格安 ニコニコレンタカーの評判は?実際に借りて確かめた!【口コミ】

ニコニコレンタカーのパンフレット

大手の半額程度で車をレンタルできるニコニコレンタカーを使ってみました。今回異なる二店舗で利用してみたので、その点も含めて長所、短所を書いてみます。

ニコニコレンタカーの長所

価格は本当に安い

2525レンタカーと宣伝されている通り、コンパクトカーであれば6時間2200円(+ガソリン代)からレンタルすることができます。大手のレンタカーと比べるとその価格差は歴然。

24時間レンタルした場合の料金を比較
ニコニコレンタカートヨタレンタカー
軽自動車3600円6500円
コンパクトカー3800円6500円
ミニバン9400円12000円

大手のレンタカーは最新モデルの新車が使えるのでフェアな比較ではありませんが、それでもニコニコレンタカーの安さは魅力的です。

禁煙車、喫煙車を選ぶことも可能。年末年始や夏休みなどのハイシーズンは1日あたり500円(税抜き)割増になります。

カーナビ、FMトランスミッター、チャイルドシートはオプションでそれぞれ+500円(税抜き)がかかります。カーナビはスマホでも何とか代用できます。音楽を聴く場合も、Bluetoothのスピーカーを持参してスマホの音楽を流す、という方がいいでしょう。

全車ETCも搭載されていますが、もちろんETCカードは自分のものを持参する必要があります。エポスカード楽天カードなど学生や主婦でも申込み可能なクレジットカードでもETCカードは発行できます。

ちゃんと保険もついています

交通事故の様子

photo by pargon

この価格でも対人対物無制限の保険がついています。対物保証と車両保証は免責5万円ですが、契約時に1000円(税抜き)払うと免責を0円にすることもできます。

簡単に言うと、万一事故に巻き込まれて車に損害が発生した場合、最大5万円までは自己負担する必要がありますが、あらかじめ1000円を払っておけばその負担が0円になる、ということです。

自損事故(電柱に衝突、壁にこする等)は保険の対象外です。ニコニコレンタカーでは当て逃げや車上荒らしなども自損扱いになると説明を受けました。

NOC(ノンオペレーションチャージ)は保険の対象外

NOC(ノンオペレーションチャージ)は休業補償とも呼ばれ、事故を起こした車が営業できない期間の損失を補填するものです。

万一事故を起こしてしまい、自走不可になってしまった場合は50000円、自走して営業所まで返却できた場合は20000円を支払う必要があります。これは車の修理費用とはまた別のペナルティなので、上記の保険ではカバーできません。

ただ大手のレンタカーでもNOCを0円にする保険は用意されていないことが多いので、これはニコニコレンタカー特有の弱点とはいえません。タイムズのカーシェアにはNOCもカバーする保険のオプションがあります。

ネット予約が簡単

365日24時間インターネットから簡単に予約ができます。会員登録(年会費無料)もあらかじめネットで済ませておけば、会員価格で車を借りられる上、店頭での契約時間を短縮できます。

3日前までならキャンセルも無料です。

ニコニコレンタカーの短所

車はボロい

黒い軽自動車

安さの代償として、やはり車はオンボロです。

ニコニコレンタカーには何度もお世話になっていますが、一番ヒドかった車の走行距離は10万キロオーバー。大手では考えられないですが、そこそこのすり傷も修繕せずにそのままでした。

傷だらけのホイール

エンジン、ステアリング、ブレーキなども恐怖を感じるほどではなかったですが、普段自前の車を運転している人はあきらかな質の違いを感じると思います。

これが格安レンタカーの安さの秘密で、仕入れ値の安い中古車をレンタルしているからこそサービス価格を下げることができる、というわけですね。

ちなみに内装はしっかりと清掃されていて不潔さは感じませんでした。

レンタカーを借りたときにチェックするべきこと

ニコニコレンタカーに限らずですが、レンタカーでは車の傷が最初からついていたのか、借り手がつけたのか、といったことでトラブルになりやすいです。

最初からついている傷については、面倒臭がらずにスタッフと確認しておきましょう。

また給油口のあけ方も絶対にチェックしておきましょう。ガソリンスタンドであたふたしてボンネットを開けてしまったりするのはかっこ悪いですし、もしそれがデートの時だったりしたら悲惨ですからね。

フランチャイズ経営

個々の店舗の経営は独立しているため、サービスにバラつきがあります。空港や駅までの配車、1週間、1ヶ月のレンタルが可能かどうかなどは店舗によりバラバラです。

また一つの店舗で予約が取れないとき、近くにある別の営業所に空きがあったとしても車を融通してもらうことができなかったりします。

原則として乗り捨てはできない

上記の通りニコニコレンタカーはフランチャイズ経営のため、他の営業所に乗り捨てすることはできません。

人件費削り過ぎ?

走るサラリーマン

安いには安いなりの理由があるな、と持ったのはコレ。今回利用した店舗はオフィスと駐車場が100mくらい離れているにも関わらずスタッフはなんと1人。

予約時刻の15分前に到着したときオフィスに人はおらず、何分後かにダッシュで帰ってきたスタッフから説明を受け、いざ契約後もそのスタッフが駐車場まで走っていって配車を行う、というトンデモナイ仕組み。

結局車に乗れたのは予約時間から10分は過ぎたころでした。

店員の方の対応はわるくなかったですし、ある意味ではこの無茶な経営の被害者と言えるかも。

別の日に利用したガソリンスタンドが経営している店舗は、セルフスタンドだったこともあり人手も足りていましたし、返却と同時に給油が行えるのでとても楽チンでした。

まとめ

ニコニコレンタカーのクリアファイル

当たり前の結論ですが、店によって良し悪しは異なるということですね。他の人のレビューを読んでいても、明らかに外れの店舗が存在することは間違いないようです。

上記のようなこともあり、利用するのであればガソリンスタンドなどが片手間に経営している店舗を直接訪れるのをオススメします。

人手が足りていない店舗での配車サービスなどは時間通りに車に乗れないリスクもあるので覚悟しておくべきでしょう。

車はボロなので、東京で借りて大阪まで行く、というような使い方は少し勇気がいります。古い車なので燃費の面でも不利です。

新幹線や飛行機で移動して、移動先で車を借りて乗り回す、という使い方ならばオススメできます。

評判通り、安さゆえの質の悪さを感じる部分はありますが、個人的にはまた利用してもいいかなと思えるサービスでした。

カーシェアリングもおすすめ

格安レンタカーの代わりに会員制のカーシェアリングサービスを利用するというのも選択肢の一つです。カーシェアリングは会員登録さえ済ませておけば、レンタカーのように対人の手続きをすることなく自由に車を利用できます。カーシェアの特徴として、

などが挙げられます。都市部に住んでいるファミリーや一人暮らしの学生が車を利用するのであれば、カーシェアは非常に良い選択肢です。とくに学生は会員費用がかからないので、免許取得後すぐに登録しておけばレンタカーより気軽に車を利用できるようになります。

カーシェアサービスとしては、都内ならカレコ カーシェアリングクラブ、それ以外の地域ならタイムズ カー プラスが有名です。

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