デジタル写真を無制限で保存!クラウドサービスを比較!

増え続けるデジタル写真をどこに保管しておくのかは多くの人にとって悩みの種ですね。いくら大容量HDDが安くなってきたとはいえ、HDDの故障で全てが水の泡、なんて悲劇が起こり得る以上、クラウドドライブにアップロードしてバックアップをとっておくことが大切です。

写真保存に最適なクラウドサービスを厳選して紹介します。

スマホで撮った写真をクラウドに保存したい

Google Photos

GoogleフォトはGoogleの新しい写真保存サービスになります。

Googleフォトは、スマホでしか写真を撮らないユーザーがバックアップ用として使うのに最適のクラウドストレージです。iPhone 7のカメラが1200万画素なので、iPhoneユーザーは当面の間無制限で利用できます。フルHD画質の動画を無制限で保存できるというも大きな強みです。

Xperiaなど一部のandroid機のカメラは1600万画素を超えているため、そのままのサイズだと無制限では利用できません。

注意点は、1600万画素以内の写真でも圧縮処理されて保存されるということです。つまり1600万画素以内に収まる写真でも、無制限でオリジナルサイズのまま保存しておくことはできない、ということになります。

圧縮はあくまでも違いがわからない程度に抑えられていますが、オリジナルサイズのまま写真をクラウドに保存したいという場合は使えません。

JPG画像を無料で1TBまで保存

Flickr

Flickrは米Yahooが運営する写真保存サービスです。

Flickrは解像度の制限なく1TBまでJPG、PNG、GIFファイルを保存できます。動画に関してはGoogleフォトよりも制限が厳しいです。

有料化したと騒がれていますが、オートアップロード機能が使えなくなっただけなので現在でも無料のクラウドストレージとして利用できます。

SNS的な側面もあるので、写真の公開範囲の設定を最初にしっかり行っておく必要があります。メニューは全て英語ですが、登録方法から使い方まで日本語で解説してくれているサイトがあるのでその点は心配いりません。

Rawファイルを無制限でバックアップ

Amazon プライムフォト

プライムフォトは、Amazonが提供する写真保存サービスです。

プライムフォトではRawファイルを含めて無制限で写真を保存することができ、特に一眼レフユーザーが写真のバックアップをとるのに最適のクラウドストレージになります。

プライムフォトではPC上のフォルダを相互同期できます。重たいネットワーク上ではなくPCのローカル環境で名前の変更やフォルダ分け、整理整頓ができるので快適に使えます。

プライムフォトを利用できるのは、年額3900円のAmazonプライム会員(学生は年額1900円のAmazon Student)のみとなります。

Amazonプライム会員は、プライムフォト以外にも

など月額換算で300円ちょっと(studentは200円弱)とは思えないほど充実した会員サービスです。Amazonは送料無料の条件がどんどん厳しくなっているので、頻繁にAmazonを利用している人であれば会員になっておいたほうがお得です。

Amazonプライムは30日間、Amazon Studentは半年間の無料体験が可能なので、プライムフォトの使用を検討している人は無料期間中に使い勝手を確かめてみるといいでしょう。

Amazon Drive unlimitedストレージ

Amazonは全てのファイルを無制限で保存できる「unlimitedストレージ」というプランも提供しています。こちらは年額13800円となりますが、写真以外でもあらゆるファイルのバックアップをとることができ、かつ他のクラウドサービスよりも割安なので、大量の動画などを保存したい場合は検討する価値があるでしょう。

まとめ

一般のユーザであれば、写真はFlickr、動画はGoogle Photosでバックアップをとる、というのが無料でできる最善策です。一眼レフユーザーであれば、有料ではあるもののAmazonプライムフォトがベスト。

写真は個人情報の塊であり、流出してしまうと自分だけでなく周りの人間にも迷惑がかかるので、クラウドに保存する際にはパスワード管理などをしっかりとしておく必要があります。

またクラウドドライブによっては、ポルノの保存などについてかなり厳しい対応をとっているところもあるため注意が必要です。自分でアップロードしたいかがわしい画像については自業自得ですが、子連れで海に行った時の写真などもプログラムによって自動的にポルノ扱いにされてしまう可能性が0ではないのが怖いところ。

現段階ではあくまでもHDDの様な物理メディアにファイルを保存し、バックアップとしてクラウドを利用するというのが確実な写真管理方法となるでしょう。