白馬を歩く!長野 栂池高原自然園を観光してきた!

栂池高原の看板

先日、長野県は小谷村(おたりむら)にある栂池高原(つがいけこうげん)の自然園を歩いてきました。あいにくの天気で一番のウリである白馬山麓の展望は楽しめなかったのですが、簡単なトレッキングにはぴったりな環境だったのでご紹介。標高が高く蛇やヒルなどに遭遇することもないため、虫や生き物が苦手な人でも大丈夫です。

白馬というと冬のイメージが強いですが、その他のシーズンも色々遊べます。

栂池高原自然園のアクセス

長野自動車道 安曇野ICで降りて、下道を1時間ほど走ります。都内からだと4時間ほどでしょうか。頑張れば日帰りができるくらいの距離ですね。

栂池高原駅に車を置いてスタート

栂池高原駅

駐車場は1日500円です。混雑を避ける意味でも、朝イチで到着したいところです。ゴンドラの運行時間は季節や曜日によって異なるので公式HPで要確認です。

チケットは往復券+自然園の入園券で大人一人3600円、有効期限は3日です。

栂池高原パノラマウェイ チケット売り場

チケットを購入したらゴンドラに乗り込みます。スタッフの人が誘導してくれるので安心です。定員は6名。

ゴンドラ イヴ

終点の栂の森駅まで20分かかります。高所恐怖症だったり、ジェットコースターが苦手だったりすると少し怖いかもしれません。

晴れていれば素晴らしい景色が広がっているはずだったんですが…

ゴンドラから見た栂池スキー場

栂の森駅でロープウェイに乗り換えます。こちらは71人乗りです。運行間隔は20分ですが、人が多い時間帯は臨時便として10分間隔で運行してくれます。5分ほどで自然園駅に到着します。

栂池ロープウェイ

ビジターセンターで受付をしてスタート

栂池高原自然園 ビジターセンターの外観

自然園駅から少し歩くと山荘とビジターセンターがあり、ここで受付をして自然園に入ります。ゴンドラのチケットは帰りにも必要になるのでなくさないように注意が必要です。ビジターセンターの横には登山口があり、本格派はこちらから登っていきます。7月でも雪が残っており、生半可な装備ではとてもじゃないですが無理です。

登山口

自然園に入るとすぐに、残雪と水芭蕉に覆われた湿地が広がります。なんでも本州で一番遅く水芭蕉が開花するのがこの栂池高原の湿原だそうです。

栂池の湿地

しっかりと管理された木道の上を歩いていきます。

栂池の木道

栂池高原の木道

ところどころにベンチがあるため休憩もしやすいですし、木道も殆どの区間ではすれ違えるほどの広さがあるため、とても歩きやすいですよ。

雪で道が埋まっている区間もありますが、コースを外れないようにピンクの旗が立ててあるので安心です。

雪で埋もれた木道

途中少しだけ日が差して稜線が見えることもあったんですが…

白馬の山々の稜線

自然園駅の辺りですでに標高1800mほどですが、さらに少しだけ登っていきます。

階段

自然園の端である展望湿原に到着します。

展望湿原の標識

残念ながら何も見えませんでした…つくづく天候だけは悔やまれますね。

展望湿原からの眺め

標高2000mでもドコモのLTEは使えました。

ドコモのlte受信

展望湿原から、別ルートで下って行きビジターセンターへ戻ります。自然園をグルッと1周して大体2時間半程度です。

高山植物を楽しむ

この自然園のウリとして、多様な高山植物を鑑賞できることが挙げられます。ロープウェイの駅で花のガイドも売っています。
「月曜から夜ふかし」で年を重ねると花を愛でるようになるという話がありましたが、この自然園では確かに熱心に写真をとるお年寄りがたくさんおられました。

高山植物の写真を撮影するお年寄り

シラネアオイ

シラネアオイの花

シラネアオイのつぼみ

シラネアオイのつぼみです。好きな人はこの紫色がたまらんらしいです。僕にはまだ早いかな…

リュウキンカ

リュウキンカの黄色い花

ニッコウキスゲ

ニッコウキスゲの花

サンカヨウ

サンカヨウの透き通る花びら

水に濡れると花びらが透けて見えるんですね。

水芭蕉

水芭蕉

花も少し勉強しなければいけませんね。あと写真のとり方も…

入り口の栂池山荘でランチ

栂池山荘の外観

朝イチで歩き始めると11時〜12時頃にビジターセンターに戻ってくることができるので、ちょうど昼食の時間になります。
自然園入り口付近には栂池山荘と栂池ヒュッテがありますが、今回は前者の方に行ってみました。

栂池山荘の食堂

とても綺麗な店内です。団体の予約も入っていました。

信州豚のソースカツ丼

信州豚のソースカツ丼、900円。最近のカツ丼は卵とじが多いのでソースカツ丼は久しぶりでした。カツも揚げたてでおいしかったです。

温泉 みみずくの湯

昼食後はゴンドラで下山して温泉へ。高原駅の駐車場にも栂の湯という温泉が併設されているんですが、今回は白馬駅近くにあるみみずくの湯へ行ってきました。

みみずくの湯の外観

受付部分は少々古臭くて心配だったのですが、温泉内は改装されていてとても綺麗でした。入浴料は600円。露天風呂では、長野オリンピックでも使われた八方のスキー場を眺めながらくつろぐことができます。
外国人観光客も多いのか、英語の注意書きもでかでかと書いてありましたね。

待合室はせまく、軽食コーナーは外の駐車場内にあります。

みみずくの湯の軽食

まとめ

栂池高原は観光地としてしっかり整備されている分、歩きやすいですが人も多いです。天候に左右されるのも少し気になります。ただロープウェイで一気に2000m近くまで登ってしまえるので、登山はちょっと…という人でも軽い気持ちで観光できます。小さいお子さん連れも多かったですね。

ゴンドラのチケットは3日間有効なので、上記の栂池山荘や栂池ヒュッテに宿泊する計画もいいと思いますが、週末の予約は中々とれないのが現状です。