富士山とツツジの絶景!神ノ川から西丹沢 檜洞丸を歩く!

檜洞丸から見た富士山

西丹沢で人気の山、檜洞丸(ひのきぼらまる)に登ってきました。今回は神ノ川(かんのがわ)ヒュッテを起点とするルートで行ったのですが、途中からはずっと富士山を眺めながら歩くことができ、非常に満足度の高いコースでした。

急なアップダウンや鎖場が連続する意外とハードな道なので、登山初心者が挑戦するのにぴったりの山です。

神ノ川ヒュッテのアクセス

神ノ川ヒュッテ

檜洞丸のメインの登山ルートは、小田急線 新松田駅からバスで西丹沢自然教室へ行き、ツツジ新道と呼ばれる道を登るコースになります。

今回は自家用車で行きたかったので、神ノ川ヒュッテというキャンプ場に車を停めて檜洞丸へ登りました。神ノ川ヒュッテは、圏央道 相模原ICを降りて国道413号線を山中湖方面に走り、青根小学校がある付近で県道76号線に入ります。ICからヒュッテまでは信号も少なく、空いていれば大体30〜40分程度になります。

駐車場代は300円になります。お金を払いたくない人はヒュッテの手前の道沿いに停めていたりもしますが、そこらへんは自己責任でどうぞ。

今回歩いたコース

檜洞丸 周辺マップ

神ノ川ヒュッテ→犬越路→熊笹ノ峰→檜洞丸→熊笹ノ峰→神ノ川ヒュッテ

登りは2時間半程度ですが、鎖場や細かい登り返しが多く中々ハードでした。帰りは熊笹ノ峰からヤタ尾根と呼ばれるブナ林が美しい道を通ってヒュッテへ戻りました。こちらは一直線に下っていけるので1時間半ほどでヒュッテへ戻れます。

シーズン前の檜洞丸に登る

神ノ川ヒュッテ〜犬越路

ヒュッテに車を置いて管理人のおじさんに駐車場代を払い歩き始めます。沢沿いに林道が続きます。

ヒュッテ付近の林道

神ノ川

マイナールートなので人はほとんどいませんが、東海自然歩道として整備されているのであちこちに標識があり、迷うことはありません。

東海自然歩道の標識

ガれた道を延々と登ります。ずっと登りなので、ちらほら設置された標識の距離が一向に減らず、出鼻をくじかれます。

ゴツゴツした登山道

1時間ほどで最初のポイントである犬越路に到着。ここからがメインルートとなるので、ちらほら登山客とすれ違うようになります。

犬越路からみた景色

犬越路〜檜洞丸

犬越路を過ぎるとしばらく平坦な道が続き歩きやすくなります。

平坦な尾根道

見晴らしもよく、ほんの短い時間ですが優雅に歩くことができます。

丹沢の山々

ハクサンコザクラも咲いていました。

ハクサンコザクラ

平らな道で落ち着いていたのもつかの間、すぐに鎖場が現れます。

鎖場

ツツジの時期は非常に混み合う山らしいのですが、こんな道が続くのだから登山渋滞が起こるのも納得です。

傾斜のきつい岩場

落ちたら死ぬだろうな、と感じるような場所もたくさんあります。この日は風が強かったので結構怖かったです。

崩れた足場

しかしそんな恐怖感や疲労を吹き飛ばしてくれるのが、富士山の景色。この日は快晴ではなかったので写真ではうまく伝わらないかもしれませんが、この道から眺める富士山は絶景です。

檜洞丸から眺める富士山

山頂までずっと右手側に富士山が望めます。山の上から綺麗な富士山の写真を撮りたい人は絶対に訪れておくべき撮影スポットだと思います。

檜洞丸から見た富士山

熊笹ノ峰に到着。帰りはこの分岐から下ります。ブナ林が広がるとても良い道です。

熊笹ノ峰

木道が現れたら檜洞丸はすぐそこです。

山頂付近の木道

振り返って見える景色も壮観。稜線の景色を楽しむなら冬晴れの日の方が良さそうです。

丹沢の稜線

ようやく檜洞丸 山頂に到着。丹沢最高峰の蛭ヶ岳の姿も見えます。スタートから2時間半ほどですが、時間以上に疲労感がありました。

檜洞丸 山頂

檜洞丸 山頂

青ヶ岳山荘で食事を頂く

青ヶ岳山荘 外観

山頂からほんの少し進んだところに青ヶ岳山荘という綺麗な山小屋があります。小腹が空いたのでカップラーメン(500円!)を頂きました。歩荷の方が運んできているので食べ物、飲み物ともに料金は高めです。

青ヶ岳山荘の内部

また食べ物代の他に休憩料として300円かかります。自炊休憩の場合、休憩料は800円。外のテーブルを利用する場合でもお金がかかるので注意が必要です。

宿泊も可能で素泊まり6000円、二食付き8000円だそうです。丹沢周辺はテント泊が全面的に禁止されているため、丹沢周辺を歩きつくしたい人は山小屋での宿泊を検討してみてはどうでしょう?

上記の公式HPでは山頂付近のツツジの開花状況もチェックできます。

ヤタ尾根から神ノ川ヒュッテへ下る

帰りは熊笹ノ峰まで戻り、そこからヤタ尾根と呼ばれる道へ入ります。

木道

上の方は立派なブナ林が広がっており、とても良い雰囲気です。

丹沢のブナ林

丹沢のブナの新緑

途中からは植林の杉林になります。退屈なので一気に下ります。

杉林

どんどん下って行くと林道を跨ぎます。ここまで来たらヒュッテまではすぐそこです。

林道をまたぐ登山道

行きと同じようなガれた道を下ると無事ヒュッテ近くの林道にでます。少し写真がぶれてしまいました…

がれた道

ヒュッテ付近の林道

まとめ

檜洞丸のツツジのシーズンは5月中旬からなので、この日はまだ早く人もまばらでした。今回紹介したように檜洞丸から犬越路方面は富士山の景色が非常に美しいので、ツツジ新道側から登る人もぜひ歩いてみるといいでしょう。

今回起点にした神ノ川ヒュッテも中々いい雰囲気のところなので、もし遠方から丹沢散策へ訪れる人がいれば、ここにテントを張って丹沢歩きの拠点とするのもオススメです。