新潟県 浅草岳の麓の温泉宿!入広瀬 浅草山荘に泊まってきた!

浅草山荘の外観

ヒメサユリを求めて浅草岳へ登った帰りに、麓のムジナ沢登山口にある国民宿舎「浅草山荘」に泊まってきました。

設備からサービスまで非常に簡素でシンプルなお宿ですが、価格も安く温泉の質も素晴らしいので入広瀬周辺で宿を探している人はチェックしておいて損はありません。

浅草山荘のアクセス

浅草山荘は日本有数の豪雪地帯である新潟県 魚沼市の入広瀬地区にあります。車の場合、関越道 小出ICから50分、北陸道 中之島見附ICから1時間30分ほどかかります。

小出IC周辺を過ぎると一切コンビニがないので、買い物をする場合はIC周辺で済ましておく必要があります。

鉄道写真でも有名なJR只見線の大白川駅から送迎してもらうこともできるようですが、車がないと移動が不便なのでできれば車で訪れた方がいいでしょう。

浅草山荘に泊まる

館内はとても清潔

浅草山荘は山奥にある古い建物ですが、しっかりリフォームや清掃がなされており館内はとても綺麗なので安心して宿泊できます。

宿泊部屋は広い和室。

浅草山荘の和室

浴衣、タオル、歯ブラシが揃っています。

浅草山荘のアメニティ

水回りも一切の不潔感がありません。トイレはウォシュレットこそないですが、綺麗な洋式です。

浅草山荘の洗面台

ロビーの横には温泉あがりの休憩スペースもあります。自販機も完備。お酒はビールのみ購入可能。

浅草山荘の休憩スペース

後述しますが、浅草山荘は食事の時間が限られているので、部屋で晩酌をしたい人はIC近くのコンビニで飲み物を購入してきて部屋の冷蔵庫を活用したほうが懸命です。

テレビは見られない

一番驚いたのは、このアナログテレビ。地デジチューナーで延命しているようですが。BS1とBSフジの2チャンネルしか映らないので、テレビはないものと考えておいた方がいいでしょう。

アナログテレビ

NHK総合すら映らないテレビはちょっと衝撃的。

auの携帯電話は圏外?

今回、僕らは皆ドコモユーザーだったので普通にスマホが使えましたが、公式サイトにはauの電波が入らない旨の記載があります。

上記の通りテレビも映らないので、本など暇つぶし用グッズの持ち込みは必須。

布団は自分で敷く

浅草山荘は常駐のスタッフさんが2〜3人しかいない非常に割り切った営業形態なので、寝床の準備はセルフで行う必要があります。

浅草山荘の温泉

浅草山荘の温泉

浅草山荘の温泉は温めの源泉かけ流しと ろ過循環の加温浴槽の2つ。金属成分が豊富でうっすら色がついた源泉は格別の素晴らしさ。源泉はかなり温度が低いので冬場は寒いかもしれませんが、夏場の長湯にはぴったりです。

日帰りの場合、万が一この温泉が利用できなかったときは入広瀬駅の近くに寿和温泉という施設があるのでそちらを訪れてみるといいでしょう。

浅草山荘の食事

浅草山荘の食堂は自動ドアで廊下と区切られた空間になります。

浅草山荘の食堂

朝、夜とも一斉スタートなので、時間の融通は効きません。朝食は7:30〜8:30、夕食は18:00〜19:30。

夕飯は豪盛な和定食。地元の野菜や魚をふんだんに盛り込んだ大ボリュームです。

浅草山荘の夕食

ご飯は魚沼産の米が食べ放題。加えて味噌汁が一杯ついてきます。お酒は瓶ビール、日本酒、焼酎の3種のみ。

浅草山荘の夕食

珍しい鮎のホイル焼きなど、価格を考えれば総じて満足度の高い食事でした。ただ天ぷらは揚げたてではなく冷めていました。スタッフが少なく効率重視になるのは仕方がないことでしょうか。

鮎のホイル味噌焼き

朝食もシンプルな和定食。飲み物はお茶と水のみで牛乳などはありません。夜と同じくご飯は食べ放題。

浅草山荘の朝食

周りに御食事処が一切ないこともあり、客が満腹にならないとまずいという配慮なのか朝、晩ともにかなり量が多いです。

浅草山荘の周辺で遊ぶ

浅草山荘といえば、なんと行ってもヒメサユリが有名な浅草岳です。山荘のすぐ近くにムジナ沢登山口がある他、車で20分ほど登ると一番標高の高い登山口であるネズモチ平へ行くことができます。

浅草岳のヒメサユリ

八海山や越後駒ヶ岳などの登山口も比較的近いので、様々な山行のお供に活用できます。

また奥只見湖から船とバスを乗り継いで尾瀬の御池や沼山峠にアプローチすることもできるので、7月上旬〜中旬ならば浅草岳のヒメサユリ、尾瀬沼のニッコウキスゲを一泊二日で楽しむお花鑑賞ハイキングなんていいかもしれません。

尾瀬沼とニッコウキスゲ

雑記

7月中旬の休日でヒメサユリがまだまだ見られる時期であったにも関わらず宿泊者は4組ほどで、大変空いていました。

花の季節が繁忙期かと思いきや、豪雪シーズンの冬場が学生のウィンタースクール合宿で一番忙しいそうです。

設備もサービスも簡素ですが、その分価格は押さえられているので、入広瀬周辺の温泉宿ならぜひ浅草山荘を検討してみるといいでしょう。

シェアする