【改悪!】PDF Expert 7とPDF Expert 6の違いおよび問題点を解説

PDF expert 7のアイコン

iPadでPDFファイルに注釈をつけるアプリとして不動の地位を築いている「PDF Expert」が2019年に「PDF Expert 7」として大幅アップデートされました。

個人的な結論として、相当な改悪となったのでPDF Expert 6との比較も交えて紹介していきます。

PDF Expert 7 購入形態による違い

PDF Expert 6までは、アプリは1200円の買い切り、追加機能(PDFファイルのパスワードロック、PDF文章の編集)の利用がさらに+1200円でした。

決して安い価格ではないものの、機能を考えれば十分に納得できるものです。

しかし、PDF Expert 7からは無料プランと年額5000円!のプロプランに変更となりました。

無料版ではPDFファイルの結合、ページ追加などができないので、これからアプリを購入する人は年額プランでないと大幅に機能が制限されてしまいます。

PDF Expert 7 購入形態の違い

引用:公式サイトより / 注釈は著者による

PDF Expert 6の購入履歴は7にも引き継ぐことができるのですが、一つ重大な欠点があります。

改悪!ツールバーのお気に入り編集機能はプロプランのみ

上記の通り、すでにPDF Expert 6を利用していた人は年額プランを購入しなくても”ほぼ”今まで通りの使い方ができます。

公式サイトでも以下のように明言されています。

If you’ve previously purchased PDF Expert 6, you can still use all the features you had before, without a subscription.

引用元:Readdle 公式ブログより

しかし、ただ一点以前と同じように使えない機能があるのです。

それはPDF Expert 7で新しく追加されたツールバーの編集機能。

PDF Expert 6まではツールバーに「四本のペンの設定を保存」しておくことができましたが、PDF Expert 7ではデフォルトで「一本のペンとマーカー」しかありません。

PDF expertの手書きペンを色、太さ、透明度の違いで書き分けています

PDF Expert 6のツールバー デフォルトで4つのペンが用意されている

PDF Expert 7 デフォルトのツールバー

新しく追加された「お気に入りのツールバー機能」は、ツールバーに常駐させるアイコンを自由に選択できるというもので、これを利用すれば従来と同じように複数のペンの設定を保存することが可能です。

しかし、この機能はプロプランのみ、かつPDF Expert 6の購入履歴を復元しても利用できないため年額5000円の支払いが必要になってしまいます。

つまり、厳密には公式が謳っている「すでにアプリを購入している人は以前と同じ全ての機能が使える」、というのは誤りです。

手書き文字認識、縦書き文字のOCRは相変わらず非対応

他のノートアプリなどではもはや当たり前になっている「手書き文字のOCR認識」は、相変わらずPDF Expert 7でも非対応。

Good NOtes 5の手書き検索機能

GoodNotes 5の手書き文字OCR認識

またページの右開き、縦書き文字の検索にも非対応。

日本人の目線から見て改善してほしかったところは全く進化していません。

この辺りはGoodNotes 5などと比べて詰めが甘いと思います。

PDF Expert 7に対する結論

UIに関しては「注釈」、「署名」、「PDF編集」タブが追加された程度で、アプリの使い勝手自体はさほど変わっていません。

PDF Expert 7の新しいUI

という人ならば大した問題はないでしょう。

しかし、これからアプリをダウンロードする人にとっては機能制限された無料版か5000円のプロプランしかなく、PDFに注釈をつけるアプリとしては多くの人の選択肢から外れるのは間違いありません。

また複数のペンを使い分けていた人もプロプランに加入しなければ今まで通りの使い方はできません。

良いものにお金を払うのは当然ですが、いかんせん「年額5000円」という設定はやや強気すぎないか?、というのが個人的な感想。

買い切りでも利用できるプランがないと新規ユーザーの獲得はおろか、既存のユーザーの離反も招く結果となりそうな気がします。

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