【2021】Macbook Pro 13インチ徹底比較!現時点でintelの選択肢はほぼナシ

2020年に発売されたMacbook Pro 13インチのM1モデルとインテルCPUモデルの比較、及びどちらを購入するべきかを紹介します。

結論としては、BootcampでWindowsを起動したい人以外はこれからインテルCPUの13インチを購入するのはやめたほうがいいということになります。

Pro 13インチ 主なスペックの違い
CPU M1 8コア インテル 10世代 2.0Ghz クアッドコアi5 ~ i7
グラフィック M1 8コア Iris Plus G7
メモリ 8 〜 16GB ユニファイドメモリ 16 〜 32GB DDR4
SSD 256GB 〜 2TB 512GB 〜 4TB
Thunderbolt ポート 左に2つ 左右に2つずつ
価格 134800 〜 188800 〜

M1とインテルのMacbook Pro 13インチの比較

ベンチマークや負荷のかかる作業における所要時間の数値の比較です。

なおインテルモデルはi7も選択できますが、これはアーキテクチャがi5と同じであり、ほんの少しクロック数を上げただけのものなのでほとんど性能差はありません。

Geekbench 5(マルチコアCPUのベンチマーク)
M1 7513
10世代 i5 4385
Geekbench 5 metal (グラフィックのベンチマーク)
M1 21856
10世代 i5 10154
Final Cut Pro 5分の4k動画書き出し時間
M1 3分6秒
10世代 i5 9分58秒
参考:16インチ(ベースグレード) 3分36秒
50枚の編集済みRAWのJPG書き出し時間(※M1はRosseta 2)
M1 2分44秒
10世代i5 3分28秒
参考:16インチ(ベースグレード) 3分10秒

すでに様々な批評がされているとおりですが、M1モデルのMacbookはエントリーグレードでありながらインテルCPUの16インチにも匹敵、または凌駕する性能を持っています。

また4K動画の書き出しなど負荷のかかる作業中でも内部温度が50℃程度までしか上がらず、バッテリー持ちもインテルモデルとは比べ物になりません。

冒頭の通りBootcampでWindowsを使いたい人以外が今高価なインテルCPUのMacbookを購入する利点はほぼないでしょう。

ただRosetta 2によるインテル用Macアプリの起動が想像以上に優秀とはいえ、M1のMacにネイティブ対応しているアプリは多くありません。

また外部ディスプレイの接続に関しては接続数、カラーフォーマット、カラープロファイルなど様々な制限があることが分かっています。

現状の作業環境で大きな不満がない人は、早急に買い換えるよりも2021年内に発売される可能性が高い完全リニューアルされた新型Macbookを待つ方が懸命です。

メモリは32GBどころか8GBでもかなり高性能

M1 Macbookのメモリ8GBモデルと16GBモデルの動作比較です。

Geekbench 5
8GB 7463
16GB 7465
Cinebench(冷却性能も考慮したより現実的なベンチマーク)
8GB 7681
16GB 7666
Logic Proで同時再生できるTrack数
8GB 94track
16GB 94track
Lightroom 50枚のRaw現像時間(※ Rosetta 2)
8GB 3分0秒
16GB 2分43秒
Final Cut Pro 5分の4K動画(H.264)書き出し時間
Air(M1) 3分5秒
13インチ(M1) 3分5秒
8K RAWを4Kで書き出し
8GB 13分57秒
16GB 5分59秒
Final Cut Pro 5分の4K動画(H.264)書き出し時間
8GB 6分以上
16GB 3分5秒

ユニファイドメモリのM1 Macは無理やりメモリを浪費するような使い方をしない限り8GBでもほぼ16GBモデルと同様の処理能力を発揮します。

インテルMac時代とは異なり、現状のM1 Macではどうしても保険をかけておきたい人のみが16GBを選択すれば十分。

ちなみに未だにメモリの使用量だけを見てメモリ不足の不安を煽るレビューが散見されますが、近年のOSは高速なNvMeSSDとのスワップも混みでメモリ使用量を管理しています。

MacOSの場合、重要なのはアクティビティモニタの「使用量」ではなく「プレッシャー」の方です。

どれだけメモリ使用量が多くとも、プレッシャーが赤や黄色になっていなければメモリ管理にはまだ余裕があります。

当然ですがスワップにはSSDの空き容量が必要のため、ストレージがカツカツの場合はメモリ不足で処理速度が低下する可能性が高まります。

メインの作業中にプレッシャーが常時黄色、または赤になっている場合は次の買い替えの際に搭載メモリやSSD容量の多いモデルを検討するのが正解です。

Airとの性能差もほとんどない

2020年秋に発売されたMacbook AirとPro 13インチに搭載されているM1チップは同じもの(※Airの下位モデルのみGPUが7コア)であり、チップ自体に性能差がありません。

Airはファンレスですが、M1のMacは動画編集など高付加な作業でも滅多に発熱することがないので冷却能力による性能差がでるシチュエーションも限られます。

比較するMacのスペック
Air(M1) 13インチ(M1)
CPU M1 8コア M1 8コア
メモリ 8GB 8GB
GPU M1 7コア M1 8コア
SSD 256GB 256GB
価格 115280円 148280円
Geekbench 5 (マルチコアCPUのベンチマーク)
Air(M1) 7508
13インチ(M1) 7513
CinebenchR23(冷却性能なども考慮したより現実的なベンチマーク)
Air(M1) 6787
13インチ(M1) 7747
Geekbench Metal(グラフィック性能のベンチマーク)
Air(M1) 18815
13インチ(M1) 21856
Lightroom 50枚のRaw現像時間(※ Rosetta 2)
Air(M1) 3分8秒
13インチ(M1) 2分44秒
Final Cut Pro 5分の4K動画(H.264)書き出し時間
Air(M1) 3分6秒
13インチ(M1) 3分6秒

よって2021年初頭時点でMacbookを購入するのであれば、Airをまず第一候補にするのが懸命

冷却ファンの有無、16GBメモリのオプションはいずれも普通の使い方ではほとんど差がでないため、よほど特殊な使い方をする人以外は保険程度のつもりで検討すれば十分です。

M1 MacではAirのディスプレイもProと同じく広色域の「Display-P3」に対応しsRGBより鮮やかな色彩を表現できるようになったのもポイント。

Macbook Air 2020(M1)

Macbook Pro 13インチ 2020(M1)

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