【山形】野性味あふれる登山コース!葉山市民荘から葉山に登る!

葉山のブナ林

山形県にある葉山に登ってきました。葉山は有名な月山から東に17kmほどのところにある標高1462mの山です。月山や朝日連峰に比べると人も少なく、登山道も野生感溢れる独特の雰囲気の場所です。

山形 葉山の登山口へのアクセス

葉山市民荘

葉山市民荘の看板

山形の葉山には大きく分けて5つのコースが整備されていますが、メインとなるのは今回紹介する葉山市民荘(葉山林間キャンプ場)を起点とするルートになります。葉山市民荘は山形道 西川ICから30分ほどのところにあります。

市民荘は無料で休憩、トイレの利用が可能。長命水という水場もあります。昔はトイレが24時間利用できたようですが、現在は市民荘の営業時間内しか使えないようです。

葉山市民荘

山形の長命水

その他の登山口については山形県 大蔵村の公式HPがくわしいです。

最初は十部一峠を起点とする一番楽なコースで行く予定だったのですが、峠周辺まで行っても登山口が見当たらず引き返すハメになってしまいました。峠までの道は狭くアプローチが面倒なので、葉山市民荘から登るのが確実だと思います。

山形 葉山に登る

葉山市民荘に車を置いて歩き始めます。市民荘の裏の林道を10分ほど進みます。

葉山の登山口に続く林道

このルートは畑コースという名前が付いており、林道の脇には広大な畑があります。

林道脇の畑

すぐに登山口に到着。この登山口の時点で普通の山とは違う雰囲気が漂います。

葉山登山口の標識

葉山登山口

夏ということもあり植物の生命力にあふれた道です。人が少ないことも相まって、登山道のほとんどが緑に覆われています。

緑に覆われた登山道

樹液の垂れる枝

緩やかに登っていくと明るいブナ林に出ます。立派なブナ林が葉山登山コースの一番の見所です。

葉山のブナ林

葉山のブナ林

周囲が背の高い植物に覆われた区間が多く、まさに草いきれのこもるジメジメの道でした。

葉山の登山道

途中にはいくつか名前の付いたチェックポイントがあります。

一服平

聖仏平

眺望スポットもあり晴れていれば月山が見えるのですが、この日は曇っており真っ白でした。

大尊仏見晴台

一通り登り切るとしばらく平坦な道になります。ただものすごいぬかるんでおり非常に歩きづらい道でした。

ぬかるんだ道

すぐにお花畑というチェックポイントに到着。名前と違って花が咲き誇る場所ではないようです。

お花畑

ここには分岐もあり、岩野コースという方へ降りても葉山市民荘へ戻ることができます。またシャムコースと呼ばれるルートもこちらから分岐しています。

岩野コースへの分岐

お花畑から葉山の山頂までは、小僧森、大僧森という2つのピークを越える必要があります。

お花畑から小僧森を望む

急にぐいっと登ってさくっと降りる、という感じなのでそれほどキツくありません。

小僧森への急斜面

ピークから下を見下ろすと森という名前がふさわしいうっそうとした雰囲気となっています。

小僧森を上から見下ろす

植物に覆われた狭い道を進んでいくと見晴らしの良い尾根道にでます。

葉山の登山道

この日は天気に恵まれず景色は拝めませんでした、残念。

ガスに覆われた尾根道

葉山の尾根道

いよいよ葉山の山頂が見えてきます。

葉山の山頂を望む

山頂の入り口は下手したら見落としてしまうかも、というくらい地味です。

葉山山頂への入り口

葉山市民荘から2時間半ほどで山頂へ到着。山頂の周辺も背の高い植物に囲まれており、とくに見所がありません。

葉山山頂

葉山山頂の標識

山頂で小休憩し、もうすこし先まで進んでいきます。

山頂から奥の院へ進む

15分ほど歩くと赤い鳥居があり、奥の院に到着します。正式名称は白磐神社(はくばんじんじゃ)というそうです。

奥の院の鳥居

奥の院

奥の院のすぐ下にトンボ沼があり、ミツガシワが揃って生息しています。

トンボ沼

ミツガシワ

葉山の山頂がかろうじて見えます。本当は月山も望めるのですが、この日はハズレでした。

トンボ沼から葉山の山頂を望む

奥の院周辺からは山の内コース、肘折温泉コースへの分岐もあります。この日は車で来ていたので来た道を戻りました。往復5時間程度の散策となりました。

肘折温泉への分岐

葉山周辺の温泉

道の駅にしかわの外観

山形の月山周辺には300円で入浴できるかけ流し温泉がたくさんあり、葉山登山の汗を流すことができます。一番近いのは葉山市民荘から車で30分ほどのところにある「道の駅 にしかわ 水沢温泉館」になります。

この周辺は車の流れが非常によくストレスがたまらないため、大江町などの温泉まで足を延ばすのもおすすめ。くわしくは↓の記事で紹介しています。

雑記

葉山のブナ林を登る

登山口から他では見られないような野性味あるコースなのですが、この日は天気が悪く思ったより楽しめなかった、というのが正直な感想です。紅葉シーズンでも人が少なく静かに楽しめるようなので葉山に登るなら10月頃がいいかもしれません。