【格安sim】iPhone7でmineoを使ってみる!低速モードの安定感は抜群!

mineoマニュアルとiPhone 7 plus

simフリーのiPhone 7 Plusを購入したので、これを気にCMでもおなじみの格安sim「mineo」に乗り換えました。

mineoのプランや料金、数ある格安simの中からmineoを選んだ理由などを紹介します。


mineoの速度は?

まず日常の使い勝手に関わるmineoの通信速度について。mineoにはドコモ回線で使えるDプランとau回線のAプランがありますが、僕が利用しているのはドコモの方になります。

通常モードは普通の格安sim

mineoの通常モードは、混雑時以外は爆速、混雑時は速度が落ち込む、という典型的な格安simになります。

回線が空いている時間は30Mbpsオーバーのときもあります。

mineoの通常時の速度

一方、お昼時は1Mbpsを切ってしまう場面も。

mineoの混雑時の速度

とはいえ動画の再生以外であれば0.5Mbps程度でもさほどストレスなく閲覧できるため、個人的にはあまり問題を感じていません。

mineoの低速モードは安定感抜群

mineoのウリは、速度が制限される代わりに通信量がカウントされなくなる低速モード(節約モード)です。最近の格安simはこの低速モードが搭載されていることが多いですが、mineoの低速モードは完全無制限で使える上に速度も安定しているという強みがあります。

mineoの低速モード

どの時間帯でも0.15〜0.2Mbpsはでています。

速度が0.1Mbpsもあれば、Google Play MusicSpotify、Radikoなどの音楽ストリーミングを途切れずに再生できます。こういった音楽ストリーミングサービスを通信量を気にせずに利用できるというのがmineoの一番の強みであり、僕がmineoを選んだ一番の理由です。

またmineoの低速モードは、読み込みの瞬間のみ制限速度以上の速さがでるバーストモードが搭載されており、LineやTwitterはもちろんのこと、軽さを意識しているWebサイトでもストレスなく閲覧可能です。

動画や、画像の圧縮などを意識していない企業サイトなどは流石にきついですが、mineoでは専用アプリから簡単に低速モードの解除が可能なので、必要なときのみ低速を解除するのも楽々。

mineoの会員専用アプリ

ちなみに低速モードがいらないのであれば、mineoよりもLINEモバイルの方がいいと思います。LINEモバイルは混雑時でも体感ではキャリアと変わらない使い方ができ、非常に通信速度が安定しています。LINEモバイルの詳細レビューはこちら↓。

mineoの料金

mineoは珍しくデビットカードによる支払いに対応しているので、クレジットカードがなくても利用できます。以下の料金はすべて税抜き。

ドコモ回線のDプラン

シングル(SMS付)デュアル(音声通話有)
1GB800円1500円
3GB900円1600円
6GB1580円2280円
10GB2520円3220円
20GB3980円4680円
30GB5900円6600円

au回線のAプラン

シングル(SMS付)デュアル(音声通話有)
1GB800円1410円
3GB900円1510円
6GB1580円2190円
10GB2520円3130円
20GB3980円4590円
30GB5900円6510円

au回線のほうがほんの少しドコモより安いです。

2015年以降にauで購入したauVOLTE対応端末をmineoで利用する場合、事前に機種のsimロック解除手続きが必要になります。

auは購入から180日経過した端末であればいつでもsimロック解除に応じてくれる(auを契約していない人が中古で購入したau端末でもsimロック解除ができる)ので、契約からの日数さえ注意しておけばさほど問題はありません。

初期費用などの料金

初期費用3000円
解約料いつでも無料※
通話料20円/30秒

音声通話プランも解約料が一切かからないというのがmineoの大きな特徴。契約時に必要な身分証明書もスマホで写真を撮ってアップロードするだけでいいので、余計な書面のやり取りも一切なく楽ちん。

mineoへMNP転入する場合は、現在使っているキャリアからMNP予約番号を予め発行しておく必要があります。

検討するべきオプション

mineoにはたくさんの有料オプションがありますが、契約を検討する価値のあるものだけご紹介。

通話定額

mineoの通話定額オプションは、毎月30分間の通話料が定額になるプラン(840円)、毎月60分間の通話料が定額になるプラン(1680円)、5分以内の国内通話がかけ放題になるプラン(850円)の3種類あります。

端末保証

端末安心保証サービスに加入していると、スマホの修理代は完全無料、修理できない場合は5000円で新品と交換(2回目は8000円)してもらえます。

mineoから購入した端末の場合は月額370円、simカードだけ契約して手持ちの端末を利用している場合は月額500円になります。

一部保証対象外の機種もありますが、海外からよほどマニアックな機種を輸入している人以外はさほど心配はいりません。

ただしスマホの修理はiPhoneですら最大3万円程度なので、わざわざ保証プランに加入してもお得感はないです。学生など、いきなり修理費用数万円が請求されたときに払えないような人のみが加入を検討するべきだと思います。

mineoの強み

説明書が詳しい

mineoのマニュアル

mineoには詳しい説明書が付属しているので、格安simが初めての人でも安心して利用できます。またiPhoneの場合、mineoアプリからプロファイルのダウンロードが可能なので初期設定が超簡単です。

繰り越し、データシェアなどの便利機能

余った通信量を翌月に繰り越し、複数回線でのデータシェア、mineoユーザーにパケットをプレゼント、といった便利機能がすべて無料で使えます。

もちろんテザリングなども対応機器※であればオプション料金なしで使い放題です。

mineoはキャリアメールがつかえる

mineoでは、「×××@mineo.jp」というメールアドレスを発行でき、これをキャリアメールの代わりとして使うことができます。まあできればGmailなどキャリアに関わらず利用できるアドレスを利用したほうがいいと思いますが…

mineo内での柔軟な契約変更が可能

mineoでは、シングル(通話なし)⇔デュアルプラン(通話付)の変更はもちろんのこと、シングルからデュアルへMNP、au⇔docomo回線の変更など、契約した後でも柔軟にプランの移動が可能です。

各手続きの手数料はそれぞれ2000円。通信量のアップグレードだけなら無料です。

mineoはフリータンクで通信量をわけあえる

mineoにはフリータンクという独自のシステムがあります。これはmineoユーザー全員で余った通信量をシェアする、という面白い仕組みです。

余った通信量をいつでもフリータンクに寄付したり、毎月21日〜月末の間に最大1GBまで通信量を引き出すことが出来ます。このフリータンクから引き出した通信量は翌月末まで有効になります。

もちろんフリータンクにユーザーから寄付された通信量が余っていなければ使えませんが、万一月末に通信制限がかかりそうな場合でもフリータンクの通信量をわけてもらうことで乗り切ることが可能になります。

大前提として格安simに移行するユーザーは通信量を余らせている人が多く、むしろ通信量を無駄に多く余らせることに喜びを感じる人が多いという心理をうまく利用したシステムになっています。

あくまでも余ったときは寄付、足りない時に分けてもらう、という助け合いの精神を忘れずに利用する必要があります。

マイネ王のフォーラムが活発

mineoには「マイネ王」という補助サービスサイトが用意されており、mineoに関しての疑問点などを質問することが出来ます。上記のフリータンクもこのマイネ王のサービスの1つになります。

格安simはキャリアに比べてサポートが貧弱なことが多く初心者の人には難しい面もありますが、mineoではこのフォーラムのおかげでスマホに疎い人でも疑問を解決しやすい環境が整っています。

実店舗での契約、相談も可能に

2017年2月1日にmineoの実店舗が渋谷センター街に誕生。秋葉原、神戸店も2月14日にオープン。

渋谷店はmineoの契約や相談はもちろんのこと、カフェやmineoユーザー専用の無料ラウンジなどが用意されています。

iPhoneでmineoを使う

iphone7 plusジェットブラック

もちろんmineoをiPhoneで使うことも可能です。ドコモ、auのiPhoneを持っていればそのままMNPができますし、6s以降のモデルであればsimロックの解除申請(購入から半年後からロック解除ができます)をすることでソフトバンクのiPhoneでmineoを使うことも出来ます。

au回線のAプランの場合、iPhoneではテザリングが利用できないため、mineoをiPhoneで使うのであればドコモ回線のDプランがおすすめです。

iPhone 8でmineoを使ってもキャリアより2000円ほど安い

最新のiPhone 8(64GB)、または値下げされたiPhone 7(32GB)をApple Storeで購入してmineoで利用する場合の料金を考えてみます。

mineo+iPhone7mineo+iPhone8docomo+iPhone8
基本料金1728円(3GB)1728円(3GB)5940円(2GB)
iPhone(24分割)2781円3546円3699円
機種代の割引00▼2376円
合計4509円5274円7163円

mineo+simフリーの場合は機種代割引がありませんが、それでもキャリアと比べると毎月2000円ほど安くなります。カケホとキャリアメールがいらない人であれば、2年で1人あたり50000円近く節約できる計算になりますね。

特にiPhone 8発売にあたりiPhone 7の32GBが比較的リーズナブルな価格で購入できるようになったので、最新機種にこだわらないのであればiPhone 7の32GB+mineoはおすすめです。

mineoのエントリーコードとは?

mineoのエントリーコードはAmazonで購入するか、あるいは公式の通販サイトからメールで発行してもらうことで入手できます。

ネットから申し込むときにエントリーコードを入力すると初期費用が2000円ほど安くなります。ただしmineoに限らず携帯電話の契約には審査があり、万が一審査に落ちてしまうと、エントリーコード代金が無駄になる点は注意が必要です。

Amazonは2000円以下の注文だと送料もかかる上、契約までの日数が伸びてしまうのであえてエントリーコードを使わないという選択肢もあります。

まとめ

mineoはかなり早くから格安simサービスに参入した老舗でありながら、現在も新しいオプションなどを次々と打ち出して発展し続けているところが高評価。

解約料が無料で簡単に利用停止ができるのにも関わらず契約者数は50万人を突破しており、顧客満足度の高い信頼のおけるサービスであることは疑いの余地がありません。

実際に僕もメイン回線として利用していますが、大きな不満もなく利用できています。昼休みなどの混雑時に動画を見ることが多い、という人以外であれば概ね満足できるはず。すでにdocomo、またはauの機種を持っていれば機種代金もかからないので、ぜひ利用を検討してみてください。