弱小ブログでアフィリエイトの審査にかかった時間と審査結果

邪な考えを持つブログ開設者を最初に待ち受けるのがアフィリエイトの審査。Google先生に聞いてみても、審査に落ちた、という報告がちらほら見受けられ、恐怖している人も多いのでは。

この度、ブログを解説して1ヶ月経過したこともあり、著名なアフィリエイトの審査に挑んでみたのでその顛末を綴りたいと思います。

申請時のブログの状況

Amazonアソシエイト

審査通過!

申請してわずか2〜3時間後にあっさり承認されました。申請に使ったアカウントは普段利用しているものです。

Amazonアソシエイトを利用すると芸能人の写真など著作権的にサーバーにはアップロードできない画像でも商品紹介という形で掲載できるので、記事の幅が広がります。

2020年4月追記:Amazonアソシエイトは「申請後180日以内に該当サイトからの購入が確認されてから審査開始」かつ「1サイトで審査通過しているアカウントは別サイトでも審査不要でサイト追加手続きのみ」に規約が変更されたようです。つまり、ちゃんと売れる記事を書いてからでないと最初の提携審査すら受けられないということになります。

Google AdSense

審査通過!

アドセンスは、Amazon以上に落ちたという報告が目についたので心配していたのですが、あっさり承認。1次審査は申請して即通過、2次審査の結果もわずか2日後に送られてきました。

アドセンスは規約が厳しいので、申請前にしっかりと理解しておきましょう。

追記:現在、アドセンスは独自ドメインを取得しないと申請できなくなっています。

また審査についても厳しくなったという声がちらほら聞かれます。審査通過のためには小手先の対策ではなく、広告主がそのブログに広告を掲載したいと思うかどうか?、といった視点を大切にしましょう。

アドセンスは、審査通過後もトラフィックや記事数に応じて「ページ単位の広告」、「関連コンテンツユニット」、「スクロール追従領域への広告設置許可」など機能が拡張されていきます。

特に収益率が高いとされる「関連コンテンツユニット」は2017年2月より利用できる要件が緩和されたようなので要チェックです。

iTunesアフィリエイトプログラム(PHG)

審査通過!

審査にかかった時間はわずか40分。今回申請したサービスの中で最短でした。

ただ、審査結果の通知メールが迷惑メールに振り分けられていたのでしばらく気づきませんでした。申請した段階で自動返信メールがくるので、返信がない場合は迷惑メールのフォルダを覗いてみてください。

iTunesのアフィリエイトは、2018年秋より音楽やミュージックビデオのみが対象となりアプリは成果対象から除外されます。

Apple Storeアフィリエイトプログラム(PHG)

審査落ち!

iTunesは通りましたが、アップルストアはダメでした。審査期間は3日間。こちらのほうが厳しいという評判通りですね。

アップルストアはAmazonなどの総合通販とは違い扱う商品の範囲が狭いので、Apple製品のカテゴリーを充実させておかないと審査には通らないようです。

ASPの登録審査

同じ案件でもASPによって提携審査の有無が異なったり、成果報酬が2倍以上違ったりということはよくあるので、有名どころは一通り提携申請しておいた方が良いと思います。

A8.net

A8.net東証一部上場の大手ASP(アフィリエイトサービスプロバイダ)。登録に審査は必要ないので、ここに登録していないブロガーはいないでしょう。

圧倒的な広告数をほこり、敏腕アフィリエイターからの信頼も厚い日本一のASPです。

A8.netでは一つのサイトで提携承認された広告は他のサイトでも無審査で使えるため、複数のwebサイトを運営している人には非常に助かります。(他のASPではサイトごとに提携審査が必要な場合が多い)。

もしもアフィリエイト

もしもアフィリエイト登録に審査がいらないので、すぐに申し込んでおくといいでしょう。

特にAmazon、楽天の物販アフィリエイトを利用する人は今すぐ登録しておきたいASPです。

もしもアフィリエイトは最低振り込み金額が1000円からなので、Amazonのリンクを貼り始めてからすぐに報酬を受け取ることができるのがポイント。

提携審査基準もAmazonアソシエイト公式とは異なるらしく、もしもアフィリエイト経由で提携申請したらあっさり通過できた、という人も多いようです。

またW報酬制度というシステムがあり、Amazon以外の成果報酬は10%上乗せして振り込んでもらえるので、売り上げが増えるほどお得です。

バリューコマース

審査通過!

バリューコマース東証一部上場の信頼できる大手ASPであり、非常に広範囲な案件を取り扱っています。

Yahooショッピングと提携できるASPなので、物販アフィリエイトを行うなら上記のもしもアフィリエイトとセットで登録しておきたいところです。

アクセストレード

審査通過!

アクセストレード東証マザーズに上場している大手のASP。アクトレにしかない独占案件が多く、ここをメインにしているアフィリエイターもたくさんいます。

afb-アフィb(旧名アフィリエイトB)

審査通過!

afbは申請から1時間ほどで承認。最近アフィリエイトBからafb(アフィb)に改名されました。

afbは管理画面が非常に使いやすいです。成果の承認、否認の確認や、どのページに貼った広告から成果が発生したか、といったことを簡単に調べることができます。報酬振込も777円からとハードルが低いため、アフィリエイトを始めた当初から振り込んでもらうことも可能。

JANet

審査通過!

Janetの審査期間は半日。最近リニューアルして使いやすくなりました。クローズド案件が多いので最初は使いづらいのですが、Janetでしか取り扱いがない案件が目立つので登録しておいて損はないASPです。

ASPの個別プログラムの審査

上で紹介したASPの審査に通過した後も、プログラムによっては個別の審査があります。誰でも参加できる即時提携プログラムもあれば、かなり審査の厳しいプログラムもあります。

審査条件は開示されていないので独自研究になりますが、ASPの個別案件の審査についても書いておきます。

ASPの各プログラムの審査の要件は大きく分けて以下の4つ。

案件に関連した記事があるかどうか?

審査が必要なアフィリエイトの案件においては、まずサイト内に関連した記事が書いてあるかどうかが重要なポイントになります。

例えば、旅行に関連するアフィリエイトの案件に応募するのに全く旅行に関連する記事がない場合、成果が見込めないと判断されて却下される可能性が高まります。

審査のあるアフィリエイト案件では、必ずその広告を載せる記事を書いてから提携申請することが大事です。

また審査をする人はトップページから閲覧するはずなので、その案件を載せたい記事を書いてすぐに申請したほうが、広告主の目にとまりやすいのではないかと推測します。

サイト全体のジャンル

世の中に存在するブログの大半は、このブログのように様々なジャンルについて運営者が好きに書きなぐった雑多ブログに分類されると思います。

しかし、アフィリエイトの案件によっては、ジャンルを絞った専門サイトでないと相手にしてもらえないこともあるようです。

こういったプログラムはもともと比較サイトやレビューサイトを作成しているアフィリエイターを対象としていて、雑多ブログはハナから相手にされていないので諦めるしかありません。

サイト運営者のアフィリエイトランク

上で紹介したASP、A8.netafbは売り上げに応じてランクが上がっていきます。

広告主は提携審査をする際に申請者(サイト運営者)がどれくらいの成果をあげているかを参考にすることができるので、売り上げのない弱小サイト運営者だと判断されると提携審査を断られることもあります。

サイトのPVについては運営者以外が正確に測定することは困難なので、作りたてのペラッペラのサイトでなければそこまで神経質になることはないと思います。

特定のキーワードの検索順位

各ASPは取り扱う広告にマッチした検索キーワードの順位を監視しており、こういったワードで既に上位表示されていてすぐにでも成果が見込めると判断されないと提携してもらえない、ということもあります。(後述のクローズド案件とも関連します)

なかなか提携してもらえない広告はこのパターンの審査が多いのではと推測されます。

提携を断られると再審査は不可能

A8.netを除くと、一度申請を却下された案件には別のサイトを作らない限り二度と申し込みができません※

よってむやみやたらに提携申請をして断られると後々後悔することになります。

上で書いたように、まず広告を載せるための記事を書いてから提携申請することを心がけましょう。また複数のASPで取り扱いのある案件の場合、まずA8から申し込んで審査の様子見をしてみるといいでしょう。

クローズド案件はどうしたら紹介してもらえる?

各ASPでは、一般には公開されていない所謂「クローズド案件」というものがあり、こういった案件と提携するには広告主やASPから勧誘してもらう必要があります。

クローズド案件に勧誘してもらえる条件はさまざまですが、その中の一つは「特定のキーワードで上位表示されていること」です。

上記の通りASPは自社が扱う広告に関連したキーワードの検索順位を監視しており、こういったキーワードで上位表示されているサイトに対して営業をかけています。

クローズド案件のオファーは、すでに登録しているASPから連絡が来ることもあれば、未登録のASPから「うちにこういう案件があるので掲載してもらえませんか?」と勧誘してもらえることもあります。

思わぬ記事が収益化できることがあるので、もしWebサイト運営で少しでも収益を上げたいのであれば問い合わせフォームは必須。

またあまり信頼できない会社から依頼が来ることもあるので、オファーをもらっても内容や運営元をしっかり吟味してから広告を掲載するのを忘れないようにしましょう。

スマホアプリのアフィリエイト

最近ではスマホアプリのアフィリエイトに特化したASPも増えています。無料アプリをDL後、起動してもらうだけで成果になるため比較的ハードルが低く、またほぼ成果発生=確定となるので収益が上げやすいのが特徴。

ゲームアプリの案件が多いですが、フリマ、ファッション通販、美容などのジャンルもあり今一番検討するべきアフィリエイトの一つです。

アプリ系のASPは審査が少し特殊で、スマホアプリやゲームに関するレビュー、紹介記事をいくつか書いておかないと審査に通らないことが多いです。以下に挙げるのは、当ブログでも審査を通過できたASPになります。

Smart-C

Smart-Cは上記のJanetと同じアドウェイズが運営するASP。iモードやEZwebの時代から続いているアプリアフィリエイトの老舗であり案件の数は圧倒的。

管理画面は古臭いですが、アプリ広告を始めるならまず登録するべきASPです。

Zucks

Zucksもアプリ広告に強いASPですが、クレジットカードなどアプリ以外のアフィリエイト案件もいくつかあり全体的に単価も高いのでとりあえず提携しておいて損はありません。

管理画面が見やすく、また期限切れの広告にクリックが発生した時にすぐにメールをくれるなど使いやすさも◯。

GameFeat

GameFeatは敏腕アフィリエイター御用達のクローズドASP「レントラックス」系列のASP。ゲームとついていますが、ゲーム以外の案件もあります。

ランク制を採用しており、自分のランクによって案件の数や単価が変わります。他社の案件の単価に応じて調整してくれたりもしますが、広告を貼る際にPR表記が必須のものが多いのが玉に瑕。

登録申請時に画像やリンクは貼ってはいけない?

アフィリエイト 審査 落ちた というようなワードで検索をかけると、審査に影響するから承認されるまで画像やリンクは貼らないでおこう、というアドバイスが多いです。

しかし僕の他の記事を見て頂いたら分かる通り、画像はかなり多いですしリンクも貼っていますがApple Store以外の審査は通過出来ました。

画像に関しては、Google画像検索で拾ってきたアニメキャラや芸能人の画像を、ライセンス確認もせずにベタベタ貼り付けたりしていなければ大丈夫でしょう。

リンクについても、Na◯erまとめのようにリンク先のコンテンツを参照しないと全く中身が入ってこないような記事作りをしていなければOK。

そもそもリンクは検索エンジンの根幹を支える仕組みでGoogleのクローラーも利用しているわけですから、リンクのせいでアドセンスの審査に落ちるなんてことは100%ありえません(もちろんリンク先が怪しいサイトであれば話は別)。

小手先の調整ではなく、広告主の視点で考えて、そのブログに広告を掲載したいと思うかどうか?を常に意識しておくことが審査通過の一番の近道です。

まとめ

ここまで書いてきたとおり、開始1ヶ月の弱小ブログでもアップルストア以外の審査は通過出来ました。審査に不安がある方は、毎日でなくていいので1ヶ月続けてみましょう。

サイト開設当初からアフィリエイト貼っとかないと機会損失が云々かんぬん、と考えているそこのあなた。サイト開設して1ヶ月程度ではほとんどアクセスは来ませんよ!

ブログの運営報告で1ヶ月目から何万PVとかある方たちは特殊な才能や運を持った人(あるいはすでにノウハウをもっていて綿密なプランニングをしている人)です。数円分あるかどうかの機会損失を考える前に、とにかく記事を書きましょう

承認後に今まで書いた記事にアフィリエイトリンクを追加していく必要があることを考えると、申請が遅すぎても後々面倒なので、とりあえず1ヶ月後に申請してみるというのは理にかなっていると思いますよ。