子供のスマホ向け格安simの決定版!LINEモバイルを詳しく解説

月額500円から使えるsimカードとしてテレビなどでも大々的に取り上げられた「LINEモバイル」を契約してみたのでサービスの特徴、simフリーのiPhoneと一緒に利用した時の料金などを解説します。

ドコモ、ソフトバンクの回線から選べる

LINEモバイルは、ドコモ、ソフトバンクの2回線から選ぶことができます。

どちらでも料金は同じ。

混雑時の速度に関してはドコモよりソフトバンク回線の方が多少安定している傾向にあるので、simフリーのiPhone(6s以降)などソフトバンクのバンドに対応している機種を使う場合はソフトバンクの回線をおすすめします。

LINEモバイルの料金プラン

LINEモバイルには3つの料金プランがあります(以下の表記はすべて税抜)。

LINEフリープラン

月額500円から利用できる格安プランです。通信量は1GBのコースのみ。LINEの基本機能(トーク、通話など)の利用は通信量がカウントされません

データ通信のみ データ通信+SMS 通話機能付き
500円 620円 1200円

コミュニケーションフリープラン

LINEモバイルのメインプランです。必要に応じて通信量は3GB〜10GBから選ぶことができます。さらにLINEに加え、Twitter、Facebook、instagramの通信量はカウントされません

データ通信のみ データ通信+SMS 通話機能付き
3GB × 1110円 1690円
5GB × 1640円 2220円
7GB × 2300円 2880円
10GB × 2640円 3220円

MUSIC+プラン

2017年1月18日に新しいプランが追加。各種SNSに加えて、LINEミュージックの通信量もカウントフリーになります。

データ+sms 音声通話付
3GB 1810円 2390円
5GB 2140円 2720円
7GB 2700円 3280円
10GB 2940円 3520円

LINEミュージックが安く利用できる

LINEモバイル契約者は、LINEモバイルを月額750円(正規料金は889円)で利用できるオプションが追加されました。

さらに、LINEモバイルの契約と同時にLINEミュージックオプションを申し込むと、2ヶ月無料、3〜6ヶ月間は月額500円で利用できます。

このLINEミュージックオプションはMUSIC+プラン以外でも加入できますが、一番安いLINEフリープランかつデータ通信のみで契約している人のみ対象外になります。

通話が安くなるオプションが追加

10分の通話がかけ放題

オプションで月額880円(税抜)をプラスすると、10分以内の通話が無料でかけ放題になります。

契約、解約などの料金

初期費用 3000円
sim発行手数料 400円
12ヶ月以内の解約料 9800円 (※)
通話料 20円/30秒

回線元である大手キャリアの方針により、2017年2月から初期費用に加えてsim発行手数料が必要になりました。

初月の基本料金は無料(留守電などのオプションは除く)ですが、1ヶ月以内に解約した場合は無料になりません。

LINEモバイルの支払い方法

支払いはクレジットカード、LINE Pay、またはLINE Payカードのみで、デビットカードは不可。

本人名義のカードしか支払いに利用できませんが、契約者と利用者を別々に登録できるため親のカードで子供のsimカードを契約する、ということも勿論可能です。

本人確認書類はスマホやデジカメで撮った写真をアップロードするだけなので、契約に際し面倒な書類のやりとりは一切必要ありません。

LINEモバイルの強み

カウントフリー機能

LINEモバイルの一番の特徴は、各種SNSが通信量にかかわらず使い放題になるカウントフリー機能です。

LINEフリープランは、その名の通りLINEのみが対象、コミュニケーションフリープランは上記すべてのSNSがカウントフリーの対象になります。

LINEモバイルでは、対象SNSの利用は通信量にカウントされず、また毎月の通信量を使い切って速度制限がかかっている場合でもこれらのサービスのみ通常の速度で利用できます

Twitterやインスタにどっぷりハマっている人は多いと思うので、そういった人はLINEモバイルに乗り換えると幸せになれるかもしれません。

MUSIC+プランでは、更にLINEミュージックの通信量もノーカウントになります(LINEミュージックの会員費用は必要です)。

カウントフリーの対象外

各SNSともに、カウントフリー対象となるのは公式アプリ、またはブラウザから通信を行った場合のみ(※)です。SNSの投稿に掲載されたリンクから外部ページに移動した場合は、もちろん通信量が必要になります。

また動画のライブ配信機能(TwitterのPeriscope、Facebook Liveなど)と、Facebookメッセンジャーの利用もカウントフリーの対象外となるので要注意です。

LINEの年齢認証が可能

一般的な格安simはLINEの年齢認証に対応していないので、新しくアカウントを作成する際に不都合が生じます。

しかしLINEモバイルは格安simで唯一LINEの認証に対応しているため、新しくLINEのアカウントを作る場合でも安心して使えます。

LINEから問い合わせや通信量の確認ができる

LINEモバイルのアカウントをLINEの友達に追加することで、使い慣れたLINEで簡単に問い合わせをすることができます。初めての格安simで不安、という人も安心です。

LINEモバイルの気になるところ

低速モードはない

最近の格安simサービスでは、速度制限がかかる代わりに通信量がカウントされなくなる低速モードが搭載されていることが多いですが、今のところLINEモバイルにこの機能はありません。

安定感のある低速モードが欲しい人は、僕もメインで使っているmineoのsimカードがおすすめです。

端末の分割購入は出来ない

LINEモバイルはドコモ、またはソフトバンクの回線を使った格安simなので、利用するにはこれらの電波に対応したスマホが必要です。

対応スマホを持っていない場合はLINEモバイルからandroid機を購入することができるものの、支払いは一括払いのみとなっています。機種に関してもイマイチ魅力に欠ける印象を受けます。

テザリングができない機種がある

ドコモ回線の格安simでは、LINEモバイルにかぎらず一部の端末でテザリングが利用できません。iPhone(ドコモ版、simフリー版)、simフリーのandroidでは問題なくテザリングが使えますが、ドコモ版のandroidには一部テザリングが使用できない機器があるので注意が必要です。

LINEモバイルは子供用の格安スマホに最適

上記の通り、LINEモバイルではLINEの年齢認証ができることに加え、人気SNSに関しては通信量がカウントされず速度制限もありません。

今時の子どもたちは大人以上にSNSを使い倒し、SNSの利用にかなりの時間を費やしているので、こういったサービスの通信量がカウントされないLINEモバイルは子どものスマホ料金を低く抑えたい家庭にピッタリのsimといえるでしょう。

LINEモバイルをiPhoneで使う

10代の間ではiPhone人気が圧倒的な上、LINEモバイルは端末のラインナップがイマイチ魅力に欠けるので、一例としてsimフリーのiPhoneでLINEモバイルを使った場合の料金を考えてみます。

iPhone XR + LINEモバイル

Apple Storeで購入したiPhone XR 128GB モデル(税込98064円)で利用した場合の料金を計算します。

5GB 7GB 参考:au(7GB)
通信料 2397 3110 7488
iPhone XR(24分割) 4086 4086 1260(割引込の実質額)
合計 6477 7196 8748

このように月々1000円以上はキャリアより安くなる上、ツイッターやインスタなどのカウントフリーがある分実質的に消費できる通信量も多くなります。

中高生の子供向けに格安simを検討しているなら、「LINEモバイルのコミュニケーションフリープラン(ソフトバンク回線) + iPhoneのsimフリーモデル」がイチオシです。

LINEモバイルのエントリーコードとは?

LINEモバイルは、契約時にエントリーコードを入力すると初期費用を2000円ほど安く抑えることができます。エントリーコードはAmazonで購入可能。

エントリーコードを使った申込みではSMS付のプランしか選べないので、最安のLINEフリープラン(500円)を契約することは出来ません。

エントリーコードは薄いボール紙にコードが書いてあるだけのシンプルなものです。

公式HPから申し込む際にエントリーコードを入力するだけでOK。

まとめ

LINEモバイルは、SNSのヘビーユーザーや子供のスマホ代を安くしたいという人にぴったりの格安simサービスです。