【iPhone】Apple PayのモバイルPASMOとSuicaの違いを詳しく解説!

モバイルPASMOのロゴ

ついに2020年10月6日よりiPhone(8以降のモデルのみ)のApple Payでも「モバイルPASMO」がサービススタート。

この記事ではすでに4年前からサービスを開始しているモバイルSuicaとの違いを詳しく紹介します。

大きな違いは以下の4つ。

以下、詳しく紹介します。

モバイルPASMOとモバイルSuicaの違い

PASMOとSuica:使えるエリアは同じ

全国の交通系ICカードは2013年から相互利用が開始されたため、以下のカードに対応している駅やお店は全国どこでもモバイルPASMO、およびモバイルSuicaで支払いが可能です。

モバイルPASMOは既存のカード取り込みだけでなくアプリから新規発行もできるので、もちろん首都圏以外のエリアの人が利用することも可能です。

PASMOとSuica:作れる定期券の違い

小田急線と桜

PASMOとSuicaの一番の違いは、作れる定期券の選択肢です。

モバイルSuicaの場合、「定期区間の発着駅のどちらかがJR東日本の駅」でないと連絡定期券の発行ができませんでした。

モバイルPASMOを利用すれば、首都圏の私鉄や東京メトロなどJRの区間外の定期券が発行可能になります!

PASMOとSuica:バス定期およびバス特の扱い

モバイルSuicaも「首都圏のバス定期」と「バス特」に対応しています。

しかしモバイルSuicaのバス定期はバスの営業所で手続きしなければ発行、更新ができず、またアプリ上でバス定期やバス特の情報を確認することができませんでした。

モバイルPASMOでは、アプリ上でバス定期の購入と更新ができるようになります。バス特のポイントも確認可能。

PASMOとSuica:オートチャージ

モバイルPASMOもSuicaと同様にオートチャージに対応していますが、仕組みが若干違います。

PASMOSuica
対応クレジットカード交通会社系のクレジットカードビューカード
オートチャージ利用開始時期申し込み、審査に約3週間即時
オートチャージのタイミング改札入場時、または改札出場時改札入場時のみ

Suicaのオートチャージが設定した残高を下回った状態で「改札に入場時のみ」なのに対し、PASMOは「改札出場時」にも対応しています。

なお上記の通りSuicaやPASMOは全国の交通系ICカード相互利用エリアで使用できますが、オートチャージは首都圏のSuica・PASMOエリアの改札のみでしか動作しないので注意が必要です。

またモバイルPASMOでは対応クレジットカードの登録だけでなくオートチャージ自体にも申し込みと審査が必要で、利用開始まで約3週間ほど時間がかかります。

PASMOのオートチャージ対応カードは私鉄系の会社が発行しているものが中心となります。

モバイルPASMOに対応したクレジットカード

PASMOとSuica:JR東日本の新幹線チケットおよびグリーン券の購入

モバイルsuicaで新幹線を予約

モバイルSuicaはアプリ内でJR東日本の新幹線チケットとグリーン券を購入してiPhoneをそのままチケットとして利用できますが、モバイルPASMOは非対応になります。

PASMOとSuica:エクスプレス予約との連携の有無

新幹線N700

モバイルSuicaはJR東海の新幹線割引サービス「エクスプレス予約」と連携してiPhone1つでチケットの割引購入から乗車までを完結できますが、モバイルPASMOは非対応になります。

モバイルPASMOも割引のない「スマートEx」には対応しています。

モバイルPASMOとモバイルSuica どちらがいい?

PASMOとSuicaの一番の違いは定期券になります。

上記の通り、私鉄や東京メトロなどPASMOでしか定期券が発行できない経路ならばPASMO一択となります。

バスの利用もPASMOの方が便利です。

一方でグリーン券や新幹線など、JRのサービスとの連携は圧倒的にモバイルSuicaの方が優れています。

またSuicaはビューカードがあればエクスプレス予約や即時のオートチャージが利用可能、かつチャージには常に現金換算で1.5%のポイント還元があるため、ポイント周りではSuicaの方が有利になる面が多いでしょう。

ビックカメラsuicaカード

PASMO定期が必要ないならばモバイルSuicaの方が個人的にはおすすめです。

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