メイン機、そしてサブ機として約5年半毎日のように使ってきたMacbook Pro 13インチ mid 2014がそろそろ限界に近づいてきたようなので、長期使用レビューの記録を残しておきます。
Macbookの寿命の一つのケースとして参考にしていただけたら幸いです。
5年を過ぎて最大バッテリー容量が約60%に減少
最初に異変に気づいたのは今はなきMagsafeを挿して充電しようと思った時。
普段ならすぐに点灯するランプがしばらくつかず、10秒後くらいにやっと充電が始まるようになりました。
もう一つ所有している同じ型のMagsafeでも全く同じ挙動であり、アダプタの不具合ではないことを確認。
メニューバーのリンゴアイコンから「このMacについて」で調べると、充電回数は1500回オーバー※、バッテリーの状態は「間もなく交換」となっています。
※ Macの充電回数のカウントは、充電容量の合計が0%から100%に達したのを1回と数える仕組みです。
最大充電容量は「3788mAh」、このMacbook Pro 13 mid 2014の初期の最大容量は「6330mAh」なので※、3788/6330 = 0.59…で約60%まで減少していることがわかります。
※ 出荷時の最大容量はターミナルで「 ioreg -c AppleSmartBattery | grep -i Capacity 」とコマンドを打つと表示されます。
バッテリー容量の低下については様々な要因がありますが、現在のリチウムイオン電池ではいわゆるこまめな継ぎ足し充電は何の問題もなく、
- 充電が100%になっても数日間充電器を繋いだままにする
- バッテリーが完全放電した状態で何ヶ月も放置する
この2点だけを避ければいいとされており、実際にその通りに使った上での結果となります。
Apple公式のサポートでも充放電回数の目安は1000回と書かれており、この性能劣化は妥当といえるでしょう。
他にも不安定な挙動がたくさん
バッテリー容量の減少は実際使用しながら持ちが悪いとは感じるものの、壊れているわけではなく日常的には普通に使えるレベルです。
しかし、5年以上使い続けたこのMacbook Proは
- CPU、メモリとも余裕があるのにたまに動作が重くなる
- バッテリー残量が30%くらいで突然落ちる(この数ヶ月で1回だけ)
- 重たい作業をしているわけでもないのに再起動がはじまる
- ディスプレイがたまにバグる
- トラックパッドが変な動きをすることがある
など、最初の数年は全く起こらなかった数多くの不自然な挙動が何度か確認されています。
Appleはバッテリー交換だけならば12800円 〜 19800円で行ってくれるのですが、この状況ではバッテリーだけ交換するのは後々に後悔することになりそうです。
関連:【郵送】MacをApple公式に修理に出す方法と費用【持ち込み】
Macbookはスペックさえ足りていれば5年くらいは使える、かも
あくまでも一個人のケースではありますが、5年以上に渡り使用し続けたMacbook Proの容態は上述の通り。
スペックやCPUのベンチマークだけで言えばMacbook Air 2019に近いモデルなのでバッテリー以外に関してはもっと軽快に利用できてもいいはずなのですが、やはり精密機器ということもあり様々なガタがきているのをヒシヒシと感じます。
新規購入の際にApple Careなどの延長保証をつけるのであれば、やはり保証が切れる3年程度を目処に新しいモデルに買い替えていくのが一番確実かもしれません。