docomo withは2019年5月31日で新規の契約受付を終了しました!
ドコモが2017年の新しいプランとして「docomo with」を発表しました。うまく活用すればキャリアの回線を比較的安く利用できる面白いプランなので、詳しく紹介します。
docomo withの仕組み
指定機種を購入すれば、毎月1500円(税抜)が割り引かれる
docomo withは、指定の機種(
家族プランの子回線なども対象になります。
重要なポイントは
- 割引が永年続く
- simカードをsimフリーのiPhoneなどに差し替えて使っても割引が継続される
の2点。
以下、この2点について詳しく解説していきます。
従来の月々サポートとは?
docomo withの真価を理解するためには、まず従来の「月々サポート」について知っておく必要があります。
ドコモでは、現在新しい機種を購入すると「機種代相当の割引」を24ヶ月間受けられる仕組みになっています。ドコモではこの割引を「月々サポート」と呼んでいます。
例として、ドコモでiPhone Xs(64GB、税込み128952円)を新規契約する場合の料金を考えてみます。
2年間 | 2年目以降 | |
---|---|---|
基本料 | 1058 | 1058 |
ネット接続料 | 324 | 324 |
データプラン(1GB) | 3132 | 3132 |
機種代金(24分割) | 5373 | 0 |
月々サポート | ▲2457 | 0 |
合計 | 7430 | 4514 |
月々サポートの額は機種や契約する時期によって変わりますが、機種の24分割購入が終わるまでの2年間毎月料金から自動で割り引かれ、上記の例ではiPhone Xs 64GBが月々2916円で購入できることになります。
これが俗にいう「実質価格」というものです。2年経過して機種代を払い終えた後は、機種代の支払い終了とともに月々サポートも消滅し、料金は通信料のみの請求に切り替わります。
機種変をすれば、また新しく月々サポートが適用されます。
また、機種を一括で購入した場合でも月々サポートは24回に分けて割引が行われます。
勘違いしている人が多いですが、一括購入と分割購入は「先払いか後払いかの違い」であり、2年間の総支払額は全く同じになります。
docomo withでは割引が永久に続く
上記の通り、従来のプランでは割引が2年間で終了してしまいますが、docomo withは2年経過後も永続的に1500円(税抜)が割り引かれる、というのがポイント。
例として、対象機種であるArrows Be(税込 28512円)を新規契約したケースを考えてみます。
2年間 | 2年目以降 | |
---|---|---|
基本料 | 1058 | 1058 |
ネット接続料 | 324 | 324 |
データプラン(1GB) | 3132 | 3132 |
機種代金(24分割) | 1188 | |
docomo withの割引 | ▲1620 | ▲1620 |
合計 | 4082 | 2894 |
このように、docomo withでは機種代を払い終えた後も継続して通信料から割引が行われるので、2年以上使った場合に通信料そのものを下げることが出来る、というわけです。
最新機種にこだわりがなく、同じ機種を2年以上使い続ける人向けのプランということになります。
対象機種を使う必要はない
docomo withの一番重要なポイントがこれ。
このプランに興味はあるけど対象となる二機種は使いたくない、iPhoneやXperiaが使いたい、という人もいるでしょう。
結論からいうと、それも可能となっています。
このプランでは、対象機種を購入する、ということだけが条件なので、必ずしもArrowsやGalaxyを使う必要はないんです。
ガラケー時代より携帯電話の中には「simカード」という通信を行うのに必要なカードが入っており、このsimカードを自分の使いたいドコモやsimフリーのスマホに差し替えて利用してもdocomo withの1500円割引は継続されます。これは公式HPでも明言されています。
公式Link:docomo with – ドコモ
つまり、すでに機種代金を払い終えたドコモやsimフリーのiPhone、Xperiaなどを利用している場合、対象となるArrowsかGalaxyなどに機種変更(または新規契約)の手続きをした後simカードのみを差し替えれば、自分の好きな機種がdocomo withの割引料金で利用できる、というわけです。
購入したArrowsやGalaxyはそのまま未使用品としてヤフオクやメルカリで売り払えば、購入金額の何割かは回収できます。
docomoの端末は格安simでもそのまま利用できるため、中古で売った時の価格が著しく低くなる、ということもないでしょう。
ドコモからdocomo with対象外の機種を購入してしまうとその時点で割引は終了してしまうので、別の機種を使う場合は既に持っている端末代を払い終えたスマホ、またはAppleストアやオークションで入手した機種を使う必要があります。
機種代を払い終えた古いiPhoneをキャリアで使いたい人に最適なプラン
上記の通り、docomo withはあくまでも最新機種に興味がなく、同じ機種を2年以上使い続けたい、という人がターゲットです。
特に6s以降のiPhoneはau、ソフトバンクで購入したものでもsimロックさえ解除すればドコモの回線でそのまま使えるので、すでに24分割の機種代を払い終えている人はdocomo withを検討してみる価値があります。
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