10/20追記 Japan connected-free wifiはNTTの子会社が運営しており各フリーwifiと連携していますが、タウンWIFIはWIFI事業者と交渉して提携しているかのような文言を使っていたにも関わらず、実は必ずしもWIFI提供側と契約しているわけでないことが発覚し問題となっています。
- 参考
- セブンの公衆無線LAN「7SPOT」、タウンWiFiの接続を遮断 「規約無視は問題」 – ITMedia
- 「利用者の声の見える化をしたかった」 街中のWi-Fiに接続できる「タウンWiFi」の大量リプライ騒動 – ITMedia
- iPhoneの通信料を激安にするアプリ『タウンWiFi』はクロか? シロか?
現在では再び7SPOTにも繋がるようになっていますが、依然としてすべてのWIFI提供元と契約しているわけではない、グレーゾーンを突いたタダ乗りアプリであることは間違いありません。このブログでは、無料WIFIアプリはJapan connected-free wifiの方を利用することをおすすめしておきます。
面倒な登録なしであらゆる街中のフリーWIFIに接続できるアプリ「タウンWIFI」と「Japan connected-free wifi」を比較してみます。どちらのアプリもiOS、android双方に対応しています。
Japan connected-free wifiについては↓の記事でより詳しく解説しています。
関連:パスワードなしで無料WI-FIを利用できるアプリが超便利!
「Japan connected-free wifi」と「タウンWIFI」を比較
1つのアカウントで無料wifiを利用可能
街中にあるフリーwifiはそれぞれ個別に登録が必要ですが、この記事で紹介している無料wifiアプリを利用すれば1つのアカウントでフリーwifiに自由に接続できます。
タウンWIFIはアップデートでメールアドレスの登録が必要なくなりましたが、wifiを利用するためにプロファイルのダウンロードが必要です。ダウンロードする際には端末のパスコード入力が求められます。
「タウンwifi」は使いたいwifiを先に登録する必要がある
タウンwifiでは、あらかじめ自分の使いたいwifiを登録しておく必要があります。
以前は現在地周辺のWIFIしか登録できなかったのですが、現在は自動接続リストの下部に「他県のWIFIを表示」という項目が表示されており、事前に他県のWIFIも登録しておくことが可能になりました。
Japan connected-free wifiは、一度アカウントを登録した後はwifiが使える場所で接続ボタンを押すだけでいいので、事前に個別のwifiをリストに登録しておく必要がありません。
Japan connected-free wifiは地図から無料wifiスポットを探せる
Japan connected-free wifiアプリでは、GPSをオンにすることで現在地周辺の無料WIFIスポットを探せるので、土地勘のない場所でもフリーWIFIを簡単に見つけ出すことができます。
一方、今の所タウンWIFIには地図検索機能はないようです。
無料で利用できるWIFIスポットは一長一短タウンWIFIが有利
どちらのアプリも一番使いやすい大手コンビニの無料WIFIに対応しています。
Japan Connected-Free Wifiは、首都圏に住んでいる人であれば、新幹線停車駅、山手線(全駅)、中央線(主要駅)、東海道線(主要駅)で利用できる「JR East Free Wifi」が利用できます。→2016年9月26日のアップデート(VER 2.6.0)により、タウンWIFIが使える範囲がかなり広がりました。
7月頃まではandroid版のタウンWIFIで使えるフリーWIFIはiOS版に比べて極端に少なかったのですが、現在はiOSとほぼ同様のエリアで使えるように拡大されているようです。ただし、9/29時点でiOSの2.6.0 verに相当するアップデートはまだ行われていません。
- 関連
- 利用可能エリア – Japan connected-free WIFI
- SIMフリー端末の強い味方、無料WiFi接続アプリ「タウンWiFi」が、大手WiFi事業者すべてに対応 – ITmedia
タウンWIFIは自動でwifiに接続してくれる
タウンWIFIがJapan connected-free wifiより優れている点がこちら。タウンWIFIは登録したwifiに自動で接続してくれるのに対し、Japan connected-free wifiはwifiエリアに近づいて手動で接続ボタンをタップする必要があります。タウンWIFIはアップデートでコンビニWIFIにも自動接続できるようになったので、一気に使い勝手が向上しました。
またこちらの記事でも触れましたが、Japan connected-free wifiでは自分でWIFIのSSID(WIFIの名前)を設定画面から選ばなければいけない場合もあるので、少し手間がかかることもあります。
タウンWIFIでは遅いwifiに繋がない設定が可能
街中のwifiには通信速度が不安定なものも多く、wifiに繋がっているけど通信ができない、という状況になることがたまにあります。タウンWIFIには「遅いWIFIには接続しない」、という設定項目があり、これをオンにすると指定した速度以下のWIFIには接続されなくなります。設定速度は1MB程度にしておくのがベストでしょう。
アプリ、WIFIのセキュリティは?
どちらのアプリも登録に必要なのは最小限の情報なので、アプリから個人情報が漏れる、といった可能性は低いでしょう。プライバシーポリシーや規約にも現時点で危険な項目は含まれていません。
注意するべきなのは、アプリよりも無料WIFI側のセキュリティです。フリーWIFIはSSL通信という暗号化に対応していないものが多々あり、これらのWIFIを使った通信は外部から傍受される可能性があります。
フリーWIFIにつないだ状態で会員ページのログイン、クレジットカード決済やネットバンキングは利用しないように心がけておきましょう。
心配性の人は、VPN接続を使って自分で通信を暗号化する、という方法もあります。My Data Managerという通信量チェッカー(iOS、android双方で利用可能)を使うと手軽にVPN接続を利用できます。
関連:WIFIの通信量もチェックできる無料アプリ My Data Manager
多言語対応
Japan connected-free wifiは元々が外国人観光客向けなので、最初から多言語対応しています。最近のアップデートでタウンWIFIも外国語に対応し、英語、中国語、韓国語などの表示ができるようになりました。
アプリ内の言語は、スマホの言語設定に応じて自動で選択されます。もし知り合いに外国人留学生などがいるのであれば、特に自動接続機能があるタウンWIFIの設定などを教えてあげるといいでしょう。上述の通り、セキュリティに対する理解も忘れずに。
まとめ
アップデートを重ねた結果、現在はタウンWIFIの方が使えるエリア、使い勝手ともに一歩抜け出した感があります。プロファイルのダウンロードが多少面倒ですが、都市部ではかなりの範囲でフリーWIFIが使えるようになるので今や必須のアプリといっていいでしょう。