月山観光の聖地!山形県 大井沢「朝日山の家」に泊まった!

朝日山の家 外観

もう数年前になりますが、山形県 西川町大井沢にある民宿「朝日山の家」に泊まってきたときのことをリポートします。朝日山の家はフライフィッシング、登山、スキーの愛好家が集まる、このエリアでは非常に有名なペンションになります。

「朝日山の家」の読み方は、あさひ/やまのいえ と区切って読むのが正しいみたいです。

朝日山の家のアクセス

朝日山の家は山形県 西川町の大井沢地区という山形屈指の豪雪地帯にあります。大井沢は限界集落といっていいほどの過疎っぷりですが、寒河江川に沿って北は月山、南には朝日連峰を望む風景の美しさは圧巻。

朝日連峰

山形自動車道 月山ICから15分ほど走ったところにあり、車以外でのアクセスは困難です。

いわゆる旅行サイトには登録しておらず、予約受付は電話、FAXのみ。上記の通り大井沢は豪雪地帯なので冬季は営業してないようです。

朝日山の家

設備

朝日山の家の宿泊部屋は、ベッドがあるだけの簡素なつくりです。テレビは食堂にしかありません。

朝日山の家の部屋

ロフトの上にも寝ることができます。

ロフト

お手洗いは共用ですが男女別。部屋、共用部ともにきれいに掃除されているので安心です。

食堂もこの通り清潔。入り口付近には食堂とは別のテーブルスペースがあり、夜な夜な酒盛りをしたり釣り人がお昼休憩をしたりしているそうです。

朝日山の家の食堂

宴会スペース

少し広めのお風呂も完備されていますが、すぐ近くに大井沢温泉という町営の温泉施設があり宿泊者はほとんどそちらを利用しています。入浴料はなんと300円で、朝日山の家に宿泊していると50円の割引券がもらえます。朝7時から営業しているので朝風呂も可能。

大井沢温泉 ゆったり館の外観

大井沢温泉

朝日山の家のお食事

このお宿の一番のウリは何と言ってもお食事です。フジテレビの「食いしん坊!万才」に取材されたこともあるそうです。素泊まりも可能ですが、周辺には何もないのでほとんどの宿泊客が2食付きで泊まっていると思います。

宿泊した日の夕食はコシアブラ、ウド、ゼンマイ、フキなど山菜を中心とした家庭料理でした。かなり大人向け。僕もお酒なしでは完食できないかも…。小さいお子さん連れの場合は事前に女将さんに食事内容を相談したほうがいいかもしれません。

山菜料理

山菜の天ぷら

山形牛のすき焼きや豚肉のしゃぶしゃぶがメインになります。

山形牛のすき焼き

しゃぶしゃぶ

肉に加えてお魚も。日によって焼き魚だったり揚げ魚だったり。

焼き魚

カレイの揚げ物

行者ニンニクとアサリの酒蒸しがめちゃくちゃ美味しかったです。

アサリの酒蒸し

お酒は瓶ビール、日本酒、ワインがあります。公式HPには生ビールが記載されていますが現在は注文できません。

朝食は和定食。朝夜ともご飯や味噌汁はお代わり自由です。コーヒーや日本茶はセルフで飲み放題。夜明け前に出発する場合などは、朝食のかわりにおにぎりなどを作ってもらうことも可能です。

朝の和定食

お値段は2食付きで6800円、素泊まりの場合は4500円。食事のクオリティを考えたら破格といっていいと思います。リピーターが多いのも納得。

朝日山の家の話

朝日山の家は、現在女将さん一人で切り盛りされています。この女将さんがとても中学生の孫がいるとは思えないほど若々しく可愛らしい方で、女将さんに会うためにわざわざ泊まりに来るファンもいるらしいです。

寒河江川

数年前急逝されたご主人は大井沢地区のキャッチアンドリリース制度など、フライフィッシングのルール作りに尽力された有名人。その父も大井沢の長老的存在のマタギで、ご主人の姉夫婦は道の駅 西川の近くにある「蛙の子」という蕎麦屋さん(安くてめちゃくちゃ美味しいです)を経営しているなど、この周辺では有名な一族のようです。

大井沢の話

オオヤマザクラ

朝日山の家がある大井沢地区は人も少なく、本当にいい景色が広がっています。綺麗なフクジュソウやオオヤマザクラ、水芭蕉も至る所で見られます。

フクジュソウ

現在では釣り、登山、スキー以外の人が訪れることはほとんどないみたいですが、今後はカメラマンやロードバイクの愛好家がじわじわと増えていくのではないかと予想されます。

大井沢温泉のすぐ近くには寒河江川沿いに広場のような場所があり、テントやキャンピングカーで泊まっている人がちらほら見受けられます。寒河江川は運が良ければヤマセミにも会うことができるので、人気(ひとけ)のなさも相まって通な野鳥撮りのカメラマンが待機しているようです。

ヤマセミ

写真はwikipediaより

交通量も少なく除雪のための路肩が広いのでロードバイクのサイクリングコースにも適しており、毎年6月にツール・ド・さくらんぼというイベントも開催されています。ただまだ知名度は低くイベント時以外はほとんど人がいないため、穴場のサイクリングスポットとなっています。

綺麗な風景の一方で、熊を仕留めた日に熊の血をすするという儀式や、安産祈願として熊の手で妊婦さんのお腹をさするという風習が残っていたり、また戦後アメリカ軍がやってきて何かを行っていた形跡(通称アメリカ橋)があったりと、ディープでミステリアスな逸話のある濃い田舎です。

冬虫夏草(とうちゅうかそう)もたくさんとれるらしく、朝日山の家でも食事中に話の流れで飲ませてもらえました。かなりお高いそうですが、女将さんに頼めば売ってくれるみたいです(数年前の話なので現在は不明)。あくまでも風習として残っているだけで効能もよくわからない怪しいものですが、押し付けで買わされたりすることはないので安心してください。

冬虫夏草

まとめ

朝日山の家は常連さんも多いですが、新規のお一人様もたくさん来られているようです。大人向けではありますが食事もおいしいですし、近くに温泉もあるのでとても快適です。月山周辺で遊ぶ際にはぜひ宿泊を検討してみてください。

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