iPad Pro 2020 / 2018の11インチと12.9インチ、どちらを購入するか検討している人が考慮するべき点を紹介します。
人それぞれにiPadの使い方があり絶対の正解はないので、一つの参考として捉えていただけたら幸いです。
iPad Pro 11インチと12.9インチ 2020年モデルの比較
本体 | smart folio | smart keyboard folio | Magic keyboard | |
---|---|---|---|---|
11インチ | 471g | 171g | 296g | 596g |
12.9インチ | 641g | 238g | 408g | 698g |
※ Appleはケースの重さを公表しておらず、各々が使用する量りによって数gの誤差があります。
11インチ | 12.9インチ | |
---|---|---|
128GB | 84800 | 104800 |
256GB | 95800 | 115800 |
512GB | 117800 | 137800 |
1TB | 139800 | 159800 |
11インチ | 12.9インチ | |
---|---|---|
128GB | 101800 | 121800 |
256GB | 112800 | 132800 |
512GB | 134800 | 154800 |
1TB | 156800 | 176800 |
- WIFIモデルとLTEモデルの差額は17000円
- 11インチと12.9インチの差額は20000円
smart keyboard folio | Magic keyboard | |
---|---|---|
11インチ | 18800 | 31800 |
12.9インチ | 20800 | 37800 |
12.9インチはディスプレイの比率が4:3なのに対し、11インチは約4.3:3になります。
その点を除くと、物理的な大きさや重さ、価格だけの違いでスペック上の違いは一切ありません。
また2018年モデルは1TBの機種のみ6GBメモリが搭載されていましたが、2020年モデルは全て6GBメモリとなっているようです。
こんな人はiPad Pro 11インチ
立っている状態でiPadを使うなら11インチ
本体だけの重量差はわずか170g程度であり、カバンの中に入れた状態や両手で持っているときはサイズ間の大きな違いは感じません。
しかし片手でiPadを抱えてもう一方の手でタップする、という時に12.9インチは明らかに重みを感じます。タブレット用モニターアームなども12.9インチの重さには耐えられない商品が多いです。
またケース付きの場合、サイズの大きい12.9インチは相対的にケース自体も重くなります。
iPadを立って使う状況を想定するなら11インチがいいでしょう。
WIFI + Cellularモデルなら11インチ
iPadにLTEが欲しい、という人は必然的に外に持ち運んで利用することを想定しているはず。
そうであれば、重さや取り回しの点で11インチを検討したほうがいいでしょう。
価格に関しても、同じ容量同士を比べた場合WIFIモデルとLTEモデルの差額は +17000円ですが、12.9インチにサイズアップすると更に +20000円も必要になります。
意外と知られていませんが、WIFIモデルのiPadにはGPSがついていません。正確な位置情報が必要な人はLTEモデルを購入しなければなりません。
ちなみに、キャリアのスマホを利用している場合、iPadとの2台持ちでもシェアプランを活用すると想像以上に安く利用できます。
関連:iPadとiPhoneの2台持ちならキャリアのシェアプランがおすすめ!
キーボードケースを使って「サブのノートPC」代わりにするなら11インチ
メインの母艦PCを所有していて、iPad Proをキーボードケースと一緒に持ち運び用のノートPCとして活用するならば個人的には11インチがおすすめ。
11インチがいい、というよりも「12.9インチ + キーボードケース」は色々と悩ましい点があります。
ここでも要点は「重さ」と「価格」の2点。
まず12.9インチiPad Proとキーボードケースの合計重量は1kgを超えてしまいます。Magic Keyboardに至っては約700gあり、キーボードケースだけでWindowsの軽量ノートPC並の重さです。
キーボードを使う前提で考える場合、どうしても同時に発表されたMacbook Air 2020年モデル(1.29Kg)と比較せざるをえません。
スペック | 価格 | |
---|---|---|
iPad Pro 12.9 2020 | SSD 256GB + Magic Keyboard | 153600 |
Macbook Air 2020 | 4コアi5、メモリ8GB、SSD 256GB | 124800 |
Macbook Pro 13インチの2019モデルに迫るスペックにカスタムできるAir 2020モデルが税抜12万4800円で購入できることを考えると、やはり「キーボードを使って効率的に作業する持ち運び用端末としては」iPad Proは高すぎる気がしてしまいます。
関連:Macbook Air 2020とPro 13インチを比較!やはりAirはProには敵わない…
単純なベンチマークではiPad ProのほうがMacbook Airの性能を圧倒していますが、依然としてMac OSとiPad OSには大きな壁があり、PCに慣れ親しんだ世代にはストレスが溜まる場面が多々あります。
iPad OSによってマルチタスクやファイル管理も多少楽にはなりましたが、まだまだ手探りの過渡期であり、現状ではキーボードを使った作業に関してはiPad ProがどんなモンスタースペックだろうとノートPCには敵いません。
一度冷静になってみると、Macユーザーであれば「Alfred」のないキーボード、「BetterTouchTool」のないトラックパッドを想像しただけで頭が痛くなるのではないでしょうか?
また目玉のMagic Keyboardも想像以上に重量があり、iPadとMacの決定的な差別化ポイントである「Apple Pencilとの併用」ができない、シンプルに「タブレット」として使うにはケースから外さなければならないというかなり尖ったアクセサリなのも気になるところ。
どうしてもiPadでキーボードカバーが使いたいならば、重さ、価格の両面で11インチをサブのノートPC代わりにするのが理にかなっていると思います。
こんな人はiPad Pro 12.9インチ
Apple Pencilを長時間使うなら12.9インチ
iPad Proを「絵を書くキャンバス」、「字を書くノート」として使う予定なら12.9インチがいいでしょう。
ペンを握った手によってディスプレイのかなりの部分が隠れてしまうので、Apple Pencilを使った作業全般に関しては画面が大きい方がいいに決まっています。
Split View機能で「手本を見ながらスケッチ」、「参考書とノートを並べて使う」といったことも12.9インチの方が圧倒的に快適。
おそらく今後のiPad OSはよりマルチタスク機能が拡充されていくと思われるので、複数のアプリ、複数のウィンドウを同時に表示したい場合は12.9インチのほうが有利です。
大判の雑誌、漫画の見開きを電子書籍で読む
文庫本や小説などの電子書籍であれば11インチや大型のスマホでも十分ですが、雑誌や漫画の見開きを電子書籍で表示する場合は12.9インチの方が圧倒的に見やすいです。
iPadは家の中でしか使わないなら12.9インチ
ノートPCもタブレットも、物理的なサイズから生じる取り回しの問題を考えなければ、画面が大きくて損することはほぼありません。
重さや持ち運びを無視すれば、iPadを利用していてもっと画面が大きければなあ、という場面はあっても、もっと小さいサイズにすればよかった、というパターンは稀。
個人的にも10.5インチのiPadから12.9インチのiPad Proへと買い替えましたが、一切の不満がなく最高の一言です。
iPadを外に持ち出す頻度が低いなら12.9インチを第一候補にするといいでしょう。後はサイズの違いによる20000円の価格差をどうとらえるか?、ということになると思います。
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