PS5の4K 120Hz対応モニタが7万円?Eve Spectrumを考える

eve spectrumのスクショ

運良くヨドバシのPS5の予約抽選に当選したため、モニタなど周辺機器の物色をはじめました。

ヨドバシのPS5当選結果

しかし、どうやらPS5の4K 120Hz出力に対応かつ「HDMI 2.1端子」を搭載したモニタは2020年9月時点では存在しないらしいのです。

そんな中、クラファンではPS5やXbox Series Xといった新世代コンソールの要件を満たすモニターが開発されているのを発見。

この記事ではたった7万円で購入できるらしい4K 144Hz HDMI2.1対応モニタ「Eve Spectrum」について考えてみます。

Eve Spectrumについて

価格、スペックなど

Eveはいわゆるクラウドファンディングで資金を調達して製品開発を行っているフィンランドのスタートアップです。

Spectrum」は2020年初頭からクラファンが開始されたモニタで性能に応じて3種類が発表されており、配送は12月末 → 現在の注文は2月末の予定

もちろん日本への発送も公式にサポートされています。

中でも4Kモデルは144Hz、HDMI 2.1に対応し次世代コンソールのPS5やXbox Series Xの性能を存分に堪能できるにも関わらずたった$669(約7万円)で手に入るらしいということで注目を浴びています。

4K 144Hz、GTG1msの応答速度はもちろんのこと、広域色もカバーしておりデジカメのRAW現像などにも最適。

HDCPについては「対応している」としか表記されていませんが、流石に今の時代に2.2や2.3に非対応な可能性は低いでしょう。

端子類も豊富でPCとゲームコンソールで共有するモニタとしてはほぼ文句のつけようのないスペックだと思います。

スタンドは別売りですが、エルゴトロンのモニターアームなどを利用する人にとっては逆に無駄なゴミがでないので利点とも言えます。

プロトタイプの動画だと見た目は安っぽい感じですが、約7万円で買えるのであれば許容範囲。

ASUSのゲーミングPC用4K 144Hz対応モニタ ROG SWIFT PG27UQ(※HDMI2.1非対応)が約20万円と考えると信じられないコスパですが、残念ながら即決に踏み切れない理由があります。

Eve Vでのやらかし歴

Eveは数年前にEve VというMicrosoftのSurfaceに似たタブレットPCを開発しクラファンを行っています。

この製品は大手ガジェットメディアでも大々的に報道され、各所レビューも概ね好評だったことから世界中から注文が殺到しました。

しかしスタートアップらしく色々あって1年経過しても商品が届かないなどのトラブルが発生。

先行レビューでEve Vを紹介していた海外の人気Youtuberが謝罪動画を出すなどちょっとした騒動となりました。

日本でも被害にあったガジェットマニアがいるようです↓。

やっぱりEve Spectrumはなし?

問題となったEve Vはちゃんと入手できた人もおり、Eve自体は意図的に詐欺的な行為を働いたというわけではありません。

スタートアップにありがちな何らかのトラブルの結果といえるでしょう。

また参考リンクに貼ったnoteの方は返金より商品に固執するという珍しい方なので、他の人に関しては返金処理自体もちゃんと行われているようです。

Spectrumの注文時に必要なのは返金保証の$100(クレカ、またはデビット決済)のみなので、年末にむけてちょっと賭けてみたい人は支援してみるのもありかもしれません。

まあ大手のメーカーでさえドット抜けなど初期不良の多いモニタをスタートアップから購入するのはかなりチャレンジングなので、僕は今の所ステイしています…

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