FC版とどう違う?スマホゲーム「ロックマン モバイル」をレビュー【新作】

ロックマンモバイルのアイコン

年末のマリオに続いて、2017年の始まりにあの名作ロックマンがスマホ版としてリリースされました。早速DLしてプレイしてみたので、オリジナル版との違いや操作感をレビューしていきます。

ロックマン モバイルとオリジナル版の違い

タッチパッドによる操作

グラフィックはあのFC時代のドット絵がそのまま移植されています。操作はスマホの両端に表示されるタッチパッド方式。ロックマンはシビアな操作を要求されるアクションゲームということもあり、この操作感に馴染めるかどうかがロックマンモバイルのポイントになります。

ロックマン6 プラントマンステージ

移植に伴いHPゲージの配置も変更されています。ショットボタン、ジャンプボタンの配置はゲームスタート画面から「OPTION→KEY CONFIG」と進むと6パターンから選ぶことが出来ます。

パスワードは廃止されオートセーブに

FC時代、ロックマンのデータを記録するにはパスワードが必要でしたが、スマホ版ではオートセーブ機能がついたので簡単に記録を保存、ゲームの再開ができます。

ロックマンモバイル continue

パスワード機能がなくシリーズの中でもトップクラスの難易度を誇る初代ロックマンも、気軽に楽しめるようになりました。

難易度設定が可能

ロックマンモバイル 難易度設定

スマホ版ではNORMAL、HARDの難易度設定が追加されました。

NORMAL

NORMALは残機が無限で、コンティニューを選ぶと一番近い再開ポイントから再スタートできます。

ボスにやられてもステージをやり直す必要がないため、クリア難易度は大幅に下がりました。スマホで手軽に遊ぶにはこちらのモードで問題ないと思います。

HARD

HARDは従来通り残機設定があり、かつ被ダメージが増加するので難しくなります。被ダメについては、記憶が定かではないもののこちらのHARDモードのほうがオリジナル版に近い印象を受けます。HARDにすると被ダメが増える、というよりは、NORMALだと被ダメが少ない、といった方が正しいかも。

ストイックにやりたい人はこちらのHARDモードで遊んでみるのもいいでしょう。

オートチャージなどの簡単操作機能

スタート画面でOPTIONを選択すると、上述のKEY CONFIG以外にもいくつか設定項目があります。

ロックマンモバイルのオプション設定

AUTO CHARGE中にショットボタンを押した場合の動作

AUTO CHARGE、ATTACKをどちらもONにすると後者が優先され、ショットボタン長押しではバスター連射のみになりチャージショットが打てなくなります

どの機能もオリジナル版をプレイしたことのある人にはクセがあるので、最初はすべてMANUALモードでプレイしてみるのをオススメ。

ロックマン モバイルを実際にプレイしてみて

iPhone 7 Plusの横画面はサイズ感がピッタリ

僕はiPhone 7 Plusでプレイしているのですが、サイズ感はちょうどニンテンドーDSをもっているような感覚なので思ったより違和感がありません。

5インチサイズのスマホだとプレイしやすいと思います。コンパクトタイプのスマホや10インチ以上のタブレットだと少し扱いづらいかも。

やはりタッチパッドの操作が難しい

一般的なゲーム機のコントローラーと違い、タッチパッドには操作した感覚がありません。よってジャンプを押したつもりなのにタップ位置が少しずれていて反応しない、といった場面も多々あり、爽快にプレイするにはかなりの慣れを要します。

またチャージをしながらジャンプボタンを同時押しするのも難しく、ジャンプの最高点でチャージショットを放てないこともよくあります。スマホを握る位置や強さについて試行錯誤が必要です。

難しいのはやはりステージ

上記の通り操作感にクセがあるため、やはり高いアクション操作を要求されるステージの方がボスより難しいです。スマホの操作に慣れていないこともあり、僕はガッツマンステージのオープニングのベルトコンベアですら数十回やり直しました

ガッツマンステージ

ボスは比較的ラク

NORMALは残機が無限なので、何回負けようともボス部屋の前からやり直すことが出来、ゴリ押しでもそのうち勝つことが可能。1体のボスさえ撃破できれば、あとはロックマンシリーズ伝統の弱点武器をつかってより手軽にゲームを進めることができます。

まとめ

とにかくタッチ操作に馴染めるかどうかが肝。最初はなんだこのクソゲーと投げ出しそうになりましたが、文句をいいながらもダラダラやっていると意外とのめり込んでしまいます。

とくにNORMALの残機無限がとてもいい味を出しており、泣きの一回を延々とやってしまいいつの間にか時間が過ぎてしまう、ということになりがちなので用心しましょう。

どの作品をプレイするか?

この記事で紹介したようにチャージショットの扱いにスマホ操作特有の癖があるため、最初はチャージショットがない1〜3からプレイするのが無難。

セーブ機能によりシリーズ屈指の難易度を誇る1もプレイしやすくなりましたが、E缶やアイテム2号のような初心者救済機能がついたロックマン2(おっくせんまんでも有名)が最初のとっかかりとしてはいいかなと思います。

価格は1~6までそれぞれ360円。発売当時何千円もしたソフトがジュース3本分でどこでもプレイできると考えれば、だいぶオトクですね。

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