東北の名峰の大パノラマが広がる穴場!山形 八森山に登る!

八森山 山頂へ続く道

山形県 新庄市にある穴場のハイキングスポット、八森山に登ってきました。八森山は、神室連峰、月山、栗駒山など東北の有名な山々を一望できる素晴らしい場所ですが、登山客はそれらの人気スポットに集まるためほとんど人もおらず、静寂の中で絶景を独り占めできます。

すぐ近くには瀬見温泉というディープな温泉郷があるので帰りがけに汗を流すこともできます。

薬師原コースの登山口へアクセス

今回はメインのルートとなる薬師原(やくしはら)コースで往復しました。この登山口は、JR陸羽東線(りくうとうせん)の鵜杉駅(うすぎえき)近くにあります。

車の場合は国道47号線をJR鵜杉駅へ向かって走り、駅のすぐ横にある踏み切りを渡って道なりに進みます。するとすぐに分かれ道に突き当たります。登山口は左側ですが、道は舗装されておらずかなりエグれている場所もあるため、ジムニーのようなオフロード車でもない限り侵入しないほうが無難です。

薬師原登山口の近く

右側へ行くと川沿いに空き地があるので、ここに車を止めるのがオススメです。電車でも来ることができますが、陸羽東線は2時間に1本くらいしかない牧歌的な路線なので少し注意が必要です。

駐車スペース

新緑の八森山に登る

空き地に車を止めてスタート。登山口までしばらく林道を歩きます。脇にはワラビが大量に生えています。

ワラビ

流れる水も澄んでいて美しいです。

雪解け水

15分ほどで登山口に到着します。

八森山 登山口

八森山 登山届けを提出

最初の難関がこの沢渡り。雪解け水も混じっているのか水量が多く、岩もツルツルのためすこし大変でした。

登山口の沢渡

下のほうは案の定、植林の杉林です。この時点ではイマイチの山かなあという印象でしたが…

植林の杉林

地元の小学生が接地したかわいい標識があり、自分の立ち位置を把握できます。

1合目の標識

徐々に新緑のブナが混じり始め、周囲の山の稜線も姿を現します。

新緑のブナ

新緑の間から見える稜線

道はそれなりに傾斜があるのでグングン標高が上がります。それに伴い植林もなくなり、雑木林が広がります。

雑木林の広がる登山道

こうやって山を眺めると、新緑が下から上へと広がっていく様子がよくわかりますね。

雪がかぶった稜線と新緑

まだ咲いていませんがツバキが集中しているエリアもありました。満開になったらすごい綺麗な道になりそうです。

ツバキに沿った道

イワウチワやショウジョウバカマを発見。以前山形の天童高原を歩いて来た時も感じたのですが、東北の山は足元に花が咲いていて登山道が本当に綺麗なんですよね。丹沢あたりと標高も変わらないのに、全然美しさが違います。冬の間雪に埋もれているのが違いを生み出しているのでしょうか?

イワウチワ

ショウジョウバカマ

そうこうしているうちに五合目に到着。傾斜がそれなりにキツイため、歩いた時間以上に疲労感を感じます。

5合目の標識

5合目を過ぎたあたりからは残雪の上を歩くことになりました。膝には優しいですが、何回かズッコケました。

雪の残る登山道

雪の残る登山道

どこを見ても景色がいいので、適当に写真を撮ってもいい感じになります。

八森山から眺める景色

雪に気をつけながら登り切ると、細い尾根道に出ます。開放感があり美しい道ですが風が強かったのですこし焦りました。

細い尾根道

細い尾根道

遠くに月山と葉山も見えます。雲がかかっているのが残念。

月山と葉山を望む

8合目を越えたあたりからは360度に山々が広がる大パノラマです。こんな良いところに登山客が全くいないなんて不思議なくらいです。

神室連峰

最後は細い笹に囲まれた道を横に歩いていきます。

山頂へと続く道

無事八森山 山頂に到着。雪が残っていたこともあり2時間半ほどかかりました。道中、足跡はいくつか残っていましたがすれ違った人は0。本当に穴場の山です。

八森山 山頂

山頂付近からは槍が先方面へいくこともできますが、この日はスタートで出遅れたこともあり来た道を戻りました。帰りは2時間弱程度。割と急なため意外とスピードがでませんでした。

瀬見温泉で疲れを癒す

八森山の登山口からすぐのところに瀬見温泉郷があります。源義経が平泉へたどり着く前に立ち寄ったという伝説が残っている場所ですが、GWだというのにこの通りガラガラ。

ガラガラの瀬見温泉

日帰り温泉だけという施設はあまりなくて、旅館の温泉に入らせてもらう、という形になるのですが、旅館の大半がアポなしの日帰り入浴はお断りという厳しさ。旅館も外観は年季の入ったところが多く、外から眺めるのは良いけど泊まるのは勇気がいる感じの場所が多いです。

瀬見温泉の年季の入った宿

エビス屋旅館

エビス屋旅館の外観

地元の人に日帰りで入れる温泉を紹介してもらったところ、こちらのエビス屋旅館を紹介されました。とてもフレンドリーでおしゃべりな女将さんがどうぞどうぞと出迎えてくれます。入浴料は500円で、風呂上りにお茶をサービスしてくれます。

エビス屋旅館の中

建物内は年季の入ったものすごいディープな雰囲気。浴室も昔ながらのタイル張りで決して清潔感があるとはいえず、シャワーも二人同時に使うとお湯がでなくなるというポンコツ具合。ただシャワーからでてくるお湯も温泉だったり、湯船も掛け流しで湯質もよく、当初の印象から1周回って好きになってきました。

誰にでもおすすめの温泉です、とは口が裂けても言えませんが、マニアックでディープな温泉スポットを探している人は要チェックです。

おく山菓子店

おく山菓子店

瀬見温泉に行ったら、おく山菓子店の和菓子はぜひ買っておきましょう。どら焼きやスイートポテトが安くて激ウマでした。登山前に寄って間食にするのもいいかも。

雑記

山形の八森山は眺望もブナ林も楽しめる素晴らしい山ですが、ほとんど人もおらず穴場のハイキングコースです。東北の山ということで花も綺麗ですし、こういう山歩きを経験すると丹沢ハイキングあたりはスポーツ的で面白みに欠けるかなあ、なんて思ったりもします。