シロヤシオも咲く!東北大の植物園 青葉山は素晴らしかった

東北大学 植物園の広場

先日、仙台博物館の「ファラオ展」に行ったついでに東北大学の植物園へ立ち寄ってきました。この植物園は青葉山という国の天然記念物に指定されている場所で、植林まみれのつまらない登山道を歩くより遥かに楽しめるスポットです。

ロックガーデンにはシロヤシオやリュウキンカのような普段目にする機会のない花も咲いていますし、野鳥もたくさんいます。ほとんど人もおらず、仙台周辺で自然の中を散歩したり、鳥や花の写真を撮りたい人は要チェックのスポットです。

東北大学 植物園のアクセス

植物園 本館

東北大学 植物園にはいくつか入り口がありますが、外部の人間が行く場合は植物園本館から入場するのがおすすめです。この周辺には仙台博物館や伊達政宗像で有名な仙台城跡などがあるので、それらを一緒に観光することもできます。

電車の場合は、地下鉄 東西線 国際センター駅から徒歩15分ほど。駐車場にはゲートがありますが無料で車を停めることができます。

植物園の駐車場

東北大学の学生や関係者はもちろん無料で入場可能。冬季は閉鎖されており入ることができません。

東北大学 植物園を散策

本館に入ると券売機があるのでここでチケットを購入してスタッフの人にチェックしてもらいます。すぐ横には青葉山の植生や生物に関する博物館もあります。

植物園 券売機

植物園の植生を解説する博物館

植物園内に入ると開放感のある広場がお出迎え。

植物園の広場

天然記念物である青葉山の解説もあります。

天然記念物である青葉山の解説

GWということで新緑が美しく、しかも全く人がいないという素晴らしさ。

青葉山の新緑

青葉山の新緑

仙台という都会からすぐのところにこんな場所があるなんて羨ましいですね。

青葉山の散策路

青葉山の散策路

植物には名前や解説もつけられています。山の植生に関心のある人だったら1日過ごせそうなくらい興味深い場所です。

青葉山の緑

自然に落ちたと思われるドングリから新芽が大量に生えていて可愛かったです。

ドングリから生えた新芽

特にアップダウンもなく外周を1周回ると1時間くらいです。外周以外にも道がたくさんあるのですが、現在は整備中のようで通行止めの場所が多かったです。

植物園の散策路

ロックガーデン

この植物園のもう一つの見所が、本館のすぐ近くにあるロックガーデンです。湿地から岩場まで整備されており、山に登らないと見られないような花や植物が手軽に観察できます。

ロックガーデン

ロックガーデンの高山植物

綺麗な黄色のリュウキンカ。僕がこの花を初めて見たのは標高2000m以上ある長野の栂池公園自然園だったんですが、この植物園ならお手軽に見ることができます。

リュウキンカ

そしてシロヤシオも咲いています。シロヤシオは特に山登りをする人たちに圧倒的な人気を誇る白いツツジの花です。

シロヤシオ

首都圏のハイカーが集まる神奈川の丹沢では、シロヤシオのシーズン(5月中旬〜6月)に登山渋滞が起こるほどで、この花を撮るために巨大なカメラを担いで登山をしている人がたくさんいます。

シロヤシオツツジ

東北大学 植物園では、気軽に誰にも邪魔されずにシロヤシオを観察できます。

植物園のシロヤシオ

綺麗なシャクナゲも咲いていました。季節の移り変わりに合わせて色々な景色が楽しめそうな場所です。

シャクナゲ

雑記

仙台博物館

わざわざ仙台に観光へ行って植物園へ行こう、という人は少ないかもしれませんが、想像以上に素晴らしい場所なので自然が好きなハイカーやカメラマンなら誰にでもおすすめできる穴場のスポットです。近くには仙台城跡や仙台博物館もあるのでそれらと一緒に訪れてみるといいでしょう。

こんな場所を気軽に利用できる仙台在住者の方や東北大学の学生が羨ましいですね。