美術館には飲食OK(持ち込みも可)、フリーWIFI完備のラウンジスペースがあり、地元の人が静かに作業をするスペースとしても利用できます。

新潟市美術館の無料ラウンジ

展示室以外はお金がかからないので、ラウンジを使うだけならもちろん無料です。上記の通り少々アクセスが悪いこともあり、穴場といえると思います。

原安三郎コレクション 広重ビビッド

広重ビビッドの看板

この日のお目当ては浮世絵展「広重ビビッド」。美術に造詣が深かった日本化薬株式会社の元会長 原安三郎氏の没後に発見された浮世絵コレクションを堪能できます。

この展示の見どころは、何と言っても浮世絵のモデルとなった場所の現在の写真と見比べて観覧できるところです。解説も力がはいっており、じっくり見て回るとあっというまに時間が過ぎてしまいます。

歌川広重 「名所江戸百景」

「名所江戸百景」は広重 晩年の名所絵シリーズであり、その名の通り江戸や郊外からの景色を描いた作品群です。

歌川広重 両国花火

両国花火 – 浮世絵で楽しむ江戸名所より

東京に土地勘のある人にとって、現在の風景写真との対比が非常に興味深く感じられます。特にまだ埋め立てられていない浮世絵の中の東京湾の風景は、昔はこんなところからも海が見えていたのか、といった驚きがあります。

歌川広重 品川御殿山

品川御殿山 – 浮世絵で楽しむ江戸名所より

歌川広重 「六十余州名所図会」

「六十余州名所図会」は、五畿七道(ごきしちどう、現在の北海道と沖縄を除くエリア)の名所を描いた作品群。京都の嵐山、鳴門の渦潮など、現在も名所として残る全国の様々な風景を楽しめます。

あらし山 渡月橋

あらし山 渡月橋 – Ukiyoe Gallery.comより

上記の江戸百景にピンとこない人でも、こちらの作品群は自分の見たことがある景色が絶対にあるはず。

歌川広重 鳴門の風波

鳴門の風波 – Ukiyoe Gallery.comより

葛飾北斎の名作も見られる

広重よりも先に絵師としての名声を確固たるものとしていた葛飾北斎の名作もいくつか見ることができます。

葛飾北斎 千絵の海 五島鯨突

千絵の海 五島鯨突 – Wikipediaより

世界一有名な浮世絵である富嶽三十六景の「神奈川沖浪裏」は、素人目に見ても富士山をあえて小さく表現した構図や、カメラのない時代に高速シャッターで水しぶきを静止画のように切り取った波の描写など、北斎の傑出したセンスに驚愕させられます。

冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏

冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏 – Wikipediaより

冒頭に書いたとおり、広重ビビッドは2017/9/16~10/29に北九州市立美術館 分館でも開催されます。

ガイドブックを購入すれば全ての作品が見られる

広重ビビッドのガイドブック

名所江戸百景、六十余州名所図会はともに非常に多くの作品から成るため、広重ビビッドは前期、後期で展示作品が入れ替わる二部制になっています。

会場限定販売のガイドブックにはすべての作品、および現在の比較写真とその解説がそのまま掲載されているため、浮世絵好きは絶対に購入しておくことをおすすめ。価格は2800円ですが、そのボリュームを考えたら値段以上の価値があると思います。

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