都内からも近いお手軽百名山、大菩薩嶺〜大菩薩峠を上日川峠から歩いてみました。晴れていれば富士山まで見える絶景スポットなんですが、あいにく雲に阻まれ大満足の散策とはなりませんでした…
上日川峠へのアクセス
上日川峠は中央道勝沼ICから40分〜1時間程度のところにあります。車でかなりの高さまで登ってしまえるので上級者にはつまらないでしょうが、初心者は気軽な気持ちで遊びに行けます。ナビで探すならロッヂ長兵衛で検索してみると良いと思います。
駐車場はかなり広いですが、それでも都内から近いこともあり、9時には満車に近い状態でした。混雑時期には案内役のおじさんがいるのですが、このおじさんが中々クセのある人で、おじさんが納得するような駐車をしないと何度もやり直しさせられます。
中央線 甲斐大和駅から上日川峠行きのバスが出ています。大菩薩峠からは色々なところへ抜けていくことができるので、できれば自家用車で来ないほうが楽しめると思います。ちなみに中央線の静岡、山梨以西の区間はSUICA、PASMOが使えないため東京、神奈川方面からくる人は注意が必要です。
公式Link：バス時刻表 – 栄和交通
上日川峠から雷岩、大菩薩嶺へ歩く
いよいよ歩き始めます。10月下旬ということで、すでに葉っぱも落ちてしまっていました。
わずかなアップダウンが続きますが、20分ほどで最初の山小屋に到着します。
ここで分岐があります。ぐるっと一周してくることになるのでどちらに行っても構いませんが、個人的には最初に雷岩、大菩薩嶺方面へ行ったほうが良いと思います。
少しずつ周りの景色が見え始めます。
すぐに登りが険しくなり、振り返れば絶景が広がっているはずだったんですが…
雲がかかっており最高とはいえないコンディションでした。この周辺の足場は石がゴロゴロしているので、誤って下に蹴り落とさないように注意が必要です。
上日川峠から1時間ほどで雷岩に到着。雷岩から大菩薩嶺までは5分ほどです。
大菩薩嶺の標識は写真撮影で行列ができていたので遠目からの撮影だけで済ませました。いずれ、もっと下から登ってきた時までおあずけということで。
雷岩から大菩薩峠へ
大菩薩峠は、雷岩から見て大菩薩嶺とは反対側なのでもう一度雷岩へ戻ります。少し休憩をしてメインの大菩薩峠を目指します。曇っていても十分良い景色なのですが、やっぱり快晴の日に来たかったですね。人も多いですが、道は歩きやすいです。
30分ほどで賽の河原に到着。賽の河原とは三途の川の河原を意味するらしく、石積みが多数見られます。
賽の河原から大菩薩峠まではすぐです。周辺はたくさんの人で賑わっていました。
ここから上日川峠へ向かいます。自家用車でなければ、小菅村方面へ降りていくのもいいと思います。こちらの道は全体的に緩やかで歩きやすいです。
あっさり上日川峠に到着します。大菩薩峠から石丸峠まで歩いても上日川峠まで戻ってくることができるので、どうせならそちらまで行ってくればよかったと少し後悔。トータルで3時間程度とお気楽な散策でした。
やまと天目山温泉
歩いた後は温泉へ。上日川峠から勝沼ICまで下って行く途中にあります。甲州市外から来た人は3時間まで510円です。アルカリ性の温泉で、少し温めの温度設定でした。露天風呂にはもみじと水鏡があり、意外に凝ったつくりになっています。
この辺りの標高がちょうど紅葉のピークだったので、テラスはとても良い雰囲気でした。
公式Link：やまと天目山温泉 – ぐるり甲州市
道の駅 甲斐大和
甲州街道沿いにある道の駅で土産を物色し昼食を頂きます。今回は甲州カツ丼にしてみました。600円と揚げたてのカツにしてはお買い得。ソースカツ丼とは違い、とんかつ定食のお皿にのっているおかずをそのままご飯にのっけたのが甲州カツ丼、ということらしいです。美味しかったですが、ポテサラはなくても良かったかな…
雑記
上日川峠から大菩薩峠はお気軽に歩ける見晴らしのいいスポットとしておすすめですが、都内からも近く混雑は避けられません。週末は八王子ジャンクション付近が早い時間から渋滞しているため、早めの出発を心がけたいところです。