ミシュラン認定!神奈川 大山の駐車場,登山ルートのまとめ

相模川からみる大山

ミシュランにも認定された自然スポット、神奈川県 伊勢原市にある大山に登ってきました。鳥取県にある大山は だいせん と読みますが、こちらは おおやま と読みます。登山ルートや駐車場の選択肢がいくつかあるため、おすすめも含めて紹介します。

大山のアクセス

大山は神奈川県 伊勢原市にあります。電車の場合は、小田急線 伊勢原駅からバスに乗ってケーブルカー駅へ行き、ここからケーブルカーに乗るか、歩いて登るのがメインのルートになります。

2016年3月の小田急線ダイヤ改正により、伊勢原駅にもロマンスカーが停車するようになったため、新宿からでも快適にアクセスできる環境が整いました。

大山の駐車場

ケーブルカーの駅の手前に市営の駐車場があります。東名高速 厚木ICから20分ほどのところにあり、終日600円になります。高尾山と同様、朝の8時くらいには満車で入れないこともあるので、こちらの駐車場はあまりオススメできません。

日向キャンプ場近くの市営駐車場(無料)に車を停めるのがおすすめ

大山 市営駐車場

伊勢原市 日向キャンプ場の手前には無料の市営駐車場があります。自家用車で大山へ行くならこちらの駐車場が空いていて穴場なのでおすすめです。

キャンプ場の下の日向薬師というお寺に車を停めることもできます。日向薬師から日向キャンプ場は徒歩40分ほどかかるので、歩く距離を伸ばしたいならこちらに車を置くのも選択肢の一つです。なお、日向薬師までは伊勢原駅からバスでくることも可能です。

大山の登山コース

大山にはいくつかの登山口があるので、おすすめルートを紹介します。

一番人気のメインルート

大山のメインルート

主に電車で大山を訪れる人のメインルートは、ケーブル駅から登り、阿夫利神社 下社を経由して山頂を目指すルートです。

ケーブルカーに乗らずに歩く場合は、男坂、女坂という2つの選択肢があります。前者は急だが時間がかからない、後者は緩やかですが少し時間がかかる(といっても下社まで40分程度)ルートになります。行き、帰りで違うルートを選んでみるといいでしょう。

体力に自信のある人向けのルート

大山を歩き尽くすルート

大山の周辺を歩き尽くす、体力のある人向けのルートです。記事後半でも紹介しますが、見晴し台〜山頂は眺めが良いため、下りに通ると良い景色を眺めながら下山することができます。

見晴らしルートからの眺め

電車の場合は、蓑毛(みのげ)方面や日向薬師方面など、行きとは違う登山口に降りてバスで帰るのも悪くないでしょう。

今回歩いてきたルート

今回歩いたルート

今回僕が歩いてきたルートはこちらです。少し出発が遅れたので、下社から直接山頂へ向かいました。その際、人の少ないかごや道という裏道を通っています。

日向キャンプ場→見晴し台→阿夫利神社 下社→山頂→見晴し台→日向キャンプ場

キャンプ場から阿夫利神社 下社まで1時間。下社から山頂まで1時間、計2時間程度の登りです。下りは1時間半程度でした。

無料駐車場〜見晴し台

ここからは写真付きで今回歩いてきたコースを紹介します。日向キャンプ場手前の無料駐車場に車を置いてスタートします。キャンプ場には入らずに、5分ほど舗装された道を登っていきます。

日向キャンプ場周辺の道路

すると右側に登山道の入り口が現れます。反対側には、日向薬師へ下る道の入り口もあります。

大山ハイキングコース入口

下の方は退屈な杉林が続きます。下は石がゴロゴロしているので、登山靴があった方がいいでしょう。

大山の杉林

岩がゴツゴツした足場

しばらく登るとお地蔵さんがいて、ここからはしばらく平らな道が続きます。日当りもよく気分がいいです。

お地蔵さん

陽の当たる平らな道

こちらはマイナーなルートなので人も少なく、マイペースで歩きたい人におすすめです。まもなく最初のポイント、見晴し台に到着です。ここにはベンチもあり、休憩にピッタリです。

大山 見晴台

これから目指す大山の山頂も見えます。見晴し台から直接山頂へ行くこともできますが、今回は阿夫利神社 下社を経由するルートで行きます。

見晴し台〜阿夫利神社 下社

見晴し台から阿夫利神社を目指します。ここからは常緑樹も増えてきて、季節に関わらず明るい雰囲気が漂っています。

常緑樹のあるコース

常緑樹に囲まれたコース

小さいお子さん連れも多いのですが、柵は隙間が大きいため滑落しないよう細心の注意を払う必要があります。

滑落防止の柵

途中、二重滝という小さな滝がありますが、ほとんど水は枯れていました…

大山 二重滝

阿夫利神社 下社に到着です。見晴し台から阿夫利神社 下社までは20分程度と比較的近いです。

阿夫利神社 下社の階段

ケーブルカー駅周辺

ケーブルカーの終点もこの下社の前にあるため、登山ではなく観光目的でここまできている方もたくさんいます。

下社付近で昼食をいただく

阿夫利神社 下社周辺は登山客以外の観光客も訪れる観光スポットなので、水洗のお手洗いや出店もあります。今回はここで昼食を頂きました。

大山の売店

昼食のカレーです。600円。ちょっと少なかったですね。

レトルトカレー

阿夫利神社 下社〜大山 山頂

昼食をすませ登山再開です。阿夫利神社へ続く階段の途中にも新しい休憩所があります。下の山小屋の客引きがすごかったのは、こちらにお客をとられないためだったようです。

大山の新しい喫茶店

こちらは立派な阿夫利神社の下社です。秋の紅葉シーズンにはものすごい人出ですが、平時はさほど混んでいません。

阿夫利神社の下社

この階段がメインの登り口になります。今回は人の少ないルートから歩きたかったので、少しだけ蓑毛(みのげ)方面まで進みました。

登山道のいりぐち

5分ほど歩くと、かごや道という山頂に続く裏道があります。こちらの方が人が少なく歩きやすいです。

かごや道への分岐

木が根っこからひっくり返っていたり、まだ雪が残っていたりと面白い景色が広がっています。

ひっくり返った巨木

雪の残る山道

途中でメインの山道と合流します。ここから一気に人が増えてきます。

かごや道とメインルートの合流地点

2月ということで山頂手前にはまだまだ雪が残っています。

雪の残る山道

途中、遠くに富士山が見えるスポットがあります。こちらの阿夫利神社 下社〜山頂のルートは富士見台ルートとも呼ばれています。

大山から富士山を眺める

雪の残る山道をぐいぐい登っていくと山頂に到着です。

大山の山頂付近

大山の山頂

山頂からは神奈川県の南側を見渡すことができます。江ノ島や箱根の山々も見えます。この日は晴れていたものの、すこし白いモヤがかかっており最高の絶景とはなりませんでした、残念。

大山山頂から湘南を望む

大山山頂〜見晴し台〜日向キャンプ場

見晴台方面への下山口

山頂からは見晴らし台方面へ下ります。こちらの道は眺めが良いため、下りに通ることで景色を眺めながら下山できます。

下山中の眺め

人も少なく、雪の状態も良いです。比較的傾斜があるので、下りは早いです。

雪の残る山道

すぐに雪も少なくなってきて、見晴らし台へ戻ってきます。

日当たりの良い区間

大山の見晴台

見晴し台から無料駐車場へ戻る途中で、登る際には通らなかったキャンプ場の中の道への分岐があるので、そちらから下りました。

杉林

しばらくは傾斜の急な杉林ですが、下の方は桜などの自然林が広がっており、季節によっては意外に楽しめる道だと思います。

キャンプ場近くの自然林

コテージが見え始めると、もう駐車場はすぐそこです。登り2時間、下り1時間半程度の、ほどよいハイキングとなりました。

日向キャンプ場のコテージ

日向キャンプ場の入口

時間があれば七沢の温泉に入ってくることもできますが、今回はスタートが遅かったこともあり断念しました…。

まとめ

大山はひたすら登りが続くちゃんとした「登山」が楽しめるスポットです。首都圏からアクセスもよく、まさに登山初心者に最適の山です。今回紹介したように、行きと帰りで違うルートを歩くことで退屈しませんし、山頂の景色もいいので達成感も味わえますよ。