高松の展望温泉つきホテル!喜代美山荘 花樹海に泊まった!

喜代美山荘 花樹海の外観

香川県高松市を代表する温泉宿である「喜代美山荘 花樹海」に泊まってきました。峰山という低い山の斜面に建てられており、部屋や温泉から瀬戸内海、高松市内を見下ろすことが出来る見晴の良さがウリです。

じゃらんでもハイクラスに分類される和風のホテルですが、プランによっては比較的安く泊まることもでき、温泉だけ日帰りで利用することも可能です。

喜代美山荘 花樹海(きよみさんそう はなじゅかい)のアクセス

花樹海へ続く斜面

花樹海は高松駅から西へ車で10分ほど走ったところにあります。山の上にあるので、ものすごい急斜面を登ることになります。最寄り駅はなく歩いていくことはほぼ不可能なので、車がない場合は送迎バスかタクシーを利用する必要があります。

ホテル入口前にある駐車場はあまり広くありませんが、入りきらない場合でもロータリーの端に停めさせてもらえるので心配ありません。

花樹海の駐車場

電気自動車の充電設備もあります。利用するにはチャージスルゾウが使えるNCSカードを持っている必要があります。

電気自動車の充電設備

花樹海のロビー

花樹海のロビー

ホテルに足を踏み入れてフロントで名前を伝えると、ソファーで待つように言われます。その間にウェルカムドリンクとして抹茶と香川名物和三盆がでてきます。

抹茶と和三盆

しばらくすると担当の仲居さんが来て部屋まで案内してくれます。重い荷物は台車に乗せて運んでもらえます。

フロントのある階には、宿泊客以外でも利用できる景色のいい喫茶店もあります。

花樹海の喫茶店

花樹海は山の斜面沿いにあるので、フロントや駐車場のあるフロアが8階にあり少し特殊な構造になっています。

花樹海の一般客室

花樹海の和室

花樹海には温泉付き個室スイートなどの高級部屋もありますが、今回は一般の和室に宿泊。一般客室とはいえ、さすがにそこらのビジネスホテルとは格が違います。とても広く清潔感のある和室で、窓の外には穏やかな瀬戸内海の景色が広がります。

もちろん独立した洗面台とお風呂もあります。温水便座や加湿器といった快適装備も完備。

洗面台

お風呂

また入口近くにはクローゼット付きの小さな部屋があり、こちらに荷物をまとめておけばメインの部屋をさらに広く使うことが出来ます。

荷物を置く部屋

細かいところでは、アメニティの歯ブラシが人数分色分けされていて、誰が使ったものかすぐ区別が付くようになっています。こういうちょっとした配慮は素敵ですね。

色分けされたアメニティの歯ブラシ

部屋に繋がる廊下も綺麗です。このホテルではなぜか至る所にみつをの格言が飾ってあります。

花樹海の廊下

みつをの格言

花樹海から眺める景色

花樹海から眺める瀬戸内海の景色

この宿が一番推しているのが、山の上から眺める瀬戸内海の景色、そして高松市内の夜景です。洋室など一部の部屋を除けば、一般客室からでも素晴らしい景色が拝めます。

夜は部屋の明かりを消すとより綺麗な夜景が拝めます。

高松市内の夜景

温泉

花樹海の温泉

花樹海の10階(屋上)では峰山から湧いた温泉に入ることが出来ます。ガラス張りになっており、季節によっては夕暮れや日の出も満喫できます。初日の出を優雅に眺めるプランもありますが、かなりお高いそうです。

温泉へ続く廊下

サウナもありますが水風呂はなく、かけ水だけが置いてあります。また露天風呂もありませんが、夏は天井が開くようになっているそうです。温泉のある10階へは9階から歩いて階段を昇る必要がありますが、階段沿いにはリフトもついているため、足に不安のあるお年寄りでも大丈夫です。

コインの要らない鍵付きロッカーもあり、またハンドタオルは使い放題。日帰り入浴は11時〜15時のみ利用可能で料金は1000円(タオル付き)、食事付きのプランもあります。年中無休。

日帰り温泉であれば、高松市内には仏生山温泉という名湯があるので、そちらもおすすめです。

お食事

花樹海 夕食のお品書き

温泉に入ったらいざ夕食へ。今回かなり早めに予約をとっておいたためか、個室を用意してもらえたので超快適でした。ちなみに完全予約制ですが、食事のみの利用も可能です。

花樹海の個室

以下、食事の一部をご紹介します。

夕食

オリーブハマチ、オリーブ牛を頂けるディナー

オリーブハマチのしゃぶしゃぶ

まずはオリーブハマチのしゃぶしゃぶ。香川はハマチ養殖発祥の地であり、とにかくハマチが美味しいんです。

サワラの刺身

こちらは2日目の夜のお造り。珍しいサワラの刺し身がありました。鰆は文字通り春が旬の魚ですが、年末の時期も裏旬と呼ばれていて通な人に人気があるそうです。

サワラの押しぬき寿司

鰆の押し抜き寿司という讃岐名物も頂けます。

オリーブ牛の陶板焼

そして香川といえばもう一つ、小豆島のオリーブ牛です。こちらは陶板焼きになります。

オリーブ牛を焼く

タレ、ニンニクにつけていただく

にんにくやタレにつけて頂きます。

オリーブ牛 みすじのすてーき

こちらは2日目のメニューであるオリーブ牛ミスジのステーキ。文句のつけようのない美味しさです。連泊すると、食事の内容をサービスで豪華にしてくれるようです。

讃岐のざるうどん

〆はもちろんうどん。うどん専門店でないのにこんなにコシのある麺が用意できるところが香川がうどん県たる所以ですね。個人的には暖かい釜揚げで食べるほうが好きなのですが…。

食後のフルーツ

食後のフルーツも美味しかったです。

和食メインの朝食

朝の和定食

久しぶりにバイキングでない朝食も頂きました。2日とも渋い和定食でした。2日目は朝から鯛しゃぶも付いており贅沢三昧。

鯛のしゃぶしゃぶ

花樹海の食事は朝、夜ともに量が多めです。食事に関してはかなり融通を利かせてくれるみたいなので、リクエストがある場合は食べたいもの、食べられないものなどを予約と同時に色々と伝えておきましょう。

花樹海のWIFI

花樹海のwifi

花樹海ではもちろんフリーのWIFIが利用できます。ドコモ、au、softbankのキャリアWIFIに加え、ホテル独自のWIFIがあるので安心です。

花樹海のイマイチだった所

唯一不満だったのはエレベーターです。花樹海の宿泊者用エレベーターは1つしかなく、しかもあまり広くありません。よって食事時などは若干待たされることが多かった気がします。慶事、法事、宴会などを行うお客さん向けのエレベーターは別にありますが、こちらは客室や温泉に行くことが出来ないので宿泊者は使えません。

あと食事が食堂から少し離れた個室だったので飲み物が運ばれてくるのが少し遅かった気もしますが、個室の快適さを考えればまあ仕方ないかなあという感じです。

雑記

喜代美山荘 花樹海は、ハイクラスといえど季節によっては安く泊まるプランもある利用しやすい温泉宿です。食事も美味しいですし、部屋、温泉からはいい景色が眺められる満足感の高い施設です。デートから家族旅行まで幅広く活用できますよ。

最近は外国人観光客の増加によってただのビジネスホテルですら1万円前後の値段がついていることもあるので、相対的にこういったちょっと高めの宿のお得感が増している気がしますね。

喜代美山荘 花樹海 の予約

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