パワースポットとしても注目を集めている東京らしかぬ自然スポット、御岳山(みたけさん)と日の出山に登ってきました。この日は雪も残っており、霧氷(むひょう)も見ることが出来ました。つるつる温泉に車を置いて登ると登山帰りに温泉に入ることもできるので、東京近郊のお手軽なハイキングスポットとしてオススメです。
つるつる温泉から御岳山に登る
御岳山のメインルートは、JR青梅線 御嶽駅から徒歩、またはケーブルで登るルートですが、今回はつるつる温泉から日の出山を経由して御岳山を目指すルートで行きました。
生涯青春の湯 つるつる温泉
つるつる温泉は東京都 日の出町にある温泉施設です。圏央道 日の出ICから20分程度のところにあります。JR五日市線 武蔵五日市駅から路線バスも出ています。駐車場が無料なので、自家用車で御岳山ハイキングに行きたい人はつるつる温泉から登るのが楽です。
公式Link:生涯青春の湯 つるつる温泉
つるつる温泉の営業時間は10時〜20時で、入浴料は3時間まで820円です。営業時間外でも下の駐車場は利用できます。御岳山に登るなら、第2駐車場に車を置くと温泉にも迷惑がかからないですし、登山口も近いのでオススメです。もちろん駐車場を利用させてもらったならちゃんと温泉に入ってから帰りましょう。
温泉は、内湯、露天、サウナというスタンダードな構成です。以前は露天風呂がプラスチックで少々残念な作りだったのですが、現在檜風呂に改装中です。
今回歩いたコース
つるつる温泉→日の出山→御岳山。往路2時間、復路1時間半程度でした。日の出山までは軽い上りですが、日の出山〜御岳山は緩やかなアップダウンしかないのでお手軽なハイキングコースです。
つるつる温泉〜日の出山
駐車場に車をおいてスタートします。つるつる温泉から少し道を下って行くと、道の脇に山道の入口があります。
車が一台通れるくらいの舗装された道です。
10分ほど歩くと、すぐに日の出山ハイキングコースの入り口があります。
この日はまだ雪が残っていましたが、丹沢など比べると人も少ないためか、普通の登山靴でも泥まみれになったりすることもなく歩きやすかったです。
しばらく登ると日当たりの良い、見晴のいいスポットにでます。
木の階段を登るとすぐに日の出山の山頂に到着します。
低山ですが、周りに障害物がなく見晴のいい所です。ここまで1時間程度なので、温泉に入る前に一汗流すのに良いと思います。今回はここからさらに御岳山を目指して歩きました。
日の出山〜御岳山(武蔵御嶽神社)
日の出山まで登ると、御岳山まではほとんど登りがなく、歩きやすい道が続きます。こちらは日当たりが悪く、かなり雪が残っていました。
御岳山に近づくと、突如舗装された道に山荘や車が現れます。日の出山からここまでも1時間程度です。
御岳山で武蔵御嶽神社に参拝する
御岳山の山頂にある御嶽神社に参拝します。雪に差す木漏れ日がパワースポット感を高めています。
残念ながら本殿は改装中でしたが、振り返ればこちらでもいい景色が広がっています。先ほど通った日の出山の山頂が見えます。
御嶽神社は御岳山そのものがご神体であり、山の神の使いとされるオオカミがお犬様として祀られています。それもあってか、御嶽駅側(今回紹介したコースとは反対側)からは、愛犬連れのハイカーも来られていました。
食堂で山菜そばを頂く
ちょうど昼時だったので、参道にあるめし処で山菜そばを頂きました。900円(!)もしたのでちょっとびっくりしましたが、いざ食べてみると想像以上に美味しい蕎麦で大満足でした。雪の残る寒さの中、ダシの暖かさが身にしみます。
こちらのお店も窓際の席は見晴が良いです。
食事を済ませ、来た道を戻ります。御岳山のメインルートは御嶽駅側からこの御嶽神社を通りつるつる温泉へと抜けていくルートですが、せっかく温泉に入った後にバスや電車に乗るのはあまり気が進まないので、自家用車をつるつる温泉に置いて、つるつる温泉〜御嶽神社を往復するルートがおすすめです。
東京なのに霧氷が見られる
今回は雪の残る気候だったこともあり、道中で美しい霧氷(むひょう)が観察できました。霧氷は樹木の表面に発達する氷層の総称で、有名な樹氷はこの霧氷の一種になります。
陽の光が当たると透き通ってまた美しさが増します。狙って見られるものではないのでとてもラッキーでした。
この時期の御岳山は丹沢などに比べると人も少なく、雪山を安全に散策してみたい人はぜひ頭に入れておくと良いスポットですよ。