【2020年モデル】Macbook AirとPro 13インチを比較!やはりAirはProには敵わない…

macbook air 2020の画像

2020年モデルのMacbook AirとPro 13インチ(2ポートの下位モデル)の比較、およびどちらを購入するべきかを紹介します。

Air 2020は一見するともはやPro 13インチの下位モデルの存在価値がなくなりそうなスペックと価格を実現していますが、数々の実機レビューを見てみるとスペックシートだけではわからない違いが明らかになってきます。

ちなみに、Air 2020の10世代2コアi3モデルは2019年の8世代2コアi5よりベンチマークが上なので、Airの2020と2019で迷っている場合は迷いなく最新版を購入するべきです。

GeekBench5のベンチマーク
Air 2019(i5)1833
Air 2020(i3)2005

Macbook AirとPro 13インチ 2020モデルの比較

主なスペックと各種ベンチマークの違い

Pro 13とAir 2020年モデル 主なスペックの違い
Pro 13(2ポート)Air
CPU8世代 1.4GHz 4コアi510世代 1.1Ghz 4コアi5
グラフィックIris Plus Graphics 645Iris Plus G7
メモリ8 〜 16GB DDR38 〜 16GB DDR4
SSD256GB 〜 2TB256GB 〜 2TB
Touch Barありなし
ディスプレイ500ニト / P3400ニト / フルRGB
6k Pro Display XDR非対応対応
価格134800 〜114800 〜

見落としがちな違いはディスプレイです。

両者とも解像度こそ同じですが、Pro 13インチは最大輝度が500ニト、色空間はsRGBより正確な色彩を描写できるP3が採用されています。

またAppleの6Kモニタ「Pro Display XDR」については10世代CPUとグラフィックを搭載したAirのみ対応(Pro 13インチも上位モデルは対応しています)。

CPUとグラフィックのベンチマークの定番GeekBench 5のスコア(4コアi5モデル)は以下の通り。

GeekBench 5
シングルコアマルチコア
Air(10世代i5)11833231
Pro 13(8世代i5)9253928
GeekBench 5 metal(グラフィック)
Air(i5)9390
Pro 13(i5)6855

数字だけをみるとグラフィック性能ではAirのほうが上に思われるのですが、unigineのベンチマークを見るとまた違った一面がみえてきます。

unigineのフレームレート
Air(i5)9FPS
Pro 13(i5)10.7FPS

グラフィック性能を計測できるmetalのベンチマークではAirのほうがPro 13インチを圧倒しているのにも関わらず、重いグラフィックのフレームレート(1秒間のコマ数)のテストではPro 13インチのほうが上回っているという結果がでています。

参考に挙げた海外の人気Youtubeチャンネル「Mac Tech」の実機比較では、Air 2020の4コアモデルは高負荷になると冷却が追いつかず内部の温度が100℃近くまで上昇してしまい、CPUのクロック数を維持することができない(サーマルスロットリング)という現象が報告されています。

グラフィック性能のスコアで上回っているはずのAirの方が、4k素材の手ブレ補正や動画書き出しにPro 13インチのほぼ倍の時間が必要になるほどに処理速度が落ちてしまうのです。

10分の4K動画書き出し時間
Air(4コアi7)15分46秒
Pro 13(8世代 4コアi5)8分48秒

この問題は内部の冷却構造というハードウェア面に由来しており、今後もOSやソフトウェアのアップデートで改善される可能性は低いと思われます。

Macbook AirかPro 13インチか?

上記の結果を鑑みると、スペック上では同じ4コアi5でも実際の処理に関しては差があり、長時間CPUに負荷がかかる作業(動画編集、RAW現像など)の場合Airでは排熱構造に足を引っ張られることになります。

内部温度が100℃近いまま長時間使い続けるのはMacの耐久面でも問題があり、故障リスクも上がります。

ディスプレイについてもPro 13インチの方がより正確な色味を表現できるので、特にデザイン系のクリエイターはAirよりProを検討しなければならないでしょう。

Macbookの排熱問題はPro 15インチのi9モデルでも散々話題になり、結局2019年末に発売されたPro 16インチでは軽量化を諦めて大型化かつ2kgという重さと引き換えに漸くまともなバランスのマシンが誕生しました。

しかし新しくデザインされたAir 2020モデルはまたしても構造にやや難があり、実用上ではあくまでもMacの入門機という位置づけで2世代前のCPUを搭載したPro 13インチにも及ばず、オプションを盛るほど実際の性能に対するコスパは悪くなります

Airを4コアi5、メモリ16GBにカスタマイズ(134800円)すると、同スペックのPro 13インチ下位モデル(154800円)との価格差もたった2万円しかありません。

したがって、Air 2020を購入するのであればベースグレードのi3モデルにSSDのオプションのみを検討するのがいいと思います。

CPUは2コアのi3でも2017年以前のPro 13インチとほぼ同等のパワーがあり、もはや一番安いモデルですら普通の人にとってはオーバースペック気味のマシンに仕上がっています。

GeekBench5のベンチマーク
Air 2020(i3)2005
Pro 13インチ 2017(i5)2015

ただし、音楽制作、写真、画像、動画編集などの創作活動を本格的にやっていく予定でMacbook Airにi7やメモリ16GBなどのカスタマイズを検討しているのであれば、下位モデルのPro 13インチ、あるいはもう少し予算を足して上位モデルの13インチを購入するのをおすすめします。

Macbook Air 2020

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