iPhoneのモバイルSuicaをクレジットカードを使わずに利用する方法を詳しく解説します。この記事で紹介する方法であれば、高校生以上であれば誰でも(※)7以降のiPhoneでモバイルSuicaが利用可能になります。
※ 小中高生の通学定期券はモバイルSuicaで利用することが出来ません。
クレジットカードなしでモバイルSuicaを使う方法
モバイルSuicaをクレジットカードなしで使う方法は、大きく分けて2通りあります。
- SuicaのICカードを取り込み、現金チャージを使う
- デビットカードを支払い用カードとして登録する
現金チャージで使う
モバイルSuicaアプリから現物のSuicaカードを取り込むと、支払い用カードを登録しなくてもその時点からモバイルSuicaの利用が可能になります。
モバイルSuicaは全国のコンビニで現金チャージができるので支払い用カードがなくても使えますが、券売機ではチャージできない、定期の更新ができないなど不便が多いため、支払い用カードなしで使うのは現実的ではありません。
関連:【iPhone7】Apple PayのSuicaに関する疑問をすべて解決します!
Apple PayのモバイルSuicaはデビットカードが使える
Suicaアプリならデビットカードが登録可能
モバイルSuicaの支払い方法には、
- Apple PayのWalletアプリに登録したカードで支払い
- モバイルSuicaに登録したカードで支払い
の2パターンがあります。
Apple PayのWalletアプリにはデビットカードは登録できませんが、「モバイルSuicaアプリ」であれば登録、利用が可能です。
デビットカードは支払いと同時に銀行口座から料金が引き落とされるカードで、ちょうど現金払いとクレジットカード払いの中間にあたる支払い方法になります。
口座に入っている金額分しか使えないので、クレジットカードのように自分の支払い能力を超えて使いすぎてしまうことはありませんし、限度額も設定できるためいつの間にか口座がスッカラカンという事態も防げます。
デビットカードは高校生以上で銀行口座を開設できる人であれば誰でも発行できます(発行可能年齢は銀行によって異なります)。
銀行口座の開設自体には審査もありますが、口座売買など悪質な犯罪に手を染めていない限りまず審査落ちすることはありません。
近年銀行はデビットカードの普及に積極的であり、メガバンクから地銀、ネット銀行に至るまでたくさんの選択肢があります。JCB、VISAデビット双方とも僕が所有しているカード(上記の写真)で登録、利用が可能であることを確認済。
デビットカードの入手方法
デビットカードの利用は銀行口座とセットなので、カード発行元の銀行口座の開設と一緒に申し込むことになります。
新規で口座を開設する場合は、デビット機能付のキャッシュカードを選択すればOK。既に銀行口座を持っている場合はデビットカードのみ発行してもらうこともできます。
住信SBIネット銀行のVISAデビットは、デビットカードとしては唯一Suicaなど電子マネーのチャージにも0.6%のポイントが付くので新しくカードを発行するならこちらがイチオシです。
その他、おすすめデビットカードについては別記事↓でも比較、紹介しています。
関連:モバイルSuicaで利用できるおすすめのデビットカードを比較!
モバイルSuicaと支払い用カードの名義は同じでなくてはなりません。家族に作ってもらったカードでは登録できないので要注意。
iPhoneとデビットカードでモバイルSuicaを使う手順
- Suicaアプリをダウンロードした上で、
- アプリから記名式Suica、またはSuica定期券を新規発行し支払い用カードにデビットカードを登録
- アプリでSuicaのICカードをiPhoneに取り込み、デビットカードを登録
または
Walletアプリを使わない、というのが一番のポイントです。
Suicaアプリをダウンロード
クレジットカードなしでモバイルSuicaを利用するには、WalletアプリではなくSuicaのアプリからすべての操作を行います。
記名式Suica、またはSuica定期券を新規発行する場合
Suicaアプリを起動するとSuicaを新規発行、またはICカードを取り込む画面になるので、ここから記名式Suica、またはSuica定期券を発行します。
あとは規約に目を通した上で指示されたとおりに個人情報を入力し、支払い用クレジットカードの欄にデビットカードの番号を入力するだけでOK。
既存のSuicaカードを取り込む場合
アプリからSuicaの取り込みを選択して指示されたとおりに操作します。通勤時間帯など、モバイルSuicaのサーバーが混雑している時間だと取り込みに失敗することがあるので、エラーが出た場合はすこし時間を置いてから再チャレンジしましょう。
- 取り込めないICカードもあるので注意
- クレジットカードと一体となったSuica
- キャッシュカードと一体となったSuica
- 高校生以下の通学定期
など
無事SuicaカードをiPhoneに追加すると、今度はモバイルSuicaの登録画面になります。規約に目を通して会員登録を行います。おサイフケータイとは違い、iPhoneのモバイルSuicaは会費が無料です。
個人情報は登録する支払い用カードと照合が行われるため、間違いがないように正確に記入する必要があります。偽名や嘘の生年月日などを記入するのは絶対に駄目です。
登録ができたら、モバイルSuicaメニューから「登録クレジットカード情報変更」を選択して、デビットカードの番号を入力します。
Walletアプリに登録できないカードでも、Suicaアプリならば登録、利用が可能になります。あとは口座にお金を入金して、Suicaにチャージしたり定期を購入したりすればOK。
オートチャージ以外の機能はすべてデビットカードで問題なく利用できます。
デビットカードが登録できない?
- Walletアプリに登録しようとしていませんか?
- カードの名義とモバイルSuicaに登録した個人情報は一致していますか?
- デビットカードの引き落とし口座にお金が入金されていますか?
デビットカードは、支払い用口座にお金が入っていないと登録に失敗することがあります。何千円か入金してある状態で登録作業を行ったほうが確実です。
まとめ
AppleやJR東日本の発表が紛らわしいのですが、デビットカードだろうがVISAのクレジットカードだろうが、Apple Payに非対応でもモバイルSuicaに対応しているカードなら何でも使えるということですね。
実際に利用してみると、スマホで改札を通過できるのは非常に便利なのでクレジットカードがなくて諦めていた人はぜひお試しあれ。
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おすすめデビットカード申し込みの公式Link
- 住信SBIネット銀行