埼玉県 飯能市にある標高850mの山「伊豆ヶ岳」に登ってきました。奥武蔵と呼ばれるエリアの中でも知名度、人気の高いハイキングコースです。
正丸駅に駐車場、登山口があるためアクセスも良好。登山終わりに休暇村の日帰り風呂を利用することもできるので非常に快適な環境です。
伊豆ヶ岳の登山口 正丸駅のアクセス
電車の場合
伊豆ヶ岳の登山口は、西武秩父線 正丸(しょうまる)駅にあります。池袋駅から1時間半ほどかかるので、都内からは少々遠く感じるかもしれません。
駅前には売店、自販機、トイレがあります。
車の場合
正丸駅の最寄りICは、圏央道 日高狭山ICになります。ICから正丸駅までは50分ほど。
飯能駅周辺を抜けると信号が少なくなりますが、このエリアはアウトドアやツーリングスポットとしても人気で比較的混雑するので、朝早い到着を心がけた方がいいでしょう。
正丸駅の駐車場
正丸駅の前にはコインパーキングがあり、登山者はこの駐車場を利用できます。料金は前払いで1日500円になります。購入したパーキングチケットをフロントガラスからみえるように置いておくシステムです。
この日は週末の午前中でしたが、駐車場はかなり混雑していたので、渋滞回避も含めて早めの到着がおすすめです。
今回歩いたルート
正丸駅から大蔵山を経由して伊豆ヶ岳へ。伊豆ヶ岳から少し戻り正丸峠へ向かい、正丸駅へ戻ってくると綺麗に1周してくることができます。
正丸駅から伊豆ヶ岳まで1時間半。正丸峠を経由して駅まで下山して1時間半。往復3時間程度のお手軽なハイキングなので初心者にも最適。
電車で来ている場合、伊豆ヶ岳山頂から西武秩父線 吾野(あがの)駅へ向かうこともできますが、山頂から駅までは10km近くあるため上級者向けのコースになります。
正丸駅から伊豆ヶ岳に登る
正丸駅から伊豆ヶ岳山頂
正丸駅に車をおいてスタート。駅のすぐ横にハイキングコースへ降りていく階段があります。
しばらくは舗装路を歩きます。
途中に小さい食堂があり、この先が登山口になります。
歩いてきた舗装路を道なりに行くと正丸峠、左の登山口に入ると伊豆ヶ岳山頂方面へ行くことができます。どちらへ行ってもいいですが、先に山頂へ向かった方が気が楽かなと思います。
登山道は植林と雑木林が半々といったところ。巨大な岩も名物となっていますが、道としては少々面白みにかけるかなという感じ。
1時間ほどで大蔵山に到着。正丸駅から大蔵山まではあまり平らな区間がなく、標高差は大したことないもののちゃんとした登山をしている感覚があります。
伊豆ヶ岳山頂の少し手前には、男坂と呼ばれる急な鎖場があります。近くで見ると中々の迫力。現在は登り一方通行に限り通ることが可能です。
見た目ほど難易度は高くないです。ダメそうなら迂回路へ行けばOK。
男坂、または迂回路を通ると山頂に到着。
登山道はイマイチ魅力がなかったのですが、山頂は木漏れ日の差す日陰にツツジが咲いていたり、なかなか良い雰囲気です。
今回は車なので来た道を戻りますが、山頂から更に進むと天目指峠(あまめざすとうげ)や吾野駅へ向かうこともできます。
伊豆ヶ岳山頂から正丸峠へ
山頂で小休憩した後は、少し来た道を戻ります。途中で正丸峠方面へ向かう分岐があるのでこちらへ向かいます。
峠へ向かって尾根沿いを緩やかに下っていく歩きやすい道です。
途中、五輪山、小高山という小さな山も通過します。
40分ほどで正丸峠へ到着。ここには奥村茶屋という飯処もあります。
正丸峠から正丸駅までは少しの間舗装路を下っていきます。本当は下る登山道の入り口が茶屋の付近にあったようなのですが、見逃してしまったようです。
舗装路を少し下ると、再び登山道に戻る道があります。こちらから正丸駅へ向かいます。
相変わらず植林に少し緑のある退屈な道が続きます。
最終的に、行きに通った道の上へ戻ってくることになります。このルートだと正丸駅から伊豆ヶ岳山頂、正丸峠を綺麗に1周してくることができます。
休暇村 奥武蔵で日帰り入浴
正丸駅から車で日高狭山ICへ戻る途中に、「休暇村 奥武蔵」があります。こちらで入浴、ランチ、あるいは宿泊が可能です。
電車の場合でも、西武秩父線 吾野駅から無料の送迎バスで立ち寄ることができます。
- 公式Link:休暇村 奥武蔵
- 日帰り入浴:11:00〜15:00(14:30時最終受付)
- 定休日:なし
- 料金:800円(子半額)
- ランチ営業:11:30〜14:00
休暇村 奥武蔵はまだ出来たばかりなので、非常に清潔です。お風呂は温泉ではありませんが、内湯、露天、サウナとオーソドックスな構成で楽しむことができます。
14時までは日帰りのランチ営業もあります。豚肉の味噌焼きが美味でした。価格も1000円以下のものが多くお手頃です。
雑記
伊豆ヶ岳の名前はよく耳にしていたのでずっと訪れてみたかったのですが、実際には山頂直前の鎖場以外に特に見どころがなく、山道の草花や景色を登山の楽しみとしている人にはイマイチ面白みにかけるかなあというのが正直なところ。
飯能周辺の山ならば、まず大迫力のゴルジュが拝める「棒ノ折山(ぼうのおれやま)」を先に登ってみるのをおすすめします。