海老名が誇る蔵元 泉橋酒造がオープンした日本酒レストラン「蔵元佳肴(くらもとかこう) いづみ橋」へ行ってきたのでレポートします。
完全予約制のコース料理とお酒のペアリングで約1万円という、海老名のような田舎ではかなり高級なお店ですが、日本酒好きなら一度は行って見る価値があります。
蔵元佳肴 いづみ橋の店舗情報、アクセス
- 公式サイト:https://izumibashi.com/kakou/
- 住所:〒243-0436 神奈川県海老名市扇町12−33 フィールズ三幸 1階
- 電話番号:046-240-9703
- 営業時間:16:00~22:30 / 14:00~20:30(日曜、祝日のみ)
- 定休日:月曜 / 月二回の日曜休みあり
- 予算:コース料理7000円 + ペアリングの日本酒が2000円 〜 3000円
- 支払い:クレジットカード可
- 予約:完全予約制(ネット予約可)
- 子ども:10歳以上から。子ども用メニューの提供はなし
蔵元佳肴 いづみ橋は会社の酒蔵(→地図でみる)の近くではなく、海老名駅(JR相模線)直結のららぽーと海老名の隣にあります。
小田急、相鉄の海老名駅からは10分程度。
日本酒レストランなのであまり車の利用はないかもしれませんが、周辺にはコインパーキングがたくさんあります。
蔵元佳肴 いづみ橋の日本酒ペアリングコースを頂く
レストランを運営する泉橋酒造は安政四年(1857)に海老名の地で創業した地元では有名な酒造会社。
現在の蔵元は非常に積極的に商品開発、展開を行っており、蔵元佳肴 いづみ橋はそういった事業拡大の一貫としてオープンしました。
ららぽーと海老名の開業に伴い造営されたテナントの一画に店を構え、店内は非常に清潔で今風のインテリアに仕上がっています。
1人から利用できるカウンターの他、テーブル席、8人くらいは入れそうな半個室もあり。
料理は季節に合わせた旬のおまかせコース(7000円)のみで、お酒は料理に合わせてペアリングされたものを頂く形になります。お酒の量はハーフでも結構な量なので、予約する際にはまずハーフから検討するといいと思います。
料理長は元々仙台で和食店を営んでいた方で、長年の知人だった泉橋酒造の蔵元に口説き落とされて神奈川への移住を決心したそう。
蔵元佳肴 いづみ橋では、料理長の出身である宮城の気仙沼、女川港から取り寄せた海鮮と神奈川の地場産品を組み合わせたコース料理が楽しめます。
以下は夏頃に訪問したときのメニュー。
昆布、はまぐり出汁の生うにとホタテに生臭さのないカツオの刺し身。
特に絶品だったのは宮城の名産 産卵前のちちこい牡蠣とホヤ。日本酒のアテにぴったりの味でした。
盛り合わせや伊勢原産 やまゆり牛のイチボなど、海鮮以外のメニューも。器や盛り付けもこだわりが感じられます。
〆は地元産 ゑびな豆とトウモロコシの炊き込みご飯に、はまぐりと雲丹のひやかけ。食後のデザートもあります。
決して安いお店ではありませんが、お酒、料理、接客すべてに満足のいく食事となりました。
ただ、入店してから食べ終わるまで3時間30分以上かかったのが残念。長くても2時間半くらいと見込んでいたのでかなり予定が狂ってしまいました。
この日はさほど混んでいるわけではなかったのですが、料理と料理の間の待ち時間が長すぎて間延び。配膳のスタッフも申し訳無さそうでした。
この日がたまたまだったのか、いつもそうなのかは分かりません。時間が気になる人は食事にどれくらいの時間がかかるのかを問い合わせておいたほうがいいと思います。
自社製の美味しい日本酒に、料理長のコネを利用した宮城産の海鮮と神奈川の地場産品というこの店でしか味わえないオリジナリティ + 価格に見合うクオリティは間違いなくありますが、また完食まで4時間近くかかるとしたら再訪問には二の足を踏んでしまうというのが個人的な感想。